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今回、お示しする当研究所のロゴ・マークは、本来、原色です。大学名と所名に二つある「東」をデザインしたものであり、甲骨文の「東」の一書体に基づきます。全体として地球を表し、右の青い弧が東洋を、左の黄色のそれが東洋以外の地域を、縦軸の赤い直線が経線を、横軸の緑のそれが緯線、あるいは地平線を、そして、その両線の交点、すなわちロゴ・マークの中心が当研究所を表しています。日本を含む東洋が世界の他地域との共存なしには成り立たないこと、当研究所がその東洋のグローバルな研究の中心となるべきことを示しています。緑の地平線以外を青黄赤の三原色によるのは、それらの点を強調する意味あいもあります。
ロゴ・マーク及び日本語・英語による所名などのレタリングは、世界的なグラフイック・デザイナーである下岡茂氏の制作になります。当研究所刊行・広報委員、ネットワーク委員が、氏と議論を重ねて、作成していただいた数案を教授会に提案し、本案が採用されました。また、氏の助言により、ホーム・ページからレター・ヘッド、封筒などにも、統一して用いてゆくことに致しました。今後とも、当研究所の一貫した研究方針を象徴するものとして、世界に広めてゆきたいと考えています。