「LisperがASTを直に書くのが楽しいというのが理解できない」、「抽象構文木を直接操作するのを有り難がっているのがわからない」などという話は、たまにではありますが定期的に掘り返される話題です。 大体は、コンピュータサイエンス的に教養の高い人からの意見が多いようですが、パーザの研究に重きを置いている方だったり、具象構文の研究をしている方が多いようです。 そういう方々にはLispという存在は何か世の中の発展を阻害する何かに見えたりしているのかもしれません。 LispはASTを直に書いているわけではない 実際のところCSに精通している方々も別にLispだとASTを直に書くとは思っておらず、言葉の綾での表現なのが厄介ですが、Common Lispなども具象構文としてS式で記述しています。 Lispはデータでコードを書いている では、実際のところLispでは何が特徴的なのかといえば、データでコー