agraph
| agraph | |
|---|---|
| 出生名 |
うしお けんすけ 牛尾 憲輔 |
| 生誕 | (1983年03月01日) 1983年 3月1日(42歳)[1] |
| 出身地 | 日本の旗 日本・東京都 [1] |
| 学歴 | 東京工科大学 [1] |
| ジャンル | |
| 職業 | |
| 担当楽器 | |
| 活動期間 | 2003年 - |
| レーベル | キューンミュージック |
| 事務所 | ソニー・ミュージックアーティスツ |
| 共同作業者 | |
| 公式サイト |
www |
agraph(アグラフ)は、牛尾 憲輔(うしお けんすけ、1983年 3月1日 - )[1] によるソロユニットである。ソニー・ミュージックアーティスツ所属。
agraph名義での活動のほか、牛尾憲輔名義で電気グルーヴのサポートメンバーやLAMAのメンバーとして、劇伴制作なども手掛けている。
来歴
[編集 ]音楽教室の家に生まれ、幼稚園の頃からピアノを習う。中学ではピアノと並行して、ヤマハのEOS-B900にて打ち込みを始めた[2] 。
大学では、音楽と現代芸術を専攻。そこでPro Toolsに触れ、在学中よりPro Toolsのオペレーターとして活動する[2] 。2003年、20歳の頃、渋谷「WOMB」にて石野卓球がホストを務めるテクノイベント「STERNE」に行った際、偶然バーにいた本人に直接話しかける。ファンである・Pro Toolsのオペレーターである・音楽業界に入りたいことなどを話すと、石野がちょうどスタッフを欲していたためタイミングが合い、その1ヶ月後より音源制作にスタッフとして迎え入れられる[2] 。
その後石野個人の制作サポートのほか、電気グルーヴやDISCO TWINS、RYUKYUDISKOらのテクニカル・エンジニアとして音源制作のキャリアを積む[3] 。
ソロアーティストとしては、2007年、石野卓球が主宰するレーベル『platik』からリリースされたコンピレーション・アルバム『Gathering Traxx Vol.1』にkensuke ushio名義の初の楽曲『colours』が収録される[4] 。
2008年 12月3日、1stアルバム『a day, phases』がキューンミュージックよりリリース。2010年 11月3日には、2ndアルバム『equal』がリリースされた。同年行われたアンダーワールドの来日公演では、オープニングアクトに抜擢される[5] 。
2011年、中村弘二(iLL)、フルカワミキ、田渕ひさ子とともに新バンド『LAMA』を始動[6] 。2012年以降は、電気グルーヴのライブメンバーとして、ステージ上でのサポートも行っている[3] 。2014年には、湯浅政明監督作『ピンポン THE ANIMATION』にて音楽を担当[7] 。以降、アニメ作品も手掛けるようになった[8] 。
2016年 2月3日、3rdアルバム『the shader』が発売[9] 。同年9月公開の山田尚子監督作『映画 聲の形』では、自身初となる映画作品の劇伴を手がけた[10] 。
人物・特徴
[編集 ]『agraph』名前の由来は『グラフィック』という文字をユニット名に入れたく石野卓球と川辺ヒロシに相談したところ「グラフィックじゃなくてグラフって言い方にすれば、頭でっかちのグラフととれる」、という話からagraph(アグラフ)となったという。アグラフとはピアノの部品の弦押さえという意味もある[11] 。テクノをジャンルとしているが四つ打ちを使用した楽曲はほとんどなくレイ・ハラカミのようなエレクトロニカに近い。
アニメ好きでもあり、同趣味のクラムボンのミトとは、アニメオタクDJユニット2ANIMEny DJsとしても活動[12] 。特に好きなアニメに『銀河英雄伝説』『新世紀エヴァンゲリオン』『少女革命ウテナ』『ココロ図書館』などを挙げている[13] 。
主な使用機材 ・ ソフトウェア
[編集 ]- Cubase 6[14]
- スタインバーグ社製 デジタル・オーディオ・ワークステーション
- ThinkPad T520[14]
- レノボ社製 ノートブック型パーソナルコンピュータ
ディスコグラフィー
[編集 ]| 発売日 | タイトル | 規格品番 | 収録曲 | |
|---|---|---|---|---|
| 1st | 2008年 12月3日 | a day, phases | KSCL-1330 | 全9曲
|
| 2nd | 2010年 11月3日 | equal | KSCL-1649 | 全11曲
|
| 3rd | 2016年 2月3日 | the shader | BRC-497 | 全10曲
|
アナログシングル
[編集 ]| 発売日 | タイトル | 規格品番 | 収録曲 | 備考 | |
|---|---|---|---|---|---|
| 1st | 2022年 1月5日 | unified perspective | PCKG-00001 |
|
『平家物語』エンディングテーマ
オリコン最高178位 |
配信限定シングル
[編集 ]| 発売日 | タイトル | レーベル |
|---|---|---|
| 2010年11月22日 | silvery white | Sony Music Entertainment |
参加作品、リミックスワーク
[編集 ]劇伴作品
[編集 ]- 2014年
-
- スペース☆ダンディ - 音楽 ※(注記)スペース☆ダンディバンドの一員として参加
- ピンポン THE ANIMATION - 音楽[8]
- 2016年
-
- 映画 聲の形 - 音楽
- 2018年
-
- DEVILMAN crybaby - 音楽[8]
- サニー/32 - 音楽・主題歌
- リズと青い鳥 - 音楽[8]
- モリのいる場所 - 音楽
- 青と僕 - 音楽
- フェイクニュース あるいはどこか遠くの戦争の話 - 音楽
- 2019年
-
- ブギーポップは笑わない - 音楽[8]
- 麻雀放浪記2020 - 音楽
- そばへ -日照雨- - 音楽
- 2020年
-
- 日本沈没2020 - 音楽
- 2021年
-
- サイダーのように言葉が湧き上がる - 音楽
- 子供はわかってあげない - 音楽
- 2022年
- 2023年
- 2024年
- 2025年
- 2026年
-
- 劇場アニメ 僕の心のヤバイやつ - 音楽[23]
- 時期未定
著書
[編集 ]- 牛尾憲輔『定本』太田出版、2025年2月27日。ISBN 978-4778319571。
テレビ出演
[編集 ]- プロフェッショナル 仕事の流儀 「音を置く、曲が在る」(2025年8月26日、NHK総合)
脚注
[編集 ]出典
[編集 ]- ^ a b c d "牛尾憲輔 - TOWER RECORDS ONLINE". タワーレコード株式会社 (2020年7月27日). 2024年10月4日閲覧。
- ^ a b c agraph (1/3) - 音楽ナタリー Power Push音楽ナタリー2016年8月15日閲覧
- ^ a b 今秋公開アニメーション映画「聲の形」音楽に牛尾憲輔が参加PONYCANYON NEWS 2016年8月15日閲覧
- ^ "agraph (2/3) - 音楽ナタリー Power Push". 音楽ナタリー. 2016年8月15日閲覧。
- ^ "UNDERWORLD東京公演オープニングアクトにagraph抜擢". 音楽ナタリー. 2016年8月15日閲覧。
- ^ "中村弘二、フルカワミキ、田渕ひさ子、agraphの新バンド=LAMAが始動". TOWER RECORDS ONLINE. 2016年8月15日閲覧。
- ^ "agraph牛尾憲輔、アニメ「ピンポン」の劇伴手がける". 音楽ナタリー. 2016年8月15日閲覧。
- ^ a b c d e "牛尾憲輔インタビュー 『ブギーポップは笑わない』『リズと青い鳥』......ブレない音楽家のコアに迫る". moraトピックス (2019年3月27日). 2023年7月2日閲覧。
- ^ "agraphの6年ぶり新アルバムは『the shader』、トレーラー映像公開". CINRA.NET. 2016年8月15日閲覧。
- ^ "牛尾憲輔、京アニ手がける「映画『聲の形』」音楽を担当". 音楽ナタリー. 2016年8月15日閲覧。
- ^ 名前の由来について、ナタリーagraphスペシャルコンテンツ 3ページ、2008年12月2日。
- ^ "×ばつagraphアニヲタDJユニット、今度は関西に殴り込み". 音楽ナタリー. 2016年8月15日閲覧。
- ^ "「水島監督とは"肉"仲間だったんです!」好評放送中の『UN-GO』でEDテーマを手がけているLAMAの牛尾憲輔さんにインタビュー!". アニメイトタイムズ. 2016年8月15日閲覧。
- ^ a b サウンド&レコーディング・マガジン 2012年12月号 インタビュー記事より
- ^ ×ばつNetflix「MAKE MY DAY」2023年2月配信、音楽は牛尾憲輔". コミックナタリー (ナターシャ). (2022年9月25日). https://natalie.mu/comic/news/495017 2022年9月25日閲覧。
- ^ "僕の心のヤバイやつ:テレビアニメが2023年4月スタート 市川京太郎役は堀江瞬 羊宮妃那が山田杏奈に". まんたんウェブ (MANTAN). (2022年12月6日). https://mantan-web.jp/article/20221206dog00m200009000c.html 2022年12月6日閲覧。
- ^ "天国大魔境:テレビアニメのティザーPV公開 荒廃した日本 天国探しの旅へ メインスタッフも発表". まんたんウェブ (MANTAN). (2022年11月25日). https://mantan-web.jp/article/20221125dog00m200008000c.html 2022年11月25日閲覧。
- ^ "きみの色:山田尚子監督のオリジナル劇場版アニメ 2023年秋公開 吉田玲子脚本 音楽に牛尾憲輔 サイエンスSARU制作". まんたんウェブ (MANTAN). (2022年12月3日). https://mantan-web.jp/article/20221202dog00m200047000c.html 2022年12月6日閲覧。
- ^ "龍幸伸「ダンダダン」2024年にTVアニメ化が決定!アニメ制作はサイエンスSARU". コミックナタリー (ナターシャ). (2023年11月28日). https://natalie.mu/comic/news/550765 2023年11月28日閲覧。
- ^ "スタッフ陣も豪華な面々が集結!". TVアニメ「チ。 ―地球の運動について―」公式. 2024年9月5日閲覧。
- ^ "「チェンソーマン レゼ篇」公開は"2025年の台風がくる頃" 対照的なビジュアル2枚公開". コミックナタリー. ナターシャ (2024年12月22日). 2024年12月22日閲覧。
- ^ "次期朝ドラ「ばけばけ」劇伴は牛尾憲輔氏 アニメ「ダンダダン」「ピンポン」「チ。」など手掛ける". Sponichi Annex. スポーツニッポン新聞社 (2025年8月21日). 2025年8月21日閲覧。
- ^ "劇場版「僕ヤバ」公開日決定&ティザーPV TVアニメBD-BOXに山田のASMR収録の情報も". コミックナタリー. ナターシャ (2025年7月1日). 2025年7月2日閲覧。
- ^ "ヤマシタトモコ「違国日記」TVアニメ化 構成・脚本は喜安浩平、アニメ制作は朱夏". コミックナタリー. ナターシャ (2024年5月3日). 2024年5月3日閲覧。
外部リンク
[編集 ]- www
.agraph .jp ウィキデータを編集 - kensuke ushio (@agraph) - X
- kensuke ushio (@agraph) - Instagram
- Upload Agraph Kensuke Ushio - YouTubeチャンネル
- kensuke ushio (agraph) myspace
- agraph - Sony Music
- agraph - Discogs (英語)
- Kensuke Ushio - Discogs (英語)
- agraph - オリコン
- Kensuke Ushio - オリコン
音楽配信
[編集 ]- agraph - mora
- 牛尾憲輔 - mora
- 牛尾憲輔 - YouTube Music チャンネル
- agraph - Spotify
- 牛尾憲輔 - Spotify
- agraph - Apple Music
- 牛尾憲輔 - Apple Music