菊田 俊介、インタビュー_音楽人




初心者FAQ集

[画像:菊田俊介]

ブルースに魅了され様々な海外アーティストとのコラボ。
今注目されるギターリスト、菊田俊介さんに聞いた...。


菊田 俊介
「interview」


_菊田さんがブルースギターに目覚めたきっかけを教えてください。

BBキングの[Live At Regal」を20歳くらいの時に聞いたの がきっかけです。最初のEveryday I have the bluesでガツンとやられました。

_バークレー留学中のエピソードはございますか。

まずは、いろんな生徒がいることに驚いた事ですね。中には、海外からの留学生で、自国ではジャズのスター・プレーヤーが バークリーでさらに学んでアメリカで一旗揚げようという、すでに完成 されたミュージシャンもいれば、音楽教育をほとんど受けていないよう な高校卒業したばかりの生徒もいました。今は入学も厳しくなったようですが、僕の頃は、けっこう誰でも入る事 はできたようです。そのかわり卒業するのは大変ですけどね。相対的にレベルは高く、自分にはやって行けるのか、不安に思う事も多 くありましたね。

日常生活では、冬の寒い時期にはマイナス10〜20度になる のに、アパートの暖房が壊れて、大家に苦情を言っても、知らん顔して 直してくれなかった時は、アメリカの非情な一面を見ましたね(笑い)。

あとボストンは、NYから近い事もあって本当にいろんなライブを 体験する事ができたのも大きいですね。今では信じられないけど、ジョニー・ウィンターとジョン・リー・フッ カーのジョイント・ライブ(しかもジョンリーが前座で)とか。

_演奏活動のフィールドを日本中心でなく海外に重点を置いているには何故ですか。

バークリーを卒業する前の年に、シカゴに遊びに来た(行った)んです が、ブルースがあふれているのに驚きかつ嬉しくなり、卒業後はシカゴ に移住しようと決めました。以来、縁あってシカゴで活動を続けさせて いただいています。でも今後は日本でのツアーや活動もどんどん増やし て行きたいと思っています。

_日本のミュージシャンと海外のミュージシャンの演奏に対する姿 勢、マインド等違いがありますか。

どうでしょうね。強いて言うとすれば、国民性の違いというか、アメリ カの(特に)黒人さんたちはいい意味でも悪い意味でもアバウトなとこ ろはありますね。あとは、アメリカのミュージシャンは、とにかく音を 楽しもう、という姿勢や気持ちを一番大切にします。それと、自分のス タイルを持つ事の大切さを説く人も多いですね。とにかく自分自身にな れ、という感覚は強いと思います。

_菊田さんが一番大事にしてるプレイのポイントは何ですか。

一言では難しいですが、まずは自分自身がエンジョイすること。それ と、周りのミュージシャンやお客さんも含めてその場全てを感じながら プレーすることでしょうか。それは音を通してのコミュニケーションに つながりますから。願わくば、自分のプレーでお客さんがポジティブな エネルギーを感じてくれたら嬉しいです。最後に、歌心でしょうかね。 口ずさむ感じでソロやリズムが弾けたら最高だといつも思います。

_使用ギターについて教えてください。

昨年7月にMOON社に作っていただいた僕のシグネチャー・ モデル(TE - Shun Kikuta Model)を愛用しています。

_今回リリースした「Rising Shun」についてPRしてもらえますか

今の僕のすべてが詰まったアルバムと言えます。全13曲中8曲はオリジナルで、曲作りやアレンジにも力を注いだ作品です。そう 言う意味でストレートなブルースとは違った一面もかなり出ています が、僕の中にはそう言う部分もあるので、リスナーにエンジョイしてい ただければ嬉しいですね。あと、ブルースの女王ココ・テイラーはじ め、シカゴと日本の信頼するミュージシャンがバックでプレーしてくれ たので、演奏のクオリティにはとても満足しています。


_最後に日本のファンに一言お願いします。

これから、もっともっと日本での活動も増やして行きたいと思っていま す。どうか、菊田俊介が近くにライブにくる時にはぜひ見に来てくださ い。ブルースを中心にした楽しめるライブにすることは約束します!そして、僕の新作[Rising Shun]もどうか、よろしく。

しかく Rising Shun / Shun Kikuta
(Yotsuba Records BCSKS-1)
Shun Kikuta(Gt, Vo) Koko Taylor(Vo), J.W.Williams (Vo) Gerald McClendon(Vo), Billy Branch(Harp) Stan Banks(Key), Andre Howard(B) Charles Mack(B), Mark Mack(Ds) Jam Horns, Jamsbee, Atsushi Katano(B, P) Yoshikazu Seki(Ds), Voices

しろいしかく 菊田 俊介WEBサイト
http://www.shunkikuta.com/
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