2009年
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学術ニュース&研究トピックス
三内丸山遺跡の盛衰と環境変化 -過去の温暖期から将来の温暖化を考える-
陸奥湾で過去の環境復元を行った.三内丸山遺跡が栄えた約5000年前は,現在より2.0°Cほど温暖化してクリなども沢山実っていた.しかし,4200年前に突然寒冷化(2.0°C)したため,人々は遺跡を放棄し,散逸した.同時期東アジアの文明も乾燥や寒冷化のため衰退した.今世紀末までに気温は2.0°C位上昇すると,農林水産業には大きな影響がでるかもしれない...
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学術ニュース&研究トピックス
北日本のメダカと南日本のメダカの分岐は ヒトとチンパンジーの分岐より3倍以上古かった!
北日本のメダカと南日本のメダカが共通の祖先から枝分かれ (分岐) した時期は、ヒトがチンパ ンジーとの共通祖先から枝分かれした時期よりも3倍以上古いことが,東京大学海洋研究所と千葉 県立中央博物館が共同で行なった遺伝子解析により明らかになりました.この結果は,脊椎動物の ゲノム進化や,日本の生物相の成り立ちを理解する上で重要な意味をもつものです.この研究成果 は英国王立協会が発行する Biology Letters のオンライン版に 7 月 9 日 付けで発表されました.(な お,印刷出版は 9 月..
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学術ニュース&研究トピックス
横山祐典准教授が喜界島で日本最大級ハマサンゴ骨格の柱状試料の採取に成功
南西諸島喜界島(鹿児島県大島郡喜界町)のサンゴ礁において、直径約4m、高さ約5mの塊状ハマサンゴ群体を発見し、柱状試料の採取に成功しました。骨格の年輪計測により約400年間にわたって成長してきたことが確認されました。日本周辺で採取されたハマサンゴの年輪記録としては最長と思われます。今後の分析により、過去約400 年間に渡る海洋環境の変遷と温暖化傾向の詳細な解明が期待されます。6月15日に、喜界町による記者発表が行われました。..
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学術ニュース&研究トピックス
横山祐典准教授の論文が米国科学誌Scienceに掲載され、その写真が表紙を飾りました
「タヒチのサンゴを用いた前々回の氷期終焉期の決定」-大気二酸化炭素変動や気候システム理解のための重要なカギ-..