当社グループを取り巻く環境は、
人口構造の変化、地政学リスクの増大、感染症拡大、気候変動やテクノロジーの急速な進歩など、
これまで以上に変化の速度を増しています。
このような事業環境の中で、「Vision2030」では、
世の中における当社グループの存在意義を再認識するために、
新たに「パーパス」を掲げるとともに、将来の変化を見据え、
2030年における山九グループのあるべき姿を描き、
それを実現するための方針を策定しました。
1. パーパス
心に「Thank you」を、
世界の産業に山九を。
私たち山九は自分たちを取り巻く様々な人たちへ
常に感謝の念を忘れません。
その想いを分かち合うパートナーとともに、
新たな価値を創造し、
世界の産業とその先にある暮らしを支え続けます。
理念体系
パーパス >
私たちの存在意義を
表現したもの
サステナビリティ
基本方針 >
企業と社会の
持続的発展のための
基本方針
創業者の精神
私たちの心のよりどころ
経営理念、経営目標
あるべき姿
長期経営戦略 2030
9つの
行動規範
山九グループ社訓三原則・企業理念/行動規範
社訓三原則 全グループ員が心に刻むべきこと
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公言実行
目標を高く掲げ、公にして、それに向かって最大限の努力を惜しまず、実行すること。
-
自問自答
たえず相手の立場にたって物事を考えること。そうすると独りよがりにならず、物事の正しい姿が見えてくる。
-
感謝
自分を取り巻く様々な人たちに、常に感謝の念を忘れてはならない。我が社の社名の由来でもある。
企業理念/行動規範
-
経営理念
山九グループが
世の中に向けて約束すること人を大切にすることを基本理念とし、お客様にとってなくてはならない存在としての山九を築きます。
そして、社業の発展を通じて社員の福祉向上並びに社会の発展に貢献します。 -
経営目標
経営理念の実現のために、
経営が世の中とお客様と
社員一人ひとりに約束すること- 地球に生きる者の責任として、社会の持続的発展に貢献します。
- 技術革新に即した、最高の価値を提供します。
- 現場の知恵・努力を大切にし、その価値を最大化する人財を育みます。
-
行動模範
社員一人ひとりが
日々の行動の指針として
世の中と会社に約束すること-
9つの行動規範
〜道徳、倫理に基づいた行動に向けて〜
-
9つの行動規範
2. あるべき姿
我々が世の中に提供しているサービスのほとんどは、人の力が生み出しています。
まずは、人への感謝として、人を大切にすることを事業で実現します。
安全の確保や労働負荷の軽減、DXや教育による能力の最大化、
多様な人材が活躍できる環境を目指していきます。
また、世の中に最高のサービスを提供し、選ばれ続けることで、社会への感謝を事業で実現します。
サービスの安全や品質を担保し、少しでも多くの方々の満足や笑顔を増やしていきたいと思います。
その結果として、事業を通じて、社会貢献や雇用創出につながれば、
社会に対する恩返しができると思っています。
そして、地球に生きる者の責任として、
CO2排出削減など、環境保全に貢献し、環境関連の事業にも積極的にかかわることで、
環境への感謝を事業で実現することを目指します。
3. 長期経営戦略2030
あるべき姿の実現に向けた長期経営戦略2030の位置づけ
あるべき姿を実現するための3つの方針
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方針
1事業ポートフォリオのマネジメント&再構築
持続的成長を支える経営管理の高度化将来の事業環境変化に備え、人材・投資を適切に管理し、
経営資源を最適配分する仕組みの構築- 経営資源の有効活用を目的とした事業ポートフォリオマネジメント
- データ活用による経営意思決定の高度化(経営の見える化)
-
方針
2既存顧客の領域拡大(ビジネスモデル革新)
産業構造変化を支えるサービス変革最新技術の活用による生産性向上と
新たな付加価値サービスの構築- 現場の知恵とテクノロジーを融合した事業モデルの構築(DX)
- サービスの付加価値創造(人にしか出来ない作業の追求)
-
方針
3成長市場への挑戦
社会の持続的成長を支える事業展開ソリューション力を高め、社会課題解決への対応力強化
- 山九グループの強みを活かした新規事業創出
- 海外(グローバル)展開の強化
- グリーン成長戦略の強化
4. 2030年度までの数値目標
中期目標については、2023年1月30日に公表後、2025年5月12日に見直し追補を公表しております。
財務指標
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中期目標
2026年度(見直し前)中期目標
2026年度(見直し後)長期目標
2030年度 -
売上高
6,300億円以上6,600億円7,000億円以上 -
営業利益
6.7%以上7.1%8.0%以上 -
海外売上高成長率
25%UP(2021年度比)
25%UP(2021年度比)
65%UP(2021年度比)
-
ROIC
8.0%水準9.0%10%水準
非財務指標
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中期目標
2026年度長期目標
2030年度 -
CO2排出量削減
18%減(2020年度比)
42%減(2020年度比)
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CO2排出量削減は(Scope1+2)(単体及び国内連結子会社)
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女性管理職比率
9.5%11%
投資計画
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中期4年間累計
(見直し前)中期4年間累計
(見直し後)長期8年間累計
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成長投資額
1,000億円規模900億円規模1,600億円規模 -
人材投資額
150億円規模150億円規模300億円規模