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大いなる完

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大いなる完』(おおいなるかん)は、本宮ひろ志漫画。また、この作品を原作とした高橋伴明監督による映画である。

概要

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1983年から1984年にかけて、講談社モーニング」に連載された。

主人公・鉄馬完は田中角栄をモデルにしたとされるが、本宮ひろ志独自のアレンジが多いため完全なフィクションになっている。例えば鉄馬完の出身地は広島県 福山市近郊の山手村(この村名は戦前実在した)とされている(共同作業をしているともいわれる本宮夫人・もりたじゅんがこの近辺の出身である)。また幼少期の田中角栄が貧困だったのは父親の事業の失敗によるものであるが、本作の主人公・鉄馬完の場合は元より極貧の小作人の家に生まれている。そしてその出自が、主人公を巡るふたりの女のエピソードや、終生のライバルになる男の存在といった、モデルとなった田中角栄の生涯とは全く異なる、独自のストーリーへと発展していく。

貧農から故郷を出て土建業界で大成功し、戦後に国会議員になり、最終的には首相となり、政界で大きな権力を持つようになるその後の人生は、モデルである田中角栄をそのままなぞっている。作中には変名であるが実在の政治家も登場し、それらの描写、および主人公との関わりについても、事実をなぞっている。

1990年頃にヘクトからファミリーコンピュータ向けにゲームが開発されていたが、発売中止になっている。

映画

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大いなる完 ぼんの
監督 高橋伴明
脚本 高橋伴明
佐々木乃武良
製作総指揮 高橋紀成
出演者 的場浩司
哀川翔
南野陽子
大塚寧々
大和武士
宇崎竜童
青木堅治
白竜
高橋恵子
佐野浅夫
音楽 中島みゆき
主題歌 中島みゆき
私たちは春の中で
撮影 佐野哲郎
編集 菊池純一
公開 日本の旗 1998年12月19日
上映時間 150分
製作国 日本の旗 日本
言語 日本語
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1998年に『大いなる完 ぼんの』のタイトルで、上映時間150分の長編映画が製作された。

的場浩司哀川翔南野陽子大塚寧々の起用にくわえ、高橋恵子や白竜を迎えた著名な俳優陣でのキャスティングであったが、興行収入はふるわなかった。これにはレンタルビデオ主導の企画であったため、「舞台セットが低予算で、本宮ひろ志原作の映像作品にしては迫力に乏しく、結果的に不本意な仕上がりになった」との意見もある。

なお、映画での主な舞台は熊本県へ変更されている。

キャスト

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スタッフ

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外部リンク

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作品
連載作品

男一匹ガキ大将 - 大ぼら一代 - さわやか万太郎 - 硬派銀次郎(山崎銀次郎) - ドン 極道水滸伝 - 男樹 - 群竜伝 - ガクラン仁義 - やぶれかぶれ - 天地を喰らう - ばくだん - 赤龍王 - 雲にのる - 俺の女たち - サラリーマン金太郎 - 俺の空 - 山吹の標 - 大いなる完 - 大と大 - 国が燃える - ゼロの白鷹 - 武蔵 - 真田十勇士 - 昼まで寝太郎 - 姿三四郎 - 夢幻の如く - 猛き黄金の国 - 猛き黄金の国 道三 - 猛き黄金の国 柳生宗矩 - 勝算 - オンザティ - 万年雪のみえる家 - 春爛漫 - げんこつ街道 - 大飢饉 - 挑戦者 - ビッグガン - 旅の途中 - ゴールデンボーイ - 実録たかされ - 風の陣 - まだ、生きてる... - 俺の嫁はあいつの妻 - 幕末紅蓮隊 - 喝 風太郎!! - 悪党 - こううんりゅうすい〈徐福〉 - グッドジョブ - 海を渡るべ - 僕、いますよ。

貸本時代の作品

遠い島影 - 落葉の山道 - 暴れ者 - 決斗 - おれたちゃ男だぜ - 水平線の彼方

パチスロ
アシスタント

高橋よしひろ - 金井たつお - 車田正美 - 前川K三 - 能田茂 - 猿渡哲也 - 江川達也 - 和田たつみ - プリティ長嶋 - 那須輝一郎

サラリーマン金太郎
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