« 祭り前夜 | トップページ | 年に一度の大読経会と托鉢 »

2009年11月 4日 (水)

お坊さんのアピール

That_laung_and_almost_fullmoon 11月2日(月)にタートルアン祭が終了しました。

最終日前夜に遡り、祭りの様子をリポートします。

前回、ラオス事務所が間借りし、絵本を売っているのは会場の中心でないと書きましたが、二回目訪れたときに仏塔タートルアンのすぐ近くで、立地は最高とのことがわかりました。では、足が遠のいているように感じたのはなぜか、、、。

Monk_talk 僧侶たちがマイクとスピーカーを使用し、大音量で、「お布施を納め、徳をつみましょう」と延々と呼びかけ続けているのです。それも一箇所からではありません。各地のお寺がテントを設置し、右のスピーカーから、左のスピーカーから鳴り響いてくるのです。仏教団体に場所を貸してもらったラオス事務所は、そのスピーカーに囲まれていたのです。ステージがテントに囲まれるように設置してあるのですが、MCのマイクの声がお坊さんの宣伝に紛れどこから聞こえてくるのか、わからないくらいです。

ラオスでは、控えめで謙虚であることは、美徳ではないのか?「押しが強すぎては寄付しようと思った人も逃げていくのに」と、ラオス人スタッフに言うと、まるで同感と口をそろえて言います。果たして積極的な営業活動の効果はあったのでしょうか。

Sinxay_performance そんな中、当会が支援している、子ども文化センターの子どもたちが、お芝居したてにした、ラオスの叙述詩「シンサイ」を披露しました。大音量のお坊さんの営業の中、自信に満ちた表情で演技をする子どもたちが印象的でした。

翌日は満月、タートルアン祭の最終日です(一番上の写真の左隅に光るのは月です)。 (ラオス事務所 秋元波)

2009年11月 4日 (水) | 固定リンク

« 祭り前夜 | トップページ | 年に一度の大読経会と托鉢 »

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

AltStyle によって変換されたページ (->オリジナル) /