【5周年ベスト】トヨタ、ホンダ、日産...不正が相次ぐ自動車業界の激変を5年前に詳報!日本市場を狙うアクティビストにもいち早く着目

ダイヤモンド編集部
記事をクリップ
URLをコピー
記事を印刷
Xでシェア
Facebookでシェア
はてなブックマークでシェア
LINEでシェア
noteでシェア

2024年6月、ダイヤモンド・オンラインの有料サブスク版「ダイヤモンド・プレミアム」が始まって5年がたった。その間、総読者は9万148人(21年比2.5倍増)となり、特に有料デジタル版読者はおよそ26倍と大幅に増えた(ABC調査)。また、24年は大正2(1913)年に創刊したダイヤモンドの111周年でもある。そこで、5年間を振り返り、特に人気だった特集を紹介していく。今回は有料サブスク版がスタートした2019年に読者の人気を集めたベスト特集を紹介していく。5周年記念として、自動車やエネルギー、アクティビストといった特集の一部記事は1カ月の期間限定で無料公開するので、この機会に「ダイヤモンド・プレミアム」の珠玉の記事を試し読みしてみてほしい。

2019年に特に人気を集めた特集記事を厳選!

トヨタ自動車、ホンダ、マツダ、ヤマハ発動機、スズキ...。6月3日、自動車メーカー5社で「認証不正」問題が明らかになった。振り返ると3月には、日産自動車が公正取引委員会から「下請法」違反で勧告を受ける事態も発生。まさに、自動車大国ニッポンの危機と言えるだろう。

この危機が深刻なのは、業界のピラミッドに君臨する自動車メーカーによる不手際によって、部品サプライヤーの競争力を奪ってしまう点だ。というのも、昨今の自動車業界は脱炭素や電動化の大波に揺れていて、従来の完成車メーカーとサプライヤーの協業関係は崩れ、信頼関係が揺らいでいる状況にあったからだ。

実は、19年にダイヤモンド・オンラインで人気を集めたのが、こうした自動車業界の内側の変化をつぶさにとらえた特集だった。特集『トヨタ、ホンダ、日産 自動車の最終決断』では、「CASE」と呼ばれる技術トレンドが業界のビジネスモデルを破壊していることや、完成車と部品メーカーの新たな攻防をいち早くリポートしている。

中でも、『自動車・電子部品メーカー274社「生き残り力」ランキング』は必見だ。ダイヤモンド編集部が作成した独自ランキングを紹介するほか、自動車・電子部品メーカーが大変革期を乗り切るための5つの条件を明らかにしている。

また、『トヨタの影武者から脱皮した「部品の巨人」デンソーの野望』では、世界第2位の自動車メガサプライヤーへ成長したデンソーにフォーカス。そして、『日立、ソニー、日本電産が仕掛ける「自動車ケイレツ下克上」』では、大手サプライヤーでも起きている"下克上"へのアプローチ法も解説している。(注記)こちらの2本は、1カ月の期間限定で無料公開中です。

もう一つ、19年に大人気を博した自動車特集が『ホンダの死闘 四輪赤字』だ。『ホンダ八郷隆弘社長「技術者のエゴは捨て、コネクテッドでも勝つ」』では、業界内で影が薄くなりつつあるホンダのトップが、身を斬るような聖域なき改革に取り組む覚悟を激白している。

同じく19年の記事である『ホンダ、環境規制世界一でも新型EVは売れば売るほど赤字の悲惨』と、『「ホンダ・日産」連合は誕生するか、トヨタ一強に挑むウルトラC』は、この時点でホンダの優れたEV開発力が収益向上につながっていない点を喝破し、同様にEV開発で悩む日産との提携の可能性を示唆。なんと、記事の指摘通りに24年3月に2社はEVを中心とした提携を発表している。(注記)これらも現在、期間限定で無料公開中

さて、6月は多くの企業が株主総会を開くシーズンでもある。近年の株主総会では、企業に経営改革を求める"モノ言う株主"、いわゆる「アクティビスト」の存在感が増している。ダイヤモンド・オンラインではこのアクティビストにもいち早く着目し、19年に特集『アクティビスト 日本襲来!』を組んだところ、多くの読者に支持された。

中でも、『地銀も狙われた!「物言う株主」が日本企業に突き付ける要求とは?』は、ダイヤモンド編集部が入手した資料を基に、ある地方銀行に狙いを付けた英アクティビストファンドの手口を描いた、独自記事だ。

そして、モノ言う株主と聞くと、不正取引疑惑で世間を賑わせた村上世彰氏を思い出す人も多いだろう。『旧「村上ファンド」の常勝アクティビストが足をすくわれた理由』では、旧村上ファンド系の投資会社の実像に迫っている。記事では、投資会社が株を買い占めた海運大手の川崎汽船を実例に、経済小説さながらの展開が進む。もっとも、タイトルにもあるように、投資会社にも大きな課題が残った。

一方、「アクティビストってそもそも、どんな集団なの?」「海外から飛んでくる"ハゲタカ"なんだよね?」といった感想をお持ちの読者には、『日本上陸「アクティビスト10傑」初公開!こわもて系から紳士風まで』がオススメだ。日本株の推定運用額を目安に関係者取材を加味して選出した、日本の「アクティビスト10傑」を分かりやすくまとめている。

「ダイヤモンド・プレミアム」では、企業や経済のニュースを深掘りする一方、ビジネスパーソンの働き方や待遇、転職などに関する特集にも力を入れている。この観点で19年に特に人気を集めた記事を、3本紹介していく。

まず、特集『新学閥 早慶・東大・一橋・名門高校』から、『トヨタの新卒採用「特別扱い」を名古屋大が奪われた理由』。有名企業に学閥は付き物といえるが、トヨタの内情について、新卒採用で起きた異変から解き明かしている。

次に、特集『銀行・証券断末魔』『メガバンク・地銀出身者の転職事情、バンカーに人気の3業界とは?』では、バンカーの転職事情に焦点を当てた。銀行員がエリートだった時代も今は昔。大リストラ時代への突入で、銀行から脱出して異業界へと転じる銀行員が急増している。一体どんな業界が人気なのか、メガバンク・地銀出身者の転職事情に迫っている。

そして、特集『15兆円の洋上風力バブル』『洋上風力発電・海域調査船同乗ルポ、技術を握るコワモテ外国人部隊の実力』では、バブルともいわれた洋上風力に関わる人たちの働き方に迫った。洋上風力発電設備の場所を定めるための海底地盤調査船に、記者が乗り込んだ潜入ルポタージュ。調査現場や船内生活を、本邦初公開の動画も添えて伝えている。これらの3本も、1カ月の期間限定で無料公開する。

データで迫る、忖度なしで迫る、企業産業の最深部に迫るの3大「迫る」を掲げ、人気を集めている「ダイヤモンド・プレミアム」の珠玉の記事を是非、読んでいただきたい。

厳選記事一覧

『トヨタ、ホンダ、日産 自動車の最終決断』

トヨタ社長の父・章一郎氏がノーベル賞吉野氏に明かした「自動車危機の正体」


トヨタの影武者から脱皮した「部品の巨人」デンソーの野望


自動車産業を壊す「CASE」って何だ?【キーワード3分解説】


『ホンダの死闘 四輪赤字』

ホンダ人事抗争71年史、「研究所vs営業」に潜む文民統治の弊害


ホンダ八郷隆弘社長「技術者のエゴは捨て、コネクテッドでも勝つ」


ホンダ四輪危機、尖ったクルマが消えて残ったのは無駄と疑心暗鬼


『アクティビスト 日本襲来!』

地銀も狙われた!「物言う株主」が日本企業に突き付ける要求とは?


アクティビストって何?狙い・戦略・対策を「超入門3分解説」


「和製アクティビスト」も始動!新型金融エリートになれるか


『新学閥 早慶・東大・一橋・名門高校』

三田会vs稲門会、マル秘不動産情報で「実利」が大きいのは早慶どっち?


「慶應」学閥絶対王者に異変、群れない「早稲田」の起業家OBは結束


「東大」華麗なる起業家OB人脈、「一橋」如水会とゼミが養う鉄の結束


『銀行・証券断末魔』

北尾SBI社長激白!大手金融買収?の問いに答えた「大勝負」の真意


地銀の「余命」ランキング、17行が本業不振で風前のともしび


「付き合いたい銀行・付き合いたくない銀行」2000人大調査


『15兆円の洋上風力バブル』

秋田・男鹿半島沖「洋上風力銀座」の活況、関電・住商・大林組ら大手集結


イチから分かる洋上風力超入門、原発や太陽光よりエコで安いは本当か


洋上風力発電・海域調査船同乗ルポ、技術を握るコワモテ外国人部隊の実力


おすすめの会員限定記事

あなたにおすすめ

特集

アクセスランキング

  • 最新
  • 昨日
  • 週間
  • 会員

最新記事

AltStyle によって変換されたページ (->オリジナル) /