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ページ番号:56356
更新日:2025年9月1日
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茨城県では、森林病害虫のカシノナガキクイムシ(通称:カシナガ)によるコナラの枯死(通称:ナラ枯れ)が、令和2年9月に初めて確認されました。
多数のカシナガに加害された樹木は、病原菌である「ナラ菌」の作用により、紅葉前の7〜8月頃に急速に葉の色が赤褐色に変色し、枯死します。
カシナガは、生きている木の幹に、直径1.5〜2.0ミリメートルの丸い穴をあけて食い入ります。その穴からは、粉のように細かい木くずが排出され、写真のように幹の根元にたまります。
カシナガの被害木を放置したり伐倒したままにすると、カシナガが増殖し、分散して被害が拡大する恐れがあるため、伐倒後に焼却または薬剤によるくん蒸処理(根株を含む)が必要です。
特に被害により枯れた木が倒れたら危険な場所(道路や電線、人家の周辺など)にある場合は、適切な処理をお願いします。
県内のナラ枯れ被害の現状
令和7年8月現在、県内36市町村(水戸市、日立市、土浦市、古河市、石岡市、龍ケ崎市、下妻市、常総市、常陸太田市、高萩市、北茨城市、笠間市、取手市、牛久市、つくば市、ひたちなか市、鹿嶋市、潮来市、守谷市、常陸大宮市、那珂市、筑西市、坂東市、稲敷市、かすみがうら市、桜川市、行方市、鉾田市、つくばみらい市、茨城町、城里町、東海村、大子町、阿見町、八千代町、境町)で、「カシノナガキクイムシ」によるナラ枯れが確認されています。
〇問い合わせ先
茨城県林業技術センター
那珂市戸4692
029-298-0257
県北農林事務所常陸太田林業指導所
常陸太田市山下町4119
0294-80-3370
大子林業指導所
久慈郡大子町大子1834-1
0295-72-1565
県央農林事務所水戸林業指導所
水戸市柵町1-3-1
029-231-2079
笠間林業指導所
笠間市笠間1531
0296-72-1174
鹿行農林事務所鉾田林業指導所
鉾田市鉾田1367-3
0291-33-4123
県南農林事務所土浦林業指導所
土浦市真鍋5-17-26
029-822-7087
県西農林事務所筑西林業指導所
筑西市二木成615
0296-24-9176
農林水産部林業課森林整備グループ
水戸市笠原町978-6
029-301-4051
チラシ(「ナラ枯れ」被害の拡大防止にご協力をお願いいたします!)のダウンロード(PDF:276KB)
茨城県林業技術センターホームページ〔ナラ枯れの概要と対応について〕
カシノナガキクイムシ成虫(雌)カシナガの穿入孔
(体長4.0〜5.0ミリメートル)(直径約1.5〜2.0ミリメートル)
森林総合研究所提供
コナラの被害木(8月撮影)コナラの被害木
紅葉前に葉の色が変色