宮川香山の猫のキャンディポット
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「没後100年 宮川香山」という企画展が現在、瀬戸市美術館で行われているのですが、目玉作品でもある「猫の水指」は何度見てもその出来栄えの素晴らしさ、生命感あふれる猫のかわいらしさに見惚れて見飽きません。
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手に入るものなら手に入れたい「猫の水指し」。
しかしながら、博物館級の作品が手に入るわけもなく。本物をじっと見つめて脳裏に焼き付けるしかないと思っていたのですが、今回グッズコーナーであの猫のクリアファイルや便箋と並んで根付が売っており、思わず購入いたしました。
しかしながら、全体の造形はよいものの塗装が雑で、本物は筆目の綺麗なボカシで猫の毛並みを表現しているのに、根付はボテッと塗料を置いた感じでやっつけ仕事丸出しです。そしてわたしの心をもてあそぶ「口元からのぞく小さなかわいいベロ」が再現されていないのは非常に悔やまれます。あの「かわいいベロ」がこの作品の肝であるのに!あぁ分かっちゃいないよなぁ。
しかしながら、「800円のmade in chinaの根付」に、本物の忠実な再現を望む方が野暮ってもんです。
造形自体はよいので、ちょっと改造すれば非常に良いものが出来そうです。
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ちなみに本物の表情はこちら。息を飲む美しさです。
わたしが「かわいいベロ」と力説する意味を理解していただけると思います。猫自体の大きさは大人の握りこぶしくらいの大きさです。
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本物のかわいらしさには遠く及びませんが、毛並みの塗りや口元に覗くかわいらしいベロを再現できたので満足。ちなみにベロは2x2mmの紙で製作。ルーペとピンセットを駆使して取付けました。
こちらの猫は幅4cmx高さ3cm。私の腕ではこれが限界。
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すごい、素晴らしい!
実は昨日私も観に行ってきました。
作品の緻密さ、美しさに心を奪われ、この根付けのネコも買おうかどうしようかさんざん迷ったあげく、買いませんでした。笑
こんなナイスな利用法があったとは! いいなぁ、うらやましい〜!
不器用な私にはとても再現できませんが、なんか試してみたくなります。
ちなみに塗装をやり直すには、どんな塗料を使えばよろしいでしょうか?
キャンディポットの頭は切り取ってから乗せてあるんですよね?
簡単に切り取れるものなのでしょうか。
あんまり素敵なので、コメント失礼いたしました。(^^)
投稿: ミケネコ | 2016年11月24日 (木) 10時09分