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落語家・入船亭遊京が80日間中国一周旅行 「中国の変化にびっくり」

人民網日本語版 2017年09月11日17:01
2月14日、入船亭遊京が新疆維吾爾(ウイグル)自治区の阿拉山口で撮影した記念写真(画像は全て許さんが提供)

日本の落語家・入船亭遊京(いりふねていゆうきょう)さんは今年2月中旬から、中国人の友人である許飛さんと一緒に、「人倫大同、平和友好(人は誰でも、民族と国家を越え、家族を想い、故郷を懐かしむという点で同じである)」をテーマにした、「中国80日間片道きっぷ縦断」を楽しんだ。旅行を通して、二人は中国各地の様子を知ることができたほか、旅の記録もネットユーザーの間で注目を集めるようになった。二人はこのほど、人民網の独占インタビューに応え、旅行中に100ヶ所以上の場所を訪問し、さまざまな業界の300人以上と深い交流を行い、大きな収穫があったことを語ってくれた。人民網が報じた。

旅行を通して互いの理解を深めることができれば

許さんによると、2016年2月15日から5月4日まで、一人で80日間にわたる日本片道切符旅行を行い、そのテーマは「人倫大同、平和友好」だった。旅行中、経済、文化芸術、社会生活、風土、民情、政治、戦争、平和、日本の中国人など、いろんな分野のものを見学したという。その過程で、中国のことをよく理解している人もいるものの、ほとんどの人は中国の現状をあまり理解しておらず、その理解は十数年前、二十数年前の中国の様子で止まっており、ネガティブな情報も多いと感じた。日本と中国は歴史的根源が非常に深い国で、日本の国民が中国のことをあまり理解しておらず、誤解さえあることをとても残念に感じた。そして、中国でも80日間旅行して、日本人に今の中国を見てもらいたいと考えるようになった。

「今回の中国80日間の旅は、中国を実際に旅行することで、一人でも多くの日本人に、本当の中国について知ってもらい、一方の中国人にも普通の日本人に中国はどのように見えているかについて知ってもらうのが狙い。そして、みんなで一緒に考え、理解と互いへの信頼を深めたかった」と許さん。

その後、許さんは同じ会社の日本人に、京都大学の後輩である入船亭遊京さんを紹介してもらった。そして、遊京さんは旅行に興味を示し、「落語家にとって、視野を広げることはとても大切だ」と思って、一緒に行くことに決めた。許さんも遊京さんに、実際に見た本当の中国を発信し、一人でも多くの日本人に中国社会や中国人の精神的部分を理解してもらいたいと願っていた。

80日間中国一周旅行を高速鉄道と鉄道網がバックアップ

二人は、俳優・関口知宏が旅をするNHKの番組・関口知宏の「中国鉄道大紀行 〜最長片道ルート36000kmをゆく〜」の中に出た「140日間片道きっぷで中国一周旅行」を参考にし、7月末から12月末まで約半年かけて、旅行ルートを計画し、15回の修正を経て、完成させた。また、日本の日中協会、遊京さんのファン、中日両国の多方面から支援や援助を受けることもできた。

二人は、見学する場所を自然風景、歴史、経済、文化・芸術(工芸品、絵画、少数民族、漫才・コント、哲学、伝説)、近代中国、信仰、中日関系の7つのテーマに分け、30の省、自治区、直轄市から、代表的な場所を2ヶ所ずつ選び、計60ヶ所訪問する計画を立てた。実際の旅行では、結局60ヶ所にとどまらず、100ヶ所以上訪問した。

旅行は、一度行った場所にはもう行かないという「片道きっぷ」旅行のスタイルを採用した。そして、主に鉄道を利用し、船を1回、バスを2回利用した。中国は広大で、80日間で計画した全ての場所に行き、しかも見学するための十分の時間を確保するというのは、二人にとって大きなチャレンジとなった。そのため、二人は高速鉄道や寝台バスなどを利用することで、夜の時間を効果的に用い、各地に早く移動することができた。中国の便利な高速鉄道と鉄道網が、80日間で中国を一周する上での大きな助けとなったのだ。

「中国は発展、変化が大きく、キャッシュレスライフにもびっくり」

旅行中、遊京さんが最も印象深かったのは中国版新幹線の車窓から見える美しい風景だったという。中国について初めて知ったことについて、遊京さんは、「中国の発展、変化に本当に驚いた。街はきれいだし、一般の人たちも公共の場所をきれいに使うよう気を付けており、環境保護の意識も高かった。それに、とても親切でフレンドリー」と話した。その他、各地のグルメや軽食にも大満足だったといい、最も驚いたのは、各地で普及している、スマホでどこでも何でも決済を済ませることができる「キャッシュレスライフ」だったという。

旅行中、遊京さんは広州や昆明などの5ヶ所で落語を披露。うち、2ヶ所は青島の中国海洋大学と昆明の雲南師範大学で、言葉の壁があり、落語のおもしろさが分かってもらえないのではと心配していたものの、学生らはとても理解力が高く、笑いどころでも笑いが起こり、大盛り上がりとなったことに驚いたという。

許さんによると、訪問した場所で、さまざまな業界の300人以上と深い交流を行い、隣国の日本や歴史問題をより理性的に見るようになっていると感じたという。二人は約5メートルの平和友好の旗を作り、182人のサインや激励の言葉を集めた。この旗は、中国侵略日本軍南京大虐殺遭難同胞記念館に寄贈したのだという。

インタビューの最後に、許さんは、「一人でも多くの中国人が日本を、日本人が中国を訪問し、謙虚で平和な気持ちで相手国の人々に接し、隣国である相手国を大切にし、相手の良い点を知り、それに学び、共に手を取り合って、相手の長所を持って自分の短所を補うことができれば、素晴らしい将来が待っているに違いない」と語った。 (編集KN)

「人民網日本語版」2017年9月11日


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