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外科医ちっち @surgeontitti

カウンセラーを名乗るのに資格が要らないからか、実力は玉石混交。 そうなるとSNSの炎上系みたいに「客観的には害悪でも、一部の層に強く刺さる本を書き、講演をする」のが、実力も倫理観もないやつの1つの生存戦略になる。 本来はカウンセリングに来たその人の話をすべきなのに、「あなたが困るのは

2025年04月16日 08:13:58
外科医ちっち @surgeontitti

周囲が病気・障害だから」と吹き込む。それは自責が上手く変えられない人にとって一見解決みたく働く。考える必要もなく楽かも。常に同じこと言えばいいだけ。 資格がありの職業でもクズはいるけど、資格が必要ない職業だと権威づけしたい・目立とうとしたクズが勝手に名乗れてしまう問題がある。

2025年04月16日 08:13:59
外科医ちっち @surgeontitti

で、そういうクズにとってはSNSでバレて炎上しようが何も痛手はないどころか、知名度は上がって得でしかない。 「こんなに私が大変なのは周囲が悪い」という思いは恐らく多くの人が持つ可能性がある。その中で疲れた人には染み込み、クズが導いてくれる人に見える。 クズの言説を拡散しない方がいい。

2025年04月16日 08:18:58
外科医ちっち @surgeontitti

純粋に自分に金を集めるビジネスとしてやっているから、実際に自分に相談した人が周囲を病気・障害だと認識して行動して人間関係で損しようが、内容を見かけた専門職たちから間違ってるとどれだけ指摘されようが、『本当に何の痛みも反省もない』人間がそもそもやっているから。

2025年04月16日 08:23:45
外科医ちっち @surgeontitti

SNSでの批判は、クズの言説が届く人を広げ、結果的にはクズの利益になっている。 どれだけ大半の人間が冷静に見たら荒唐無稽な言説でも、冷静に考えられない状態にある「騙されてくれる一部」に刺さればいいという戦略は存在する。

2025年04月16日 08:35:57
外科医ちっち @surgeontitti

あと、やっぱりタイトルが一部に刺されば安定して売れるから出版社が求めがちのは事実なんだろうと思う。 自分も発信を始めた初期に色々な出版社から「『発達障害が治る子育て』の本を書いてくれないか?」という連絡はあった。 先にタイトル決めて、ライター探して本を書くケースは実は多いのかも。

2025年04月16日 09:08:14
外科医ちっち @surgeontitti

Amazonの書籍ランキングもデマ、陰謀系の本が驚くほど上位にある。星の評価も高い。 「(自分じゃない)誰かが悪い」 「(本来なら自分の扱いはもっと良いはずなのに)誰かが邪魔する」 そういう話を聞きたい欲求が人間にはあるんだろうな。

2025年04月16日 09:14:10
外科医ちっち @surgeontitti

差別だからとかより前に、「解決から双方を遠ざける」アプローチだから嫌悪感を感じる。 その言説を好む人にも、実は損をさせているから本当に嫌。

2025年04月16日 10:29:39
外科医ちっち @surgeontitti

追記 「何かできない人のカバーさせられたら、周囲が苦労するのだから必要な情報では?」 →確かにそういう場合もあるからこそ、余計なカバーをして当事者も周囲も疲弊しないように、まともな情報とアプローチが必要で、障害がある人の実像イメージが歪んでいる人の間違った情報が不要なんですよ。

2025年04月16日 22:17:55
外科医ちっち @surgeontitti

障害者側、健常者側どちらの時間も労力も限りあるリソースで大切だからこそ、お互いの相手を歪まずに理解する必要があります。その時に1番最初に必要なのが、診断名より「その人はどんな人か?」です。「健常者ならどんな人にも絶対伝わるマニュアル作成法教えます」とか言われたら「は?」でしょ。

2025年04月16日 22:23:44
外科医ちっち @surgeontitti

解像度が低い人が唱える「無理なことをできる方法」に価値があるって言い張っても、相手にしないでしょう? でも、相手の属性に障害が絡むと何故か「解像度の低い現実に即してない方法はやめて」が通じなくなるんですよ。 何なら「この指導通りに対応したのに効果がないなんて」と怒りが当事者に向く。

2025年04月16日 22:30:31
外科医ちっち @surgeontitti

「障害がある人とお互いに上手くいく方法論の発信」への怒りじゃないです。 「明らかに色々な間違い、偏見を含む情報が発信されて、それに従って行動してもお互いに損をする」のが分かるレベルだから怒っています。

2025年04月16日 22:35:41
外科医ちっち @surgeontitti

「同僚や部下、上司がもしかして」と発達障害に興味を持った、学ぶ必要を感じた人が書店に行って本を買おうとすると結構な確率でデマや嘘が書いてある本を買うことになるのは問題だと思います。 1番間違いが少ないお勧めは、研修医や看護師向けの医学書ですが、それを読んですぐ職場では活きないよなぁ x.com/surgeontitti/s...

2025年04月16日 23:00:05
外科医ちっち @surgeontitti

・健康や病気に関する勉強が「難しい」理由 病気の人や、その家族、さらに医療者や支援者含めて、一部の人が「デマや嘘を元にして勉強してしまい、それに従ってしまう」理由の一つが、『書店の平積み本や新聞で宣伝されている本の内容が、デマ・嘘であることが結構ある』こと。

2023年09月24日 11:47:11
外科医ちっち @surgeontitti

・健康や病気に関する勉強が「難しい」理由 病気の人や、その家族、さらに医療者や支援者含めて、一部の人が「デマや嘘を元にして勉強してしまい、それに従ってしまう」理由の一つが、『書店の平積み本や新聞で宣伝されている本の内容が、デマ・嘘であることが結構ある』こと。

2023年09月24日 11:47:11
外科医ちっち @surgeontitti

題名や文面が ・直感で正しいと思える ・派手な経歴(資格や学歴、実績らしきもの、所属組織の知名度) ・強く断言している ・「努力したら改善する」「〇〇さえすれば簡単に出来る」など欲求に合う どれも、商品としては売れやすくなる要素だと思うけれど、『正しさ』を保証してくれる要素ではない。

2023年09月24日 11:47:14
外科医ちっち @surgeontitti

なのに、『活字』の持つ説得力は強いし、厳密さや正確性を気にしなければ幾らでも感情を揺らすようなエピソードは作れるので、よく考えたらおかしいことですら信じ込ませられる本は作れる。 さらに、多くの人にとって、診断されることや内服することは苦痛なので、それを否定する情報への需要は高い。

2023年09月24日 11:47:14
外科医ちっち @surgeontitti

大きめの急性期病院で働けば、数年に1人くらいは週刊誌や本を信じ込んだ末に、代替医療へ時間もお金も注ぎ込み、最終的にはあらゆる意味でボロボロになった人を診るが、日常生活では見ないため偽情報への警戒も弱い。 そういった人の後悔の声は中々広がらない。人の本能的な需要に反しているから。

2023年09月24日 11:47:15
外科医ちっち @surgeontitti

本当は、マスコミや出版社側が意識を高く保たないといけないし、消費者側がその態度を評価しないといけないのだけど、上手く機能していない。 ただ、専門書で嘘はつきにくいので、専門書の簡単なものをまずは読むのが良いと思う。 おわり ふらいと先生本の発達障害版が欲しい amzn.to/3rfZgxC

2023年09月24日 11:47:15

以下、障害理解につながる本のご紹介を少し。

(注記)医療・支援関係者と闘病者当事者の両方にお勧め。ただし若干難しいめ。

(注記)自閉症スペクトラム障害のお子さんの保護者・支援者向けの本です。タイトルが胡散臭いですが内容はまとも。

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