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コロナ禍の越境転職がなぜ人気?「ディグるキャリア」で大きく変わる仕事観

リクルートが捉えた採用の新潮流(上)

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【ケース2】
インターネットサービス企業から
自動車メーカーへ

インターネットサービス企業で経験を積んだCさん(30代)は、次のキャリアを模索するにあたり、次のポイントを重視しました。

くろまる「音声対話システムを極める」ことにこだわりたい
くろまるユーザーに寄り添うサービスを生み出したい

Cさんが転職先として選んだのは、当初は想定していなかった自動車メーカーでした。自動運転技術の進化に伴い、車内でのユーザーの自由度が増しており、Cさんのスキルや経験を生かせるとキャリアアドバイザーからアドバイスをもらったと言います。「自動車という閉鎖された空間の中で、音声対話システムを活用したサービスの開発にチャレンジしたい」と、異業界へ飛び込む決断をしたのです。

以上2人の事例から見てとれるように、企業は「業界・業種経験」に限定せず、新たなモノサシでその人の経験・スキル・志向を評価する傾向が強くなっています。その結果、業種・職種の枠を越えた転職事例が生まれていると言えそうです。

個人の兆し拡大画像表示

働く人は、「やりがい」「やりたい」を
重視し始めている

「ディグるキャリア」の潮流の背景として、「働く人々の意識の変容」が挙げられます。リクルートが転職検討中・転職活動中の方々を対象に行ったアンケート調査では、「コロナ禍で将来のキャリアを見つめ直した」と回答した人が58.8%に達しました。

また、コロナ禍を機に「やりがい」「やりたいこと」を重視し始めている傾向が見られます。「コロナ禍での転職活動のきっかけ」を尋ねたところ、「会社の戦略や方向性に不安を感じた」という回答に次いで多かったのが、「よりやりがいのある仕事をしたいと思った」という回答です。

「企業に応募する際の重視項目」では、「やりたいことを仕事にできる」が最多の56.3%となり、多くの人が「より夢中になれるキャリア」に目を向けていると言えそうです。

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