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樋口毅宏

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(2025年1月)

樋口 毅宏(ひぐち たけひろ、1971年 - )は、日本の小説家

経歴

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東京都 豊島区 雑司ヶ谷生まれ[1] 帝京大学 文学部卒業[2] コアマガジンにて『ニャン2倶楽部Z』『BUBKA』の編集、白夜書房にて『コリアムービー』『みうらじゅんマガジン』の編集長を務める。取材で出会った白石一文の紹介により[3] 2009年『さらば雑司ヶ谷』で小説家デビュー。2011年、『民宿雪国』で第24回山本周五郎賞候補[4] と第2回山田風太郎賞候補[5] になる。2012年、『テロルのすべて』で第14回大藪春彦賞候補になる。日本文芸家協会会員。

2015年6月15日、弁護士三輪記子 [6] と再婚[7] 。出会いのきっかけは三輪が樋口の著書『タモリ論』を新幹線で泣きながら一気読みしたエピソードをTwitterに投稿したことからである[8] 。同年から三輪が暮らす京都に在住、2017年から夫婦で東京に移る[9] 。2022年に第2子にあたる女児が誕生[10] 。妻の実家がある福山市を年1回訪れており、いいところだなと思っている[11]

2016年9月に作家引退を表明。「もう飽きたんだよ。作家なんて男子一生の仕事じゃねえんだよ」とその理由を語るが[12] 、それ以降も小説を発表している。

2022年12月、イースト・プレスから刊行予定だった小説『中野正彦の昭和九十二年』が発売直前に回収されることになった。2025年10月22日に清談社Publicoから『中野正彦の昭和九十二年 新版』として刊行[13]

作品リスト

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単行本

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  • 『さらば雑司ヶ谷』(2009年、新潮社 / 2012年、新潮文庫)
  • 『日本のセックス』(2010年、双葉社 / 2012年、双葉文庫)
  • 『民宿雪国』(2010年、祥伝社 / 2013年、祥伝社文庫)
  • 『雑司ヶ谷R.I.P.』(2011年、新潮社 / 2013年、新潮文庫)
  • 『テロルのすべて』(2011年、徳間書店 / 2014年、徳間文庫)
  • 『二十五の瞳』(2012年、文藝春秋 / 2014年10月、文春文庫)
  • 『ルック・バック・イン・アンガー』(2012年、祥伝社 / 2015年、祥伝社文庫)
  • タモリ論』(2013年、新潮新書)
  • 『甘い復讐』(2014年、角川書店 / 2016年、角川文庫)
    • 収録作品:甘い復讐 / 永遠とドラゴン / さくらの結婚 / ある芸者の証言 / 十階建てのラブストーリー / 余生
  • 『愛される資格』(2014年、小学館 / 2017年、小学館文庫)
  • 『ドルフィン・ソングを救え!』(2015年、マガジンハウス / 2019年、角川文庫)
  • 『さよなら小沢健二』(2015年、扶桑社)コラム集
  • 『太陽がいっぱい』(2016年、扶桑社)「引退作品」
  • 『おっぱいがほしい!―男の子育て日記―』(2017年、新潮社)
  • 『アクシデント・レポート』(2017年、新潮社)
  • 『東京パパ友ラブストーリー』(2019年、講談社)
  • 大江千里渡辺美里って結婚するんだとばかり思ってた 昭和40年代男子の思い出エッセイ』(2020年、交通新聞社)
  • 『中野正彦の昭和九十二年』(2022年、イースト・プレス / 2025年、「新版」・清談社Publico)
  • 『無法の世界 Dear Mom, Fuck You』(2023年、角川書店)
  • 『凡夫 寺島知裕。 「BUBKA」を作った男』(2025年、清談社Publico)

雑誌掲載短編

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脚注

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  1. ^ 樋口毅宏 (2013年4月3日). "雑司谷小学校". 文藝春秋WEB. 同級生交歓. 2013年4月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2025年10月20日閲覧。
  2. ^ 『週刊新潮』2015年7月9日号「結婚」
  3. ^ "樋口毅宏さん". WEB 本の雑誌. 作家の読書道 第114回 (2011年5月25日). 2014年4月2日閲覧。
  4. ^ "第24回 山本周五郎賞". 新潮社. 2025年10月20日閲覧。
  5. ^ "2011年 第二回|過去受賞|受賞作". 山田風太郎賞. KADOKAWA. 2025年7月28日閲覧。
  6. ^ "男の育児日記『おっぱいがほしい!』著者・樋口毅宏さんが語る産前産後、家族のリアル【前編】". ハピママ. ぴあ (2018年2月5日). 2018年2月8日閲覧。
  7. ^ 週刊新潮』(新潮社)同上
  8. ^ "ついにアノ「美人(!?)鬼嫁」登場! 想像を超えた夫婦関係がいま明らかに!!". LEON レオン オフィシャルWebサイト. 樋口毅宏の「手玉にとられたい!」【第8回】三輪記子(弁護士・タレント). 主婦と生活社 (2021年4月24日). 2021年11月15日閲覧。
  9. ^ 『大江千里と渡辺美里って結婚するんだとばかり思ってた』P.103-108
  10. ^ "三輪記子弁護士が番組内で第2子女児出産を発表「逆子で帝王切開」15年作家の樋口毅宏氏と結婚". 日刊スポーツ (2022年6月3日). 2022年6月3日閲覧。
  11. ^ "西田尚美「親戚に似てるとか、昔の彼女に似てるとか、すごい言われるんです」". LEON レオン オフィシャルWebサイト. 樋口毅宏の「手玉にとられたい!」【第10回前編】西田尚美(女優). 主婦と生活社. p. 3 (2021年6月18日). 2025年10月20日閲覧。
  12. ^ "作家・樋口毅宏が引退表明!? 「作家なんて男子一生の仕事じゃない」". 日刊SPA! (2016年9月8日). 2016年9月9日閲覧。
  13. ^ "大手出版社が刊行ためらった「発売禁止」の小説が"復刊" 樋口毅宏氏『中野正彦の昭和九十二年 新版』発売へ". ORICON NEWS (2025年10月20日). 2025年10月20日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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