〒761-0793
香川県木田郡三木町池戸1750-1
香川大学医学部附属病院
TEL:087-891-2447(直通)

がん診療連携協議会 腫瘍センター 香川県がん対策 国立がんセンター 大学院がん専門医養成 中四国がんプロ養成
[画像:香川県がん診療連携協議会]
[画像:患者さまを支える地域連携クリティカルパスの概要]
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[画像:「地域連携クリティカルパス」の推進]

香川県がん診療連携協議会では、患者さまにわかりやすく安全で質の高い医療を目指している「地域連携クリティカルパス」の活用を推進しています。

「地域連携クリティカルパス」とは、患者さまの治療に関し、患者さまと医療者が共同で利用できるようになっており、患者さまに納得していただいた上で、病気の経過を予測して作成した地域連携診療計画書を意味します。

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[画像:「地域連携クリティカルパス」の利点]

1 かかりつけ医と基幹病院の主治医の双方が、共同で作成した地域連携診療計画書に基づき、患者さまの診療情報を共有するので、スムーズな病診連携により、継ぎ目のない診療を行うことができます。

2 県内すべてのがん診療連携拠点病院が活用しており、どの医療機関であっても、同じ治療を行うことができます。

3 検査項目や治療薬などの重複を避けることができ、確実で安全な治療ができます。

4 患者さまが自らの目標達成に向け、自身の治療内容を理解し、治療経過を実感することができるようになります。

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[画像:「地域連携クリティカルパス」の利用]

私たちは、地域連携診療計画書が患者さまの療養生活や診療の方針に合っているかどうかを吟味し、利用される方が良いと考えた場合にお勧めします。 関係する医療機関、患者さまやご家族と相談しながら運用を進めます。治療途中での変更・中止の申し出にも応じます。

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[画像:「地域連携クリティカルパス」の策定方針]

香川県がん診療連携協議会では、5大がんの「地域連携クリティカルパス」の策定にあたり、

(1)かかりつけ医と基幹病院の主治医の役割分担については、柔軟に対応

(2)バリアンスとその対処法を明確にすること

(3)当面は手術後、比較的症状の安定した患者さまを対象とすること

を前提にして作業を進めております。

今回、スタートさせる「地域連携クリティカルパス」の運用がスムーズに展開できた後、順次それぞれの病態に対応する「地域連携クリティカルパス」を策定するよう計画しております。

今回策定した「地域連携クリティカルパス」の一覧

[画像:肺がん術後連携パス、乳がん術後連携パス、肝がん術後連携パス、大腸がん術後連携パス 補助化学療法なし、胃がん術後連携パス 補助化学療法なし]

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[画像:「地域連携クリティカルパス」の構成]

地域連携診療計画書

患者さまに、連携後の治療概要を説明するために利用するもので、すべてのがん腫に対応できる共通の様式とする。

【医療者用】治療記録シート

がん腫ごとに医療者間で調整するものとし、かかりつけ医と基幹病院の主治医の双方が情報交換を行いつつ、共有して使用する様式とする。

【患者さま用】自己チェックシート

患者さま自身が自分の病態を記録し、かつ、関係する医療者が患者さまの症状を把握するために利用できる様式とする。

[画像:これらの書類及びその他の治療に関する書類を「私のカルテ」にファイリングし、 患者さまに常時、携行していただきます。]

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[画像:地域医療連携開始にいたるフローチャート]

[画像:入院時に今後の医療連携について説明、相談→入院・治療→退院→くろまる香川県がん診療連携拠点病院の主治医:医療連携について説明 退院前に連携先医療機関について説明、相談させていただきます。 香川県がん診療連携拠点病院退院後の外来を予約します。くろまる医療連携コーディネート担当者:患者さまの状況を考慮したコーディネートを開始 退院後1〜6ヶ月の間に連携医療機関との間で、今後の共同診療の方法について具体的な調整を行います。→連携開始]

[画像:具体的な地域医療連携 くろまる治療開始後の落ち着いた時点(およそ退院1〜6ヶ月後)から、かかりつけ医(地域の病院、診療所)が日々の診察(2週間から1ヶ月に1度)と、 投薬(処方)を担当し、拠点病院が節目(3〜12ヶ月ごと)の診察・検査を行います。 くろまる病状が変った時や、副作用が強い時などに備え、夜間休日にも安心できるような連携の体制を作ります。]

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[画像:地域医療連携による医師の役割分担]

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1.かかりつけ医の役割

日頃の診療は、地域のかかりつけ医の先生が担当します。

がんやがん以外にお持ちの病気の診療を担当します。

主に、

1 定期的な診察、血液検査、画像検査など

2 定期的なお薬の処方

3 痛みや吐き気など各種症状の診察や治療

などをかかりつけ医の先生に行っていただきます。

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2.基幹病院の主治医の役割

年に何回か基幹病院に通院していただき、精密検査と診察を行います。精密検査としては、血液検査、CT検査、MRI検査などがあります。

また、病状が変化したときなど、かかりつけ医の先生の判断で、臨時に診察を行っていただくこともあります。

かかりつけ医の先生で対応可能な検査については、かかりつけ医の先生と調整いたします。

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[画像:「私のカルテ」の使い方]

[画像:入院中 説明、提示した内容は「私のカルテ」の中にファイルしていきます。 入院中、退院前に連携医療機関について説明、相談いたします。くろまる 地域連携クリティカルパスについての説明 くろまる 連携する医療機関を提示 くろまる 地域連携診療計画書を提示 主治医からの説明の後 くろまる 地域連携クリティカルパスに関する説明書・同意書の交付 くろまる 診療情報共有書(診療情報提供書)の説明 くろまる 【医療者用】治療記録シートの説明 くろまる 【患者さま用】自己チェックシートの説明]

[画像:退院後]

[画像:患者さまに「私のカルテ」を携行していただきます。くろまる連携する各医療機関は、診察時・ご相談時の内容をすべて「私のカルテ」に追加して下さい。くろまる患者さまの状態や思いは「私のカルテ」を通して情報交換を行います。]

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