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東北センターとは

東北センター外観写真東北センターは、国立研究開発法人産業技術総合研究所(略称:産総研)が東北地域に設置している地域センターです。産総研の他の地域センターと同様に、世界レベルの研究を行う拠点であり、地域との連携を促進する拠点でもあります。

研究拠点として、素材・化学産業の競争力強化と地球環境問題という社会課題の解決に貢献するため、再生可能資源を利用し産業をつなぐ物質循環・資源化技術の開発や低環境負荷化学プロセス技術の開発を強力に推し進めています。

また、連携拠点として、東北センターで得られた研究成果を含むオール産総研の資源循環技術を産業界に移転するとともに、地元東北地域においてはハブとして環境配慮型イノベーションを先導します。

所長挨拶

東北センター所長蛯名武雄の顔写真

産業技術総合研究所 東北センター
所長 蛯名 武雄

国立研究開発法人産業技術総合研究所(産総研)東北センターは、宮城県仙台市に立地しています。産総研は鉱工業に関わる広範囲の研究開発を行う国内最大規模の研究所であり、東北センターは全国に11箇所ある産総研の研究拠点の一つです。

東北センターの陣容ですが、研究職員は68名で、連携、事務、管理などの職員42名、連携先の大学・企業などの来所者約40名を含め約150名が研究活動に取り組んでいます。主に東北地域の企業に対して、研究・技術移転・連携などの各種支援を行っています。

私たちは2020年度に新しく「資源循環技術」という看板研究テーマを掲げました。これは各種資源の循環において、産出、生産、物流、販売、利用という流れだけでなく、リデュース、リユース、リサイクルなど3Rの生産性を向上させることが社会の持続可能性を高めると考えたためです。

東北センターは、全国の産総研の研究拠点のポータルとして、また、東北経済産業局、地方自治体、公設試、大学等各機関と共に環境配慮型のオープンイノベーションを推進することで、企業の皆様や地域の課題を解決し、東北の産業競争力の強化を支援します。そのためのツールの一つとして産総研コンソーシアムを主宰しています。

もちろん社会の産業技術は資源循環技術だけではありません。社会の課題と産業の課題に関連し、何かお役に立てそうなことがありましたら全国の産総研の技術とポテンシャルで幅広く対応させていただきますので、遠慮なくご連絡、ご活用いただければ幸いです。産総研東北センターをよろしくお願いいたします。

組織図

2020年10月1日現在

東北センターの組織は、研究開発の中核をなす研究推進組織と、研究開発の運営業務に携わる事業組織から構成されています。

東北センター所長

研究推進組織

材料・化学領域

  • 化学プロセス研究部門
    • コンパクトシステムエンジニアリンググループ
    • 化学システムグループ
    • 有機物質変換グループ
    • ナノ空間設計グループ
    • 機能素材プロセッシンググループ
    • スマートフロープロセスグループ
    • 界面分子システムグループ
産総研・東北大数理先端材料モデリングオープンイノベーションラボラトリ(MathAM-OIL)

事業組織

  • 産学官連携推進室
  • 業務室

東北センターのあゆみ

西暦 歴史
1928年
商工省工芸指導所(産総研東北センターの源流)が仙台に設立
1940年 本所が東京に移転 仙台は支所に
仙台では主に木工・金工・漆工関係の研究試作を行う
1952年 商工省 産業工芸試験所 東北支所に改称
仙台では漆工関係の試験研究を行う
1955年には昭和天皇皇后両陛下が視察にみえる
1967年 通商産業省工業技術院 東北工業技術試験所
(産総研東北センターの前身)が仙台市苦竹に設立
1969年 産業工芸試験所(東京本所)は製品科学研究所として組織再編され、
工芸指導所に始まった歴史に幕を下ろす
1993年 通商産業省工業技術院 東北工業技術研究所に改称
2001年 独立行政法人 産業技術総合研究所 東北センターとなる
2015年 国立研究開発法人 産業技術総合研究所 東北センターに移行
2017年 東北工業技術試験所設立より50周年

国立研究開発法人 産業技術総合研究所 東北センター

〒983-8551 仙台市宮城野区苦竹4-2-1
電話: 022-237-5211 FAX: 022-231-1263


国立研究開発法人産業技術総合研究所

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