自宅を活用した最強「老後資金」調達術、リバース系融資やリースバックを徹底解説

ダイヤモンド編集部
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絶対安心!老後の住まい 有料老人ホームランキング#5Photo:PIXTA

老後の生活資金が心配なら、自宅を活用する資金調達の方法がある。特集『絶対安心!老後の住まい』(全9回)の#5では、自宅の建設や購入、リフォームなどに使える「リバースモーゲージ型住宅ローン」などを徹底解説する。(ダイヤモンド編集部)

「週刊ダイヤモンド」2022年4月30日・5月7日合併号の第1特集を基に再編集。肩書や数値など情報は雑誌掲載時のもの。

自宅活用で老後資金の調達方法
リバース系融資とリースバック

持ち家という虎の子を活用する資金調達にリバース系融資がある。「リバースモーゲージ」と「リバースモーゲージ型住宅ローン」の二つだ。いずれも自宅を所有し、住み続けながら老後の資金を確保できる点に特徴がある。

まず、リバースモーゲージとは、自宅を担保に使途自由の資金を定期的に借り入れていき、借りた本人が亡くなったら自宅を処分して元金を一括返済するものだ。

借り入れ中は利息のみ支払い、場合によっては利息も元金に組み込める。自宅はあるが現金収入が少ない高齢世帯にとって、亡くなるまで自宅を手放さずに一定のキャッシュを確保できる便利な手段として、欧米では以前から広く活用されている。

しかし、日本ではあまり普及していない。最大の理由は使い勝手の悪さだろう。融資限度額が、担保となる自宅評価額の50%程度と一般の住宅ローンに比べて低い。自宅評価額は基本的に土地部分のみが対象で、マンションでは借りにくい。また、地価下落や予想以上に長生きするリスクなどもある。

今後、リバースモーゲージが普及するには、建物の資産価値が欧米のように長期にわたって維持・評価されることなど、住宅市場全体の改革が不可欠だ。

次ページでは、80近い金融機関が取り扱っており、より人気の高い「リバースモーゲージ型住宅ローン」、そして近年注目が高まっている「リースバック」のメリット・デメリットなどを図解付きで詳しく解説する。

図表:リバースモーゲージとリバースモーゲージ型住宅ローンのイメージ
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