まずスタッフがやるべきことなのは、スタッフチャットという神秘のベールを脱ぎすてることでしょう。それはシンプルかつパワフルな解決策で、多くの方が「まあ、それならなんとか行きそうだろう」と直感していただけるものだと思います。
さて、多くの期待がある中で、ほとんどの期待を達成できていないスタッフ組織を、多くのメンバーが失望しています。
私たちスタッフのチャットは秘密主義的で、ひいてはスタッフは秘密主義とも言われる運営団体です。どのようなものなのでしょうか?閉じこもった、メンバーと対話をすることをやめた政府でしょうか?
秘密主義的でもSCP世界のO5ならばかっこいいです。しかし運営についての印象を、『アート・オブ・コミュニティ』では痛快に説明しています。
官僚制度を徹底的に避ける
ここで、官僚制度に陥らないために頭にいれてほしいことがあります。ほとんどの人々は、運営を見てもカッコいいと思いませんし、興味も持ちません。私たちの目標は、品質や客観性を保ったまま運営のインフラやドキュメントの量を最小限にすることです。 『アート・オブ・コミュニティ』(2011) Jono Bacon 著 渋川よしき 訳 P197
O5のように決してCoolではない現実世界の運営は、今後、よりオープンな、公開主義の運営団体を目指し、品質と客観性を保ったまま、運営のインフラやドキュメントの量をシンプルにしていかなければなりません。
もう一つ、Wikiに刺激を与えていく必要もあります。
そして、Wikiに対立や議論に行き詰まりに対して、客観的で分かりやすい解決策を提供することは、最大の目標にして、最難関の目標で、我々の時間肉体精神リソースを一気に吸い取る魔境です。しかし、これも運営に必要なことです。
品質と客観性を保ったシンプルで、しかも、コミュニティに刺激を与える運営団体を目指すならば、何から手をつければ良いのかを考えるだけでは不十分でしょう。やり方を変える所から始めなければなりません。
その新しいやり方は、サイトスタッフチャットの原則公開ではないでしょうか。
他のスタッフの意見も伺いたいです。
a.k.a. 鬼食料理長
Nanimono Demonai Nanimono Demonai さんのご提案に賛同し、またこれを一部補足させていただきます。
Discordの運用開始から7ヶ月経ち、スタッフに求められる透明性、公開性は大きいものになりつつありますね。
現行では
- #event (サイト内イベント運営/監督)
- #general (一般/財団理事会)
- #guidelines (ガイドライン策定・改訂)
- #small_talk (ノウハウ共有/雑談)
- #propsal (提案所)
の五つのチャンネルのログが公開されています。
今回新たにログを公開すべきか議論の対象とすべきなのは、
- #priv—community (フォーラム・コミュニティ対応)
- #priv—emergency (緊急案件)
- #priv—extracurricular (渉外・外部サイト案件)
- #priv—license (ライセンス関連)
- #priv—membership (サイトメンバー可否決定)
- #priv—site_technical (技術系対応)
- #tag (タグ関連)
および、現在も運用されているすべてのsinglyチャンネルです。
この公開範囲拡大に際してわたしたちが注意しなければならないのは、これらのチャンネルが個人情報やセキュリティ上の重要な情報について取り扱っていた点です。
スタッフ各位は、まず公開範囲拡大に対する賛否、ご意見をお願いします。公開の方法ならびに手続などは、この後公開に関する合意が取れた後にまた改めて検討するものと致します。
参考:
http://05command-ja.wikidot.com/forum/t-2186182/jp-o5#post-2787745
Discord運用開始時にもスタッフチャットログの公開範囲について議論がありました。本議論の参考になるかもしれません。
http://05command-ja.wikidot.com/privacy-policy
プライバシーポリシーに関わる部分は、どのように分けるのが正解なんでしょうね
a.k.a. 鬼食料理長
原則公開化に賛同します。
元々、理事会をリニューアル・暫定稼働させた際、チャットは補助、フォーラムをメインとして使用するつもりでした。これはチャットワーク自体の反省からです。しかし、実際には即時性に難がありすぎたり、PM等をベースとした議論が、そのままチャット上で進む事が多かった事もあり、結果として、現在のようなチャットメイン・非公開メインに再びなっていきました。
運営都合上は、確かに原則非公開の方が、個人情報やセンシティブな議題を取扱う上では非常にシンプルな運用で済むのですが、メンバー視点からは、スタッフが何を考えているかわからない「ブラックボックス」になってしまっています。これからは、各人が自分の発言に責任を持って動けるようにしたいと思っています。フォーラムでの一般メンバーと同じように。
非公開情報については、そもそもチャットに書くべきではなかったのでは、と考えています。情報流出のリスクもあるので。基本的には、チャットをメインとする運営は引き続き継続とし、必ずしもスタッフ間で共有する必要のない、非公開とするべき情報は書かず、共有の必要が有る情報(生の文面とか連絡先とか)のみ、非公開ルームで端的に共有する、という形で十分なのでは?と思います。
それ以外の議論自体は公開で良いと思います。非公開チャットで議論されていた話題で、"話題その物をメンバーが知らない"ケースは、正直、今までそれほど多くはありませんでした。
じゃあ、スタッフチャットのガイドラインのようなドキュメントをまとめましょうか。
これからのタスクとしては、大きく分けて二つですね。
□しろいしかく スタッフチャットのガイドラインをまとめる
□しろいしかく 新しいスタッフチャットの準備をする
a.k.a. 鬼食料理長
【重要】 運営透明化に関係して、スタッフチャットを原則公開のサーバーに移転します。
- 旧サーバーは、今後原則使用しません。
- 「参加申請」と「PM,DM,メールの文面、及び個人情報」、「対企業案件等、守秘義務があるもの」以外は、全て一般メンバーが閲覧・書き込み可能です。
- 運用していく中で、不明瞭に非公開とする情報が増えないよう、「情報取扱ルール」を明確にブラックリスト方式にします。出せない情報が出てき次第、上記ページに追記する形で明示します。
- 今後、簡易な多数決等、議論の整理の為に、一般メンバーは閲覧のみのチャット(O5のような)を作る可能性はありますが、なるべく避けます。書き込み権限はgeneral以外停止します。 追記:書く場所間違えました
- このサーバーについては、以前のchatworkからの移行の時と同じく、「使用はしないが、消さない」方式で、ログの参照目的のみで残します。書き込み権限はgeneral以外停止します。
▼招待リンク(有効期限なし)
https://discord.gg/MVx5Gre