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インドが上海協力機構加盟を渇望する理由

人民網日本語版 2015年07月10日15:16
7月8日、ロシアのウファで会談する習近平主席とインドのモディ首相。5月14日、会談後西安の大慈恩寺を見学する習近平主席とインドのモディ首相。
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今月8日のウファサミット開催直前、習近平国家主席はインドのモディ首相と会談した。両国はいずれも発展途上の大国であり、急成長を続けるBRICSの構成国であることから、この会談は各界の注目を集めた。ここで気になるのが、なぜインドは上海協力機構(SCO)への加盟を急いでいるのかだ。人民日報が伝えた。

今年5月、中国は訪中したモディ首相を高いグレードでもてなした。両国首脳は西安で中印戦略パートナーシップの中身を充実させ、より緊密な発展パートナーとしての関係を構築していくことで合意し、世界に向けて協力と共同発展という積極的なシグナルを発信した。今回ウファでモディ首相と会談した習主席は、「双方の共同努力の下、我々の各分野の共通認識が実行されつつあり、両国の立法機関、鉄道、産業パーク、スマートシティといった分野の協力が安定的に進められている」と喜んで語った。

ウファサミットではインドとパキスタンがSCOに加盟する手続きが進められるが、これも大きな注目点の一つとなっている。順調にいけば相応の決議が可決されることになる。

インドの「経済時報」紙は、これはSCO設立14年来初の加盟国拡大であり、インドとパキスタンという核保有国が国と地域の安全を維持することを初志に創設された地域組織に加盟することは意義深いことであり、その役割は軽視できないと伝えている。組織の機能から見ても、SCOが重視する「3つの勢力」(極端な宗教勢力、民族分裂勢力、テロ勢力)の撲滅という課題は、まさにインドとパキスタンが直面する課題でもある。

中国上海協力機構研究センター常務理事、中国国際問題研究院上級研究員の石沢氏は、「今回の加盟国拡大は、地域の安全の維持が中央アジアから南アジアへと拡大したことを意味しており、インドとパキスタンはこの地域で影響力のある国でもあり、緊密な協力関係を結ぶことは現実的に意義あることだ」と指摘している。また石氏は、「中国はSCOの重要な加盟国として、新メンバーに対し積極的かつ慎重な姿勢を示してきた。設立以来、関連の法整備のプロセスにも力を入れ、10年以上の時を経た今では成熟したものになっている」と語る。

「インドの加盟は、中印両国の新たな分野での協力も開拓することになる」。石氏は、インドのSCO加盟を歓迎することは、中国がインドとの関係改善を望む意思表示であると分析する。しかも、国際社会において、中印が協力を深めることは発展途上国の利益を守る上でも重要な意味をもっており、中印は手を携えてグローバルガバナンス体制の改善を進めていかなければならない。

もう一つ軽視できないのが、SCOに加盟することによってインドにもたらされる経済的メリットだ。インドは世界最大のエネルギー消費国の一つであり、SCOに加盟すればロシアや中央アジア諸国とより円滑なエネルギー協力交渉を進めることができ、より緊密な相互信頼関係を構築することに繋がるのだ。(編集IM)

「人民網日本語版」2015年7月10日

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