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哲学芸人マザー・テラサワの月例読書会。今回は歴史学者エイコ・マルコ・シナワの『悪党・ヤクザ・ナショナリスト 近代日本の暴力政治』でございます。明治維新前夜から1960年に掛けて、俗に言う近代日本における政治を追い掛けた作品です。近代政治の起こりにおいて暴力が付随する事は世界的現象で、日本もまた例外ではないことがこの本から明らかになってきます。現在でこそ反社会的勢力との繋がりを断つことが喧伝されてますが、かつての議会政治では政治が暴力を積極的に活用していた訳です。歴史を紐解くと、民主主義と暴力とは無縁ではありませんし、だからこそ民主主義の在り方は常に修正されるべきものなのでしょう。
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