「こいつぁ原作超えとる」本だからこそ成立するトリックなんてのもあって、映像化するにはむずかしいジャンルを手を変え、品を変えた映像ミステリをランキング形式でレビュー

43年間ミステリ読み続けてるミスおじが、「こいつぁ原作超えとる!」って驚いた大成功の映像ミステリ、おすすめ8冊ランキング形式でレビューしてます。本だからこそ成立するトリックなんてのもあって、映像化するにはむずかしいジャンル。それでも手を変え品を変え、どう工夫してるのか。乞うご期待!

【8位】 イニシエーション・ラブ 乾くるみ 文藝春秋 2015年映画化。松田翔太さんと元AKBの前田敦子さんが共演。原作と結末ちがうので少しもの足りなさ感じるかもしれませんが、それを差し引いたとしても映像化ムリと言われた本作をよくぞまぁここまで。いい仕事してますねぇ。amzn.to/3H9j7Wt

【7位】 告白 湊かなえ 双葉社 2010年映画化。松たか子さんがヒロインのサイコっぷり熱演。とにかく胸クソ悪くなるストーリーと、その後味の悪さもビジュアライズ文句なし。表情の出し方や、原作にはない最後のセリフがうまくマッチしたりもして高評価受けてます。価値アリ!amzn.to/43FimfN

【6位】 謎解きはディナーのあとで 東川篤哉 小学館 2011年ドラマ化、そのあと映画にもなっている話題作。毒舌執事役の櫻井翔さんも好演していましたが、やはり令嬢刑事役の北川景子さんの美貌がピカイチの輝きを放っていましたね。美男美女で平和になれる世界がここにある!amzn.to/3F5gMLQ

【5位】 medium 霊媒探偵城塚翡翠 相沢沙呼 講談社 2022年ドラマ化。通常なら10話前後あるはずなのに、なんと本作はたった5話で最終回を迎えることに。もちろんそのあとであるたくらみが発動するのですが、当時かなり話題になりました。主役の清原果耶さんもハマり役でGood!amzn.to/4jW4xAb

【4位】 犬神家の一族 横溝正史 KADOKAWA 1976年映画化。湖から突き出たさかさまの二本足、白い不気味なデスマスクなど、強烈で衝撃的ゆえに小説より映像のほうが記憶に残っている読者多いのでは。ちなみに2006年にも、同じ石坂浩二さん主演で再映画化してるの知ってました?amzn.to/3ZjDQx7

【3位】 天久鷹央の推理カルテ 知念実希人 実業之日本社 まさに!いま!毎週火曜21時よりドラマ放映真っ最中!原作に忠実な映像化はもちろん、主演の橋本環奈さんがもう!あまりにも!天久鷹央すぎて神がかってます!これ以上多くは語るまい...みんな、読んで見ればわかるよ。amzn.to/4dn5jE0

【2位】 十角館の殺人 綾辻行人 講談社 2023年Huluオリジナルドラマ化。原作知っている人なら、ほぼまちがいなく「あんなの映像化できるの?」と疑うところですが、監督の腕前で驚くほど見事に大成功!100点満点中360点つけてもいい。個人的にはアガサ役の長濱ねるさん推し。amzn.to/4kkNOqa

【1位】 容疑者Xの献身 東野圭吾 文藝春秋 2008年映画化。もっとも映像化に成功した作品を聞かれたら、まずまちがいなく本作を挙げるでしょう。それほどまで完成度高く、感情ゆさぶる、原作超えたといっても過言ではない傑作。特に堤真一さんの怪演、とにかく鳥肌もの。泣く!amzn.to/3GUBYEO