日局ヘパリン(第十六改正第二追補)の定量法に関する情報

最終更新:2014年6月26日 16:30

定量法の留意点とQ&A

    ヘパリン定量法による測定を初めて行う場合,あるいは,第IIa因子(トロンビン),及び,アンチトロンビンのロットを変更する場合は,ヘパリンナトリウム標準品を試料とした試験を行い,直線性等に関する試験成立条件が満たされることを確認して下さい.

    Q1.直線性に関する試験成立条件が満たされなかった場合,どのような対処が考えられますか?
    A1.試験に用いたトロンビンやアンチトロンビンを別のロット等に変更することで,改善できる可能性があります.

    Q2.試験に用いるトロンビンおよびアンチトロンビンをどのように選択すればよいですか?
    A2.空試験液およびヘパリン高濃度の反応液の吸光度を目安に選択することができると考えられます.


    図1 ヘパリン定量法における用量反応直線の模式図

    2の場合:アンチトロンビンを変更する.
    (空試験液,及び,ヘパリン高濃度の反応液の吸光度が高いロットを選択)

    3の場合:トロンビンを変更する.
    (空試験液の吸光度が高いロットを選択)

    くろまる勾配比法による解析の実施例 Excel File (140623)


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