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RHAPSODY (CHAGE and ASKAのアルバム)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
CHAGE and ASKA > RHAPSODY
『RHAPSODY』
チャゲ&飛鳥 スタジオ・アルバム
リリース
ジャンル ポップ
時間
レーベル ポニーキャニオン AARD-VARK(1988年・1989年盤・1990年盤・1993年盤)
東芝EMI(1999年盤)
ヤマハミュージックコミュニケーションズ(2001年盤・2009年盤)
プロデュース CHAGE&ASUKA
GO YAMAZATO
チャート最高順位
チャゲ&飛鳥 アルバム 年表
Mr.ASIA
(1987年) RHAPSODY
(1988年) CD BOX-5
(1988年)
『RHAPSODY』収録のシングル
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RHAPSODY』(ラプソディー)は、チャゲ&飛鳥(現:CHAGE and ASKA)の10作目のオリジナル・アルバムであり、本作の6曲目の楽曲名である。1988年 3月5日ポニーキャニオンから発売された。

背景・制作

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前作『Mr.ASIA』からおよそ10か月ぶりとなるオリジナル・アルバム[1]

アルバム制作当初は、ロンドンでもレコーディング作業をする計画であったが、断念せざるを得ない状況になった[2] [注 1]

本作で飛鳥(現:ASKA)は自身で作詞と作曲の両方を行っているが、チャゲ(現:Chage)は既発曲を除き、澤地隆と共作で楽曲を制作している[5]

本作発売後に6曲目「狂想曲(ラプソディ)」が「ラプソディ」とタイトル表記・アレンジを変えてシングルカットされた。

リリース

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1988年 3月5日ポニーキャニオンより、LP、CT、CDの3形態でリリースされた。

その後、1989年 3月21日GOLD CD1990年 7月21日にCD、1993年 12月17日にAPO-CDで再発売され、1999年 12月16日東芝EMI2001年 7月18日ヤマハミュージックコミュニケーションズからCD盤が再発売されたほか、2004年 7月28日に発売された完全限定生産盤のCD-BOX『CHAGE and ASKA 25th Anniversary BOX-2 1986-1990』にはデジタルリマスタリング仕様で収録されている。

2009年 10月21日には、紙ジャケット・シリーズの一環としてSHM-CD、紙ジャケット、デジタルリマスタリング仕様でヤマハミュージックコミュニケーションズより再発売され、その際には当時のLPのジャケットが復刻された。

No. 日付 レーベル 規格 規格品番 最高順位 備考
1 1988年3月5日 ポニーキャニオン LP
CT
CD
C28A0624
28P6780
D32A0350
4位
2 1989年3月21日 GOLD CD D35A0473 -
3 1990年7月21日 CD PCCA-00107 - 品番および価格改定。
4 1993年12月17日 APO-CD PCCA-00538 -
5 1999年12月16日 東芝EMI CD TOCT-10701 -
6 2001年7月18日 ヤマハミュージックコミュニケーションズ YCCR-00021 -
7 2004年7月28日 ユニバーサル・シグマ UMCK-9090 - CD-BOX『CHAGE and ASKA 25th Anniversary BOX-2 1986-1990』(完全生産限定盤)に収録。
デジタルリマスタリング仕様。
8 2009年10月21日 ヤマハミュージックコミュニケーションズ SHM-CD YCCR-10017 251位 紙ジャケット、デジタルリマスタリング仕様 (初回生産限定盤)。

収録曲

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A面
#タイトル作詞作曲編曲時間
1.風のライオン飛鳥涼 飛鳥涼西平彰
2.恋人はワイン色 飛鳥涼飛鳥涼西平彰
3.BELIEVE IT?飛鳥涼CHAGE 瀬尾一三
4.待ちぼうけ LONELY TOWN澤地隆 CHAGE村上啓介
5.レノンのミスキャスト澤地隆CHAGE村上啓介
B面
#タイトル作詞作曲編曲時間
6.狂想曲(ラプソディ) 飛鳥涼飛鳥涼西平彰
7.焦燥澤地隆CHAGE村上啓介
8.失恋男のモンタージュ飛鳥涼飛鳥涼村上啓介
9.ロマンシングヤード 秋谷銀四郎CHAGE瀬尾一三
10.ミステリー飛鳥涼飛鳥涼村上啓介
合計時間:

楽曲解説

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  1. 風のライオン
    飛鳥が、自分のことを書いた曲だという。コンスタントに続けてきたコンサート活動に少し期間を設けた時に、「ちょっとたて髪を風に預けてみようかな、それでもう1回爪をとぎ直して出てみようかな"」と思った気分を歌にしている[2] [5]
    2010年には飛鳥がアルバム『12』でセルフカバーしている。
  2. 恋人はワイン色
    1988年2月5日に発売されたシングル曲。
  3. BELIEVE IT?
    テンポ180とかなり速いテンポの楽曲である。当初はチャゲがボーカルであったが、キーが低いことで飛鳥に変更された[2]
    歌詞は、ある男が某女優と酒の席で一緒になり、夜中にベッドで目覚めたら隣でその女優が寝ていたという内容である。飛鳥は具体的な明言を避けながらも、ノンフィクションであると述べている[2]
  4. 待ちぼうけ LONELY TOWN
    チャゲが今回のアルバムで最初に取り掛かった曲。サウンドが、以前チャゲ&飛鳥のサポートメンバーであったTHE ALPHAっぽいとチャゲは述べている[2]
  5. レノンのミスキャスト
    12月8日のジョン・レノンの命日に、75日間という日数を引っかけて澤地が詞を書いた[2] 。CHAGEは、75日っていうのがどういう日数であるのかは、歌を聴いた人がいろいろ解釈してくれればいいとしている[2] [5]
    チャゲはこの楽曲に対して、「歌詞と楽曲がこんなにマッチしたのは久しぶり」と評価している[5]
    2009年に発売されたチャゲのアルバム『Many Happy Returns』では、キマグレンが参加したバージョンでセルフカバーしている。
  6. 狂想曲(ラプソディ)
    1988年5月21日に「ラプソディ 」としてリカットされた。
    間奏でスキャットが入っているが、これは仮歌の時に雰囲気でやったものがスタッフに評判良く、本番でも採り入れられたという[2]
  7. 焦燥
    曲調はレゲエであり、詞は澤地に何度も書き直しをお願いしたという[2]
    ボーカルは、チャゲと飛鳥が同じレベルを保ちながら、ユニゾンで歌っている。2人とも敢えて言葉尻を合わそうとせずに歌い、お互いが持っている余韻を活かしたものにしている[2]
  8. 失恋男のモンタージュ
    イントロは、いろいろな声を加工処理してあるという。"男だって、そりゃあ泣くよ" というのが詞のテーマである。僅かに次曲とかぶっている[2]
  9. ロマンシングヤード
    1987年10月5日に発売されたシングル曲。
  10. ミステリー
    飛鳥は、永遠の男と女のテーマであると述べている[2]

参加ミュージシャン

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アルバム曲のその他収録作品

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(注記)シングル収録曲は、「ロマンシングヤード」・「恋人はワイン色」・「ラプソディ」の項目を参照

風のライオン

BELIEVE IT?"

  • Yin&Yang(1994年)(注記)リミックス音源を収録

レノンのミスキャスト

脚注

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注釈

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  1. ^ 次作『ENERGY』でもロンドン行きを予定するが、スケジュールの都合で現地のミュージシャンとエンジニアを日本に招いてアルバムを制作することになった[3] 。初めてロンドンでレコーディング作業をしたアルバムは、1990年8月発売の『SEE YA』である[4]

出典

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  1. ^ ALBUM(2ページ目)|DISCOGRAPHY CHAGE and ASKA Official Web Site 2021年5月25日閲覧。
  2. ^ a b c d e f g h i j k l 『RHAPSODY』 CHAGE and ASKA Official Web Site 2021年6月12日閲覧。
  3. ^ CHAGE&ASKA 倫敦に行かず、倫敦を"呼び寄せ"完成した『ENERGY』 WHAT's IN? tokyo 2019年2月15日配信, 2021年6月14日閲覧。
  4. ^ 『700番 第二巻|第三巻』(2017年)扶桑社 p110-111
  5. ^ a b c d CHAGEとASKAは違って当然。だって違う人間だもの WHAT's IN? tokyo 2019年2月8日配信, 2021年6月21日閲覧。

参考文献

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  • PRIDE II 〜10年の複雑〜 (八曜社、1989年10月10日発行) ISBN 4827000964

外部リンク

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  • RHAPSODY - CHAGE and ASKA Official Web Site
Chage - ASKA
シングル
CHAGE and ASKAのシングル
1970年代
79年
1980年代
80年
81年
82年
83年
84年
85年
86年
87年
88年
89年

23.WALK - 24.LOVE SONG

1990年代
90年
91年
92年
93年
94年
95年
96年

38.river

99年
2000年代
01年
03年
04年
07年
アルバム
CHAGE and ASKAのアルバム
オリジナル
1980年代
1990年代
2000年代

20.NOT AT ALL - 21.DOUBLE

ベスト
1980年代
1990年代
2000年代

12.THE BEST (海外盤) - 13.THE STORY of BALLAD II (バラード・ベスト) - 14.Asian Communications Best (海外盤) - 15.CHAGE and ASKA VERY BEST NOTHING BUT C&A

ライブ
ボックス
その他

熱い想い (サウンドトラック) - オリジナルカラオケ - one voice THE SONGS OF CHAGE&ASKA (トリビュート) - STAMP (セルフカバー)

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映像作品
CHAGE and ASKAの映像作品
1980年代
1990年代
2000年代
2010年代
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関連項目
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