Future of Work〜働き方X.0

鬼滅、あつ森理解できる?「老害」と非難されないための3つの処方箋

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若手から新しい情報を得るために
気を付けたいポイント3つ

私たちのような年長者や、組織の上の方にいる人は、どうすれば新しい情報を得やすい環境にいられるでしょうか。ひとつは日頃から若い人たちが話しかけやすいような関係性を築いておくことでしょう。年長者だから、上司だから言うことを聞け、という態度でいては、情報は増えません。

また我々のような年齢、立場の人間が若い人と付き合うのは良いことなのですが、若い人からすれば「年寄りに(上司に)付き合わされても楽しくない」というのが本音です。ですから、こちらとしても若い人から見て、積極的につながりたくなる価値を持っておく必要があります。

何かを教えてくれようとしているのに「そうは言ってもやっぱり違うだろう」などと全否定するような態度で向き合うなどは、もってのほかです。相手が喜んで話したくなるような何か、例えば話を引き出す雰囲気や聞く態度、ギブ・アンド・テークで参考になるような情報を教えるといった、何らかの価値を持っていなければ、若い人だって付き合う人を選ぶ権利があるのですから。

もうひとつのコツとして、自分が情報を発信し続けていると、自然とその話題に興味を持ついろいろな人が集まってきて、関連する情報が集まるようになる、ということもあります。これは『パーソナル・プラットフォーム戦略』(著・平野敦士カール、ディスカヴァー・トゥエンティワン刊)で紹介されている方法で、私自身も情報を積極的に発信することで、関係のある情報が集まるという実感を持っています。

最近ではDXについて考えや情報を発信し、アドバイスすることが多いのですが、アドバイスをしているとさまざまな企業の抱える悩みや成功体験、失敗体験をフィードバックとして得ることができます。情報を出すことで、私のDXに関する情報の引き出しも増えていくのです。

今は人生80年時代、100年時代とも言われています。まだまだ働き続けるのが当たり前の世の中で、いかに自分の"鮮度"を若く保ち、ネットワークを広げられるかは、ますます重要になっていくでしょう。

(クライス&カンパニー顧問/Tably代表 及川卓也、構成/ムコハタワカコ)

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