このサイトではJavaScriptを使用したコンテンツ・機能を提供しています。JavaScriptを有効にするとご利用いただけます。

ここから本文です。

第2章 第4章

第3章 年齢階級別に見た暮らしの特徴

家計支出の内容は世帯主の年齢によって異なることがあります。ここでは、世帯主の年齢階級別に暮らしの特徴を見てみましょう。

二人以上の世帯

1. 30歳未満で多い住居費

世帯主の年齢が低い世帯ほど、借家に住む世帯の割合が高いため、家賃地代を含む、住居費の支出が多くなる傾向にあります。特に、30歳未満の世帯では家賃地代の支出が住居費の96.7%を占め、他の年代に比べ最も高くなっています。

なお、世帯主の年齢が高い世帯ほど持家に住む割合が高いため、設備修繕・維持の支出が多くなる傾向にあります。

2. 30歳代で多い子供用衣料など

世帯主が30歳代の世帯では、幼児のいる割合が高いため、子供用衣料などが他の年代に比べ多くなっています。

世帯主の年齢階級別1世帯当たり年間の子供用衣料など(二人以上の世帯)(2024年)

[画像:世帯主の年齢階級別1世帯当たり年間の子供用衣料など(二人以上の世帯)(2023年)のグラフ。年齢階級別(全国平均(全年齢の平均)、30歳未満、30歳代、40歳代)の子供用衣料などを示している]

子供用衣料など:子供用洋服、子供用シャツ・セーター類、子供用下着類、子供用靴下、
子供用靴・サンダル

3. 40歳代及び50歳代で多い教育関係費

世帯主が40歳代及び50歳代の世帯は、子供が成長し、授業料、学習参考書代、仕送り金、塾の費用などの「教育関係費」の支出が他の年代に比べ多くなっています。

世帯主が40歳代の世帯では、子供が中学校や高校に在学している世帯の割合が高いため、学習塾や家庭教師への月謝などが含まれる「補習教育」のほか、学校給食や文房具などを含む「その他の教育関係費」の支出が他の年代に比べ多くなっています。

世帯主が50歳代の世帯では、子供が親元を離れ、大学に進学する世帯の割合が高いため、子供への「仕送り金」の支出は、40歳代の世帯の2.4倍になっています。

世帯主の年齢階級別1世帯当たり年間の教育関係費(二人以上の世帯)(2024年)

[画像:世帯主の年齢階級別1世帯当たり年間の教育関係費(二人以上の世帯)(2023年)のグラフ。年齢階級別(30歳未満、30歳代、40歳代、50歳代、60歳代、70歳以上)の教育関係費(授業料、教科書・学習参考教材、仕送り金、補習教育、その他の教育関係費)を示している]

仕送り金:国内遊学仕送り金

その他の教育関係費:学校給食、男子用学校制服、女子用学校制服、鉄道通学定期代、
バス通学定期代、書斎・学習用机・椅子、文房具、通学用かばん

4. 60歳代で多いスポーツ施設使用料

フィットネスクラブなどの「スポーツ施設使用料」の支出金額をみると、60歳代の世帯が最も多く、最も少ない30歳代の世帯の3.2倍になっています。

なお、消費支出に占める「スポーツ施設利用料」の割合も60歳代の世帯が最も高くなっています。

世帯主の年齢階級別1世帯当たり年間のスポーツ施設使用料(二人以上の世帯)(2024年)

[画像:世帯主の年齢階級別1世帯当たり年間のスポーツ施設使用料(二人以上の世帯)(2023年)のグラフ。年齢階級別(30歳未満、30歳代、40歳代、50歳代、60歳代、70歳以上)のスポーツ施設使用料(支出金額、消費支出に占める割合)を示している]

スポーツ施設使用料:ゴルフプレー料金、スポーツクラブ使用料、他のスポーツ施設使用料

5. 70歳以上で多いサプリメントなどの支出

サプリメントなどの「健康保持用摂取品」の支出金額をみると、70歳以上の世帯が最も多く、最も少ない30歳未満の世帯の5.4倍になっています。

また、消費支出に占める「健康保持用摂取品」の割合も70歳以上の世帯が最も高くなっています。

(注記) 健康保持用摂取品には、青汁、ローヤルゼリー、サプリメントなどが含まれます。

単身世帯

35歳未満の男性の外食の支出は1か月当たり1.8万円

単身世帯について、男女の年齢階級別に食費の内訳をみると、男女ともに、35歳未満で「外食」の支出が最も多くなっており、60歳以上で野菜や魚介類などの「素材となる食料」の支出が最も多くなっています。

男女、年齢階級別1か月間の食費(単身世帯)(2022〜2024年平均)

[画像:男女、年齢階級別1か月間の食費(単身世帯)(2021〜2023年平均)のグラフ。男女、年齢階級別(男35歳未満、男35〜59歳、男60歳以上、女35歳未満、女35〜59歳、女60歳以上)の食費(外食、調理済みの食料、素材となる食料、飲料、酒類)の支出金額を示している]

外食:外食、賄い費

調理済みの食料:菓子類、調理食品

素材となる食料:穀類、魚介類、肉類、乳卵類、野菜・海藻、果物、油脂・調味料

ペット関連費の支出が多い35〜59歳の女性

単身世帯について、男女の年齢階級別にペット関連費をみると、35〜59歳の女性の支出が最も多くなっています。

男女、年齢階級別年間のペット関連費(単身世帯)(2022〜2024年平均)

[画像:男女、年齢階級別年間のペット関連費(単身世帯)(2022〜2024年平均)のグラフ。男女、年齢階級別(男35歳未満、男35〜59歳、男60歳以上、女35歳未満、女35〜59歳、女60歳以上)のペット関連費の支出金額を示している]

ペット関連費:ペットフード、ペット・他のペット用品、動物病院代、
他のペット関連サービス(ペットの美容院代など)

第2章 第4章

バック ホーム

AltStyle によって変換されたページ (->オリジナル) /