小牧宏文
ジストロフィン遺伝子変異による筋ジストロフィー
※(注記)X連鎖劣性遺伝形式をとり原則男児に発症
デュシェンヌ型筋ジストロフィー(Duchenne muscular dystrophy:DMD):ジストロフィン蛋白の欠損。
※(注記)ジストロフィン蛋白レベルの異常は筋組織を用いたジストロフィン免疫染色で評価する。
※(注記)全エクソンの欠失・重複が判定できるMLPA(Multiplex Ligation Probe Amplification)法を用いることで、約70%の患者が保険適用の遺伝子診断が可能。
※(注記)DMDとBMDの違いはframeshift仮説で多くは説明可能。エクソン単位の欠失・重複の合計塩基数が3の倍数かどうか、 DMDの場合には3の倍数でない(out-of-frame)、BMDの場合には3の倍数となる(in-frame)。