概要
説明
Renesas Flash Programmer V3
トピックス
Renesas Flash Programmerは、ルネサス製フラッシュ内蔵マイコンのフラッシュメモリに対し、開発フェーズ、量産フェーズそれぞれでの書き込みをサポートする操作性・機能を提供します。
特長
- 初めての開発でも簡単な操作で書き込みができるシンプルなGUI。
- E2エミュレータ、E2エミュレータLite、E20エミュレータ、SEGGER社製 J-Linkデバッグプローブ、シリアルまたはUSBを使用したPC制御書き込み
- ほかのソフトウェアと連携。
例えば、連続して多くのボードにデータを書き込み、そのログをファイルに残すことで作業効率向上が図れます。 - コマンドラインによる自動書き込み
GUIを起動せずコマンドラインから簡単に繰り返し実行できるコマンドライン機能で量産時の大量書き込みを効率化 - 指定したフラッシュメモリ領域へのユニークコードの書き込み設定
- 暗号化されたプログラムファイルで盗難に対するセキュリティを強化 [詳細]
- 簡単なプロジェクト作成 (V2との比較) [詳細]
- RL78ファミリ:型名選択が簡単になりました。ファミリ・グループを選択するだけで詳細型名の選択は不要です。
- RXファミリ:モード端子設定が簡単になりました。
- 処理速度の向上 (V2との比較) [詳細]
全対応マイコンで10パーセント以上、RL78では最大50パーセント書き込み時間を短縮しました(本データは特定の条件下でのデータであり保証するものではありません)。 - 詳細
リリース情報
| ライセンス数 | 発注型名 | 最新版リリース日 | ダウンロード |
|---|---|---|---|
| 1 | RTCZZZZZZFD0AWNJ | 最新Ver.:V3.21.00 リリース日:2025年10月20日 バージョンアップ内容(ツールニュース) | 評価版 |
| 5 | RTCZZZZZZFD0AWNJ#L5 |
注:
- ライセンス形態は、PC1台につき1ライセンスです。
- V3.08.02から無償版とアップデート版を評価版ソフトウェアとして、1つのダウンロードファイルに統合しました。
新規にご利用のお客様、または旧バージョンをお持ちのお客様も こちらからダウンロードしていただけます。 - V3.09.00から CD-ROM 媒体による提供を取り止め、製品構成が変更になったため発注型名が変更になりました。
- V3.09.00からライセンス認証を登録/解除する機能は削除されました。なお、製品に含まれるライセンス証書に記載のPIDの提示により、技術サポートを受けることが可能です。
ソフトウエア ライセンス および 技術サポートについて
Renesas Flash Programmerは評価版ソフトウェアとして、無償でダウンロード公開していますが、 テクニカルサポート 窓口へお問合せいただいても、お答えできない場合がございます。
技術サポートが必要な場合は、弊社営業または代理店経由でソフトウエア ライセンスの購入をご検討ください。
FAQ
| 内容 |
|---|
| フラッシュ書き込みツールをマイコンに接続すると、以前書き込んだデータが消去される |
| フラュシュメモリに書き込んだデータを読み出せない |
| ROM/RAMサイズの異なるMCUへの書き込み |
エラーのガイドについて、こちらもご参照ください。
ターゲットデバイス
ターゲットファミリ
- RAファミリ
- RL78ファミリ
- RXファミリ
- RH850ファミリ
- RISC-V MCU
- Renesas SynergyTM プラットフォーム MCU
- DA1453x、DA1459x、DA1469x、DA1470x, DA148xx
- REファミリ
- パワーマネジメント(電池残量管理IC)
- パワーマネジメント(USB Type-C & USB Power Delivery)
- パワーマネジメント(モータ制御IC)
注:
- V850ファミリ、78K0R および 78K0をご使用の場合は、Renesas Flash Programmer V2をご使用ください。
- マイコン型名別の詳細は、Renesas Flash Programmer V3 対応マイコン一覧 (PDF | English, 日本語)をご参照ください。
ダウンロード
ドキュメント
設計・開発
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サポート
ビデオ&トレーニング
Renesas Flash ProgrammerとRL78デバイスの接続方法のご紹介です。このビデオでは、E2エミュレータ、E2エミュレータLite、シリアルインタフェースを使用した接続方法を紹介します。ビデオでは、エミュレータ経由でのホストPCとRL78デバイスの接続/切断手順およびエミュレータ、COMポート経由での接続に関する重要な注意事項を説明します。
章のタイトル
00:00 オープニング
00:48 エミュレータ経由でのホストPCとRL78デバイスの接続/切断手順の紹介
01:29 エミュレータ経由での接続時の注意点 (1 wire UART)
02:19 COMポート経由での接続時の注意点 (2 wire UART)
関連リソース
このビデオでは、Renesas Flash ProgrammerとRAデバイスの接続時の注意点について紹介します。
Chapter's Title
00:00 オープニング
00:54 エミュレータ経由でのホストPCとRAデバイスの接続/切断手順の紹介
01:28 MD端子の接続時の注意点
03:01 エラーガイドの紹介
このビデオでは、ルネサスフラッシュプログラマのコマンドラインの使い方について紹介します。
00:00 オープニング
00:45 準備とセットアップ
01:24 コマンドラインの使い方
02:52 活用例
このビデオでは、Renesas Flash Programmer の入手方法とセットアップ方法、RX140用ターゲットボードを使った基本的な使用方法を説明します。
このビデオではRX140を使用していますが、他のマイコンでも手順は同じです。
関連リソース
このビデオでは2つの異なる書き込みツール製品であるRenesas Flash ProgrammerとPG-FP6を比較し、用途に応じた製品選択ができるよう解説しています。
この動画では、Security Key Management Toolを使用したDLMキーの作成方法と、Renesas Flash ProgrammerとRA6M5用評価キットを使用したDLM鍵の書き込みおよび認証方法について説明します。
00:00 オープニング
00:30 DLM鍵とは?
01:04 DLM鍵の生成方法について
03:22 DLM鍵の書き込み方法と使い方について
詳細情報
機能
- プログラムファイルはインテルヘキサ(HEX/HCUHEXファイル)、モトローラS(HEX/HCUHEXファイル)、バイナリ、RPI(RPIファイル)フォーマットに対応
- プログラムファイルのチェックサム
- 消去、書き込み、ベリファイ、読み出し、フラッシュオプション設定と取得、チェックサムの取得等のコマンド実行
- 複数のコマンド(消去、書き込み、ベリファイ等)の連続実行
- プログラムファイルを複数同時に選択
暗号化されたプログラムファイルでセキュリティを強化
プログラムファイルを暗号化する機能により、プログラムファイルの盗難に対するセキュリティを強化します。
本機能は、Renesas Flash Programmerインストーラに同梱されている暗号化ユーティリティプログラム(RPE.exe)を使用したコマンドライン操作によって実行します。
簡単なプロジェクト作成
RL78ファミリの型名選択
V2では型名選択が必要でしたが、V3ではファミリ・グループを選択するだけで、詳細型名の選択は不要です。(RL78)
システム構成
Renesas Flash Programmer V3 を使用する書き込みシステム構成です。
注:
- E1エミュレータも使用可能です。
- Renesas Flash ProgrammerをSEGGER社製 J-Linkの特定のモデルと使用することで、RAファミリMCUのブートモード機能とのシリアル通信を行うことができます。有効な J-Link ハードウェアバージョン、推奨ファームウェア、ターゲットMCUへの適切なデバッグ接続についてご注意が必要ですので Renesas Flash Programmerユーザ向け情報をご参照ください。
接続方法別のターゲットデバイス
マイコン型名別の詳細は Renesas Flash Programmer V3 対応マイコン一覧 (PDF | English, 日本語)をご参照ください。
| 接続方法 | ||||||
|---|---|---|---|---|---|---|
| 対応デバイス | オンチップデバッギングエミュレータ経由 注1 | シリアル (RS232C) | USB | |||
| E2エミュレータ | E2エミュレータ Lite | E20エミュレータ | SEGGER社製 J-Linkデバッグプローブ | |||
| RA | lens | lens | — | lens | lens | lens USBブート対応マイコン |
| RL78 | lens | lens | lens 注2 | — | lens | — |
| RX | lens | lens | lens | — | lens | lens USBブート対応マイコン |
| RH850 | lens | — | lens 注2 | — | lens 注2 | — |
| RISC-V MCU(R9A02G020, R9A06G150) | — | — | — | — | lens | — |
| RISC-V MCU(R9A02G021) | lens | lens | — | lens | lens | — |
| Renesas Synergy | — | — | — | — | lens | lens USBブート対応マイコン |
| DA1453x、DA1459x、DA1469x、DA1470x、DA148xx | — | — | — | lens | — | — |
| RE | lens | — | — | — | lens | lens USBブート対応マイコン |
| 電池残量管理IC | lens | lens | lens | — | lens | — |
| Renesas USB Power Delivery | lens | lens | lens | — | lens | — |
| モータドライバ/アクチュエータドライバIC | lens | lens | lens | — | lens | — |
lens 対応 | —非対応
注:
- オンチップデバッギングエミュレータを使用する場合、ピン数によって変換アダプタが必要です。
- 一部のデバイスは非対応です。詳細は Renesas Flash Programmer V3 対応マイコン一覧 (PDF | English, 日本語)をご参照ください。
E1 エミュレータ生産中止及び後継品のご案内
E1エミュレータは使用部品の EOL(生産終了)に伴い、生産を終了させていただくことになりました。
詳細及び後継品につきましては下記よりご確認ください。
【お知らせ】 E1 エミュレータ生産中止予告 (PDF | English, 日本語)