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攻めるリーダーシップと支えるリーダーシップ
見島 当社では、グループパーパスや各事業パーパスという北極星に向かって一人ひとりが歩んでいく中で必要となる行動規範も各事業で定めています。コーポレート部門においては自分が大切にしたいこと、仲間と共有したいことは何かを社員みんなで話し合ってもらった結果をコーポレートの執行役員で議論し、「Values & Behaviours」(V/B)という形にまとめました。
たとえば、コーポレート部門におけるV/Bは4つあり、そのうちの一つが「ありたい姿を描き、行動に移す」というものです。仕事を進めるうえで悩んだ時や迷った時に立ち返る原点として、こうしたV/Bを使ってほしい。また、互いにフィードバックし合う文化を醸成していくうえでの共通言語として、V/Bを活用していければいいと思っています。
仁科 私たちSTUDIO ZEROも13の行動原則「零道」を定めています。私がメンバー一人ひとりと毎月1 on 1のミーティングを行う際に、自分の行動や発言がSTUDIO ZEROとして共有している価値観やミッションと大きくずれていないかをチェックするために活用しています。
具体的には「インパクト思考」とか「まずは率先して自分たちがワクワクする」といった原則があるのですが、これらは不変である必要はなく、その時々で改変していけばいいと思っています。零道はメンバーの行動を縛るためのものではなくて、逆に一人ひとりの可能性とか潜在能力を解放するために活用していきたいと考えています。
見島 V/Bについては、社員にそのイメージを持ってもらえるようにコーポレート部門の執行役員クラスが2人1組になって、パーパスやV/Bを共通言語にしながら自分がこれから何をやりたいと思っているのか、パーパスやV/Bをどう捉えているのか、どんな行動を期待しているのかなどを社内に発信するという取り組みを行ったりもしました。
私たち経営幹部がV/Bを体現しているかどうかを社員は見ているでしょうし、社員が何かにトライした時に上司がどう判断するか、どうフィードバックするかがその後の行動に与える影響は大きいですから、そこは常に意識しています。
仁科 それは極めて重要なことだと思います。私は組織を率いる者には、攻めるリーダーシップと支えるリーダーシップの両方が必要だと考えていて、攻めるリーダーシップというのは、リーダーみずからが組織ミッションの達成を目指して果敢に挑戦するということ。支えるリーダーシップとは、部下が組織の行動指針に沿ってチャレンジしているのであれば、「失敗を恐れずにどんどんやっていいよ」と背中を押してあげることです。この「攻める」と「支える」をCxO、部長クラス、課長クラスのそれぞれのレイヤーが体現できていれば、組織全体の変革が間違いなく加速していきます。
見島 「心の豊かさを、もっと。」というグループパーパスを実現していくには、時代や社会背景、生活者が置かれている状況によってたえず変化する「心の豊かさ」に対する感受性を我々一人ひとりが磨き続け、さらに進化しなくてはなりません。「もっと。」の部分にはそういう思いを込めています。
そのために、JTグループで働く一人ひとりに、心の豊かさをもっと感じてもらえる組織にしていくことが、People & Culture担当である私の目標の一つです。多様な価値観を持つ社員たちが、パーパスに向かって思う存分にその力と感受性を発揮できる度量の深い組織、器の大きい組織をつくることに不断の努力を続けたいと思います。
仁科 日本における数少ない真のグローバル企業である御社がこれからどう進化するかは、産業界全体への影響が大きいですし、その進化にコミットできるよう私たちも心の豊かさに対する感受性を磨き上げていきたいと思います。
株式会社プレイド
〒104-0061 東京都中央区銀座6-10-1 GINZA SIX 10F
https://plaid.co.jp
https://karte.io
1994年日本たばこ産業(JT)入社。浜松工場にて製造の最前線を経験した後、品質管理、R&D、ブランド、JTインターナショナル(JTI)ジュネーブ出向など幅広い領域を担当。2014年関西工場製造部長、2016年から人事部にて主に人財マネジメントを統括し、2020年人事部長に就任。2022年より現職。
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