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D型インフルエンザウイルス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
D型インフルエンザウイルス
分類
: デルタインフルエンザウイルス属 Deltainfluenzavirus
: D型インフルエンザウイルス Influenza D virus

D型インフルエンザウイルス(ディーがたインフルエンザウイルス、学名:Influenza D virus)は、オルトミクソウイルス科に分類されるインフルエンザウイルスの1種[1] 。主にウシブタなどの家畜 動物に感染し、鼻水などの呼吸器症状を示す[2]

2011年にアメリカ合衆国で感染したブタから本ウイルスが分離され、2013年にC型インフルエンザウイルスの1系統として報告された[2] 。2014年にウシをおもな宿主とする新種として提唱され、2016年にICTVの分類体系に追加された[2] 。日本では、2016年に初めてウシから検出された[3] 。ウシ、ブタ、ヤギラクダなどの偶蹄類が宿主として報告されており、ウシ呼吸器病症候群(bovine respiratory disease complex, BRDC)の原因ウイルスの1つと考えられている[2] 。ヒトへの感染力を有することが示唆されているが、病原性については明らかになっていない[2]

脚注

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  1. ^ 堀本泰介「インフルエンザウイルスの種類を教えてください.」『インフルエンザ』第20巻第2号、メディカルレビュー社、2019年、88-89頁、ISSN 1345-8345 
  2. ^ a b c d e 村上晋、堀本泰介「新しい―D型―インフルエンザウイルス」『ウイルス』第67巻第2号、日本ウイルス学会、2017年12月25日、161–170頁、doi:10.2222/jsv.67.161 
  3. ^ "牛のD型インフルエンザを国内で初めて検出". www.a.u-tokyo.ac.jp. 東京大学大学院農学生命科学研究科 (2016年8月23日). 2021年7月29日閲覧。
主要項目
ウイルス
A型の亜型
H1N1
パンデミック
H5N1
流行
科学
H7N9
流行
治療
抗ウイルス薬
ワクチン
流行・
パンデミック
流行
パンデミック
ヒト以外
哺乳類
哺乳類以外
関連項目
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