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我々は、これまで中国を初めとして、アジア諸国・地域との学術交流に努めてきた。今後もこうした学術交流の重要性は変わらず、さらに強化していくべきだと考えている。ところが、最近、研究者が学術交流先で理由が明らかにされないまま当局から長期間拘束を受けるなど、人身の安全に関わる事案が発生している。我々は、研究者の安全とは、安定した学術交流において欠かすことのできない重要な前提条件であると考える。関係各方面が、国際学術交流の正常化に向けて、善処することを求めたい。
東京大学東洋文化研究所教員有志一同
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