2020年4月 - 2024年3月
視線分析を用いた多重課題における臨床推論力を高める教育プログラムの開発
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C) 基盤研究(C)
2020年度は視線追跡装置の操作確認とシミュレーションで使用するシナリオ作成を行った。正確なデータを収集するためには、キャリブレーションや測定の仕方など視線追跡装置を使いこなせるようになることが不可欠であり、本調査の前に予備調査を実施する必要性が生じ、2021年度は予備調査を実施した。
【予備調査の概要】対象:看護大学生3名、看護師2名。調査手順:1)観察場面(慢性心不全急性増悪患者の検温場面)におけるシミュレーションを5分間実施。実施の際、被験者に視線追跡装置[TalkEye Lite TTK2951]を装着し録画。2)録画した動画を見ながら、場面における気がかり、行動の根拠、行動時の視線、視線の意味、判断等について半構成面接を実施し確認。分析方法:眼球運動再生プログラムを用いて、対象者ごとに注視対象、注視時間、注視回数を集計し、逐語録におこした面接内容を照合し、情報獲得と思考過程の関係を整理した。
観察場面における看護学生の情報獲得と思考過程の特徴を看護師との比較から明らかにできたと同時に、視線追跡装置を装着し動画を録画する際、正確なデータを収集するための状況設定や留意点を把握することができた。学生は主訴を気にかけてはいるが、シミュレーション課題(検温)の遂行に関連する認識が多く、対象のリスク予測から関連情報の獲得や対応の思考訓練の必要性が示唆された。また、動画における視線追跡の場合、遠近・左右・上下の動きが大きく、視線、視野が広すぎると、装置の視線と実際の視線にずれが生じやすくなるため、視線変化が捉えにくくなることが課題となった。以上のことを踏まえ、2022年度の本調査におけるシナリオの基本構想(臨床場面の選択、状況設定など)を立案し、調査を実施していく。
【予備調査の概要】対象:看護大学生3名、看護師2名。調査手順:1)観察場面(慢性心不全急性増悪患者の検温場面)におけるシミュレーションを5分間実施。実施の際、被験者に視線追跡装置[TalkEye Lite TTK2951]を装着し録画。2)録画した動画を見ながら、場面における気がかり、行動の根拠、行動時の視線、視線の意味、判断等について半構成面接を実施し確認。分析方法:眼球運動再生プログラムを用いて、対象者ごとに注視対象、注視時間、注視回数を集計し、逐語録におこした面接内容を照合し、情報獲得と思考過程の関係を整理した。
観察場面における看護学生の情報獲得と思考過程の特徴を看護師との比較から明らかにできたと同時に、視線追跡装置を装着し動画を録画する際、正確なデータを収集するための状況設定や留意点を把握することができた。学生は主訴を気にかけてはいるが、シミュレーション課題(検温)の遂行に関連する認識が多く、対象のリスク予測から関連情報の獲得や対応の思考訓練の必要性が示唆された。また、動画における視線追跡の場合、遠近・左右・上下の動きが大きく、視線、視野が広すぎると、装置の視線と実際の視線にずれが生じやすくなるため、視線変化が捉えにくくなることが課題となった。以上のことを踏まえ、2022年度の本調査におけるシナリオの基本構想(臨床場面の選択、状況設定など)を立案し、調査を実施していく。
- ID情報
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- 課題番号 : 20K10687
- 体系的番号 : JP20K10687
この研究課題の成果一覧
受賞
2-
2024年8月會田みゆき, 常盤文枝, 山岸直子, 金さやか, 東口晴菜
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會田 みゆき, 常盤 文枝, 山岸 直子, 金 さやか, 東口 晴菜
講演・口頭発表等
3-
會田 みゆき, 常盤 文枝, 山岸 直子, 金 さやか, 東口 晴菜日本看護学教育学会誌 2022年8月 (一社)日本看護学教育学会