2025年2月13日
ドル覇権を巡るトランプ大統領のトリレンマと中国のジレンマ
「父が娘に語る経済の話」の著者バルファキス氏による連載。今回のテーマは、米中対立です。関税合戦の果てに、中国の脱ドル化はあり得るのでしょうか?
ギリシャ元財務相
1961年アテネ生まれ。2015年、ギリシャの経済危機時に財務大臣を務め、EU から財政緊縮策を迫られるなか大幅な債務帳消しを主張し、世界的な話題となった。長年イギリス、オーストラリア、アメリカで経済学を教え、現在はアテネ大学で経済学教授を務めている。著書には『父が娘に語る 美しく、深く、壮大で、とんでもなくわかりやすい経済の話。』(ダイヤモンド社、2019年)の他に、EU経済の問題を指摘した『わたしたちを救う経済学』(Pヴァイン)や「史上最良の政治的回想録の1つ」(ガーディアン紙)と評された『黒い匣 密室の権力者たちが狂わせる世界の運命』(明石書店)など、数々の世界的ベストセラーを持つ。2016年にはDiEM25(「欧州に民主主義を運動」2025)を共同で設立し、その理念を世界中に訴えている。PHOTO: REUTERS/AFLO
2025年2月13日
「父が娘に語る経済の話」の著者バルファキス氏による連載。今回のテーマは、米中対立です。関税合戦の果てに、中国の脱ドル化はあり得るのでしょうか?
2025年1月10日
「父が娘に語る経済の話」の著者バルファキス元ギリシャ財務相による連載。今回のテーマは、トランプ次期大統領が解消を誓う米国の貿易赤字です。万が一、公約が実現した場合に起こり得る自業自得の事態とは?
2024年8月15日
フランス国民議会選挙でマクロン大統領の中道与党連合は左派連合と事実上共闘し、ルペン氏率いる極右政党を第3勢力に抑え込みましたが、政治的には袋小路に陥った感があります。最後に笑うのはルペン氏なのでしょうか?
2024年7月31日
バルファキス元ギリシャ財務相による連載。今回のテーマは、欧米政治の混迷です。政権リーダーたちの誤った思い込みが、西側諸国の弱体化を加速させていると警鐘を鳴らします。
2024年7月1日
「父が娘に語る経済の話」の著者バルファキス氏による連載。今回のテーマは、パレスチナ・イスラエル問題です。20世紀の希土戦争、そして南アの真実和解委員会に学ぶ教訓とは?
2024年3月24日
「父が娘に語る経済の話」の著者バルファキス氏による連載。今回のテーマは、昨年末亡くなった2人の大物政治家の相克から読み解く欧州分断の物語です。真逆の欧州像に共通するユーロ圏の構造的欠陥とは?
2023年11月22日
GAFAをはじめとするビッグテックは、私たちがこれまで目にしてきたトラストやカルテル、コングロマリットとはあまりにも異なるため、同じように規制するのは不可能だ。
2023年8月16日
『父が娘に語る経済の話』の著者バルファキス氏による連載。今回のテーマは、欧州における緊縮財政復活の足音です。最悪のタイミングで繰り返される欧州指導者層の過ちとは?
2023年7月11日
「父が娘に語る経済の話」の著者バルファキス氏の連載。今回のメインテーマは、人工知能(AI)の闇です。AI革命の進展で、プレカリアート(不安定な労働者階級)が失いかねない最後の砦とは?
2023年6月26日
金融機関の破綻処理コストを小さくし、メガバンクの肥大化も防げる――中銀デジタル通貨はそんな存在となり得るが故に、ウォール街の恐怖心をあおっているという。
2023年6月9日
巨大IT企業の隆盛に伴い形成されたクラウド資本が「自分らしくあれ」と言い始めたとき、皮肉なことに、我々は自分らしさを失ったのかもしれません。
2023年5月5日
「父が娘に語る経済の話」の著者バルファキス氏による連載。今回のテーマは、欧米で燻(くすぶ)る金融システム不安です。銀行のありようを常々批判している同氏が考える代替システムとは?
2023年4月7日
米中冷戦が二度と後戻りできない分岐点を越えるか否かは、米国の貿易赤字を前提とする米中間の「闇取引」に対する中国の出方次第になりそうです。
2023年2月27日
「父が娘に語る経済の話」の著者バルファキス元ギリシャ財務相による連載。今回のテーマは、米国のクラウド資本に圧倒される欧州産業です。日本にとっても人ごとではありません。
2023年1月5日
西側諸国の左派には幻滅してきたと嘆くバルファキス元ギリシャ財務相。迷走に終止符を打ちたいならば、イラン全土に広がる抗議デモに目を向け、連帯すべきだと説きます。
2022年12月31日
ビジネス界の異端児イーロン・マスク氏はなぜ日本円にして6兆円もの大枚をはたいてツイッターを買収したのでしょうか?筆者は、テクノロジー封建領主になるために残された唯一の入り口だったからだと分析します。
2022年11月4日
2008年の金融危機以降、西側諸国が貨幣を毒したことで資本主義の腐食が進んだと筆者は指摘します。解毒剤はあるのでしょうか?
2022年9月26日
電力価格の記録的な高騰が続く欧州。その電力セクターは、自然独占の状態に仮想の市場を接ぎ木した場合に生じる失敗の代表例だと、筆者は分析します。
2022年8月17日
経済モデルの破綻を受け入れつつあるドイツ人。欧州の中で、ギリシャ人ほどこの感覚を理解できる者はいないと筆者は言う。
2022年7月19日
西側諸国の政府当局は、無理な選択を迫られている。巨大企業や国家でさえ連鎖破綻へと追い込むのか、それともインフレを野放し状態にしておくのか。
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