石炭灰(クリンカアッシュ+フライアッシュ)は、主に石炭火力発電ボイラーで石炭(微粉炭)を燃焼させた際に発生する副産物です。日本国内では、令和二年度に12,071千トン(電気事業で8,200千トン、一般産業で3,871千トン)の石炭灰が発生しており、うち11,546千トンが有効利用されています(有効利用率95.7%)。なお、一般産業としては、化学工業、製紙業、IPP・PPS※(注記)、窯業土石、鉄鋼業が主に挙げられます。
※(注記)IPP:独立系発電事業者、PPS:特定規模電気事業者
発生する石炭灰は、設備によって大きく「フライアッシュ」と「クリンカアッシュ」の2種類に分かれます。それぞれの性質はどのように違うのでしょうか。
セメントの原材料として知られる石炭灰ですが、実はその他にも私たちの暮らしに役立っています。
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