患者様へ
診療体制と実績
当院の内視鏡検査について
当院の内視鏡検査では、検査に伴う苦痛や侵襲を和らげる目的で、少量の鎮痛剤を用いた意識下鎮静法下に行っています。各内視鏡医は、患者様に、また慈恵医大での検査を希望してもらえるよう技能向上をめざし日々研鑚を重ねています。また、慈恵医大ならではの最先端の内視鏡医療が社会に提供できるよう学術的活動も活発に行っています。
当院の診療内容として特に重点を置き取り組んでいる診療課題は以下の特殊検査・治療です。
1拡大内視鏡検査や画像強調技術(NBI・AFIなど)を用いた精緻な内視鏡診断の提供
2早期癌治療の適応拡大
3超音波内視鏡検査および超音波内視鏡ガイド下インターベンション
4胆膵疾患に対する先進内視鏡的診断・治療
5食道胃静脈瘤の治療および血行動態評価
6カプセル内視鏡やバルーン小腸内視鏡による小腸疾患の診断・治療
7安全な内視鏡的胃瘻造設術等
内視鏡部は、内視鏡医学講座のスタッフが中心となり消化器科・肝臓内科、消化管外科、肝胆膵外科、耳鼻咽喉科、呼吸器内科・呼吸器外科、放射線部、病院病理部が連携を取りながら運営しています。
当部署で扱う疾患は多岐にわたり、具体的には、消化器疾患、肛門疾患、中下咽頭腫瘍、呼吸器疾患を主な対象として、関連する全ての内視鏡診断・治療業務を行っています。症例数の内訳では上下部消化管の通常観察が最も多くなりますが、高次機能基幹病院として期待される世界最先端の内視鏡診療にも積極的に取り組んでいます。また、豊富な症例数を活用し、継続的に研修生を受け入れており、社会に対し、数多くの良質な内視鏡医を長年に渡り輩出してきました。
診療実績
総検査数(2024.4〜2025.3)
2024年度:20,387
検診除く
2024年度:16,068
2023年度:16,212
2022年度:16,028
2021年度:15,882
2020年度:13,723
治療症例内訳(2024年度)
上部ポリペク・EMR・ESD:254
下部ポリペク・EMR・ESD:1,817
緊急:902
小腸内視鏡検査:196
ERCP:1,125
4病院総件数(2024年度)
本院:20,387
葛飾医療センター:7,000
第三病院:7,784
柏病院:7,257