2007年1月
18FDG-PET法が高安病の診断に有用であった四例
関東リウマチ
- 巻
- 40
- 号
- 40
- 開始ページ
- 186
- 終了ページ
- 195
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 出版者・発行元
- 関東リウマチ研究会
症例1:77歳女。発熱、全身倦怠感、CRP高値が持続した。FDG-PETでは両側鎖骨下動脈と胸部・腹部大動脈〜両側総腸骨動脈に強い集積亢進を認め、胸部造影MRAにより左鎖骨下動脈起支部狭窄と腹部大動脈径の狭小化および壁肥厚、左内腸骨動脈起支部の軽度狭窄を認めた。以上の所見から、高安病と診断した。PSL30mg/日内服でCRPは陰性化し、全身状態も改善し、PETのFDG集積は軽減し大動脈弓部SUV値も低下した。症例2:34歳女。頭痛、右頸部腫脹を自覚、頸部エコーで右総頸総頸動脈の腫脹と左総頸動脈の血流欠損を認め、造影MRAで左右総頸動脈の狭窄および拡張、さらにCRPの上昇より高安病を疑った。FDG-PETでは大動脈弓部〜右腕頭脈、左総頸動脈起支部および両側頸動脈の集積を認めたが、PSL50mg/日の治療開始で炎症の改善とともに右総頸動脈のSUV値も下がった。症例3:18歳女。発熱、立ちくらみ、嘔吐が出現し、造影CTで腕頭動脈、総頸動脈、下行大動脈の壁肥厚と内腔狭窄より高安病を疑われた。血圧の左右差と軽度炎症反応を認め、造影CTでは動脈壁の肥厚を認めた。FDG-PETで大動脈弓部への集積を認め、PSL30mg/日療法で炎症反応は改善した。症例4:22歳女。不明熱精査で入院し、著明な炎症反応とFDG-PETで大動脈弓部、両側鎖骨下動脈、両側総頸動脈への集積を認め、造影MRAで両側総動脈の近位部に軽度壁肥厚を認め、高安病と判断した。PSL30mg/日投与開始で症状の改善とCRPの陰性化を認めた。
- ID情報
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- ISSN : 0911-4807
- 医中誌Web ID : 2008257652
- J-Global ID : 200902248440882092