── 終わりを、始めよう。 はじめに 自作キーボードの世界には、思いつきから始まり、仲間とのやりとりの中で膨らみ、やがて文化へと広がっていく物語が数多く存在します。 「MeKaBu Project」もそのひとつでした。 当初の目標はとてもシンプル。 「時間がないけどキーボードを作りたい人たちが集まり、1台を完成させる」。 そこから始まった試みは、多くの技術と工夫を巻き込み、思っていた以上に大きな成果と課題を残しました。 そして今、私たちは「開発フェーズの終わり」と「普及フェーズの始まり」という節目を迎えています。 MeKaBuの始まり きっかけ プロジェクトの出発点は、ただ「みんなで何かを作ろう」という気持ちでした。 分割式、モジュール拡張、特徴的なゴツい外観といったアイデアを持ち寄り、気軽なチャットや会議から形が見えていきました。 試行錯誤の日々 基板設計:何度も試行錯誤を重ね、第4弾の