コンテンツにスキップ
Wikipedia

夜空 (五木ひろしの曲)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
「夜空」
五木ひろし シングル
B面 テール・ランプ
リリース
ジャンル 演歌
時間
レーベル ミノルフォン
作詞・作曲 山口洋子(作詞)
平尾昌晃(作曲)
ゴールドディスク
チャート最高順位
五木ひろし シングル 年表
テンプレートを表示

夜空」(よぞら)は、1973年10月に発売された五木ひろしのシングルである。「あなたの灯」から4作ぶりのオリコンでのBEST10入りとなった。

解説

[編集 ]

本曲は1973年12月に日本レコード大賞を受賞した。しかし同年末の日本歌謡大賞第24回NHK紅白歌合戦では、「ふるさと」の方が歌われ、「夜空」は披露されなかった。五木によるとこれは歌謡大賞を沢田研二の「危険なふたり」が取ったので、レコード会社が急きょレコ大に向けて勝負曲を「夜空」に切り替えたためとしている[1] 。日本レコード大賞受賞曲が『NHK紅白歌合戦』で歌唱されなかったのは、この時が初めてであった。なお「夜空」は、五木のデビュー35周年記念として、1999年末の『第50回NHK紅白歌合戦』で紅白初披露された。さらに、2017年末の『第68回NHK紅白歌合戦』では、同年7月に79歳で他界した作曲家・平尾昌晃への追悼を込めて、紅白にて18年振り2回目の歌唱となった。

1986年8月中旬までのシングルの累計出荷枚数は81.0万枚(徳間ジャパン調べ)[2] で、同時点で五木のシングルとしては歴代5位のヒットとなっている(デュエット曲を除く)[2]

本曲が発売された頃からハンドマイクが普及し、五木の特徴である「ボクシングの構えを模した振り付け」が行われるようになった。また台湾でもヒットしたが、同地では作曲者が平尾昌晃ではなく「日本国」とされている[3]

2008年に米国出身の演歌歌手ジェロがアルバム『COVERS』でカバーしている。マレーシアでは張少林によって『情茫茫』のタイトルで客家語カバーされている。またシンガポールでは黃清元によって同タイトルでカバーされている。

フジテレビの『ものまね王座決定戦』で清水アキラが「五木〜五木ひろしだよ」とものまねをしていた。

収録曲

[編集 ]
  1. 夜空(3分1秒)
  2. テール・ランプ(3分37秒)

価格

[編集 ]
  • 発売当時の値段は500円

カバー

[編集 ]
  • 角川博(2023年、シングル「大阪とおり雨」カップリング曲)
  • おかゆ
    • (2023年、アルバム「おかゆウタ 〜カバーソングス3〜」)
    • (2024年、シングル「渋谷ぼっちの歌謡曲」カップリング曲)

脚注

[編集 ]
  1. ^ 【あの時・日本レコード大賞<6>】五木ひろし、勝負曲「夜空」に急きょ変更 - スポーツ報知 2019年12月21日
  2. ^ a b 「『よこはま・たそがれ』ヒットから16年 2000万枚」『読売新聞』1986年9月25日付夕刊、10面。
  3. ^ 週刊現代』2014年6月14日号p.162-165 週現「熱討スタジアム」『五木ひろしの「よこはま・たそがれ」を語ろう』より、五木談)

外部リンク

[編集 ]
シングル(五木ひろしの曲)
1970年代
1980年代

倖せさがして - 日本橋のうた - ふたりの夜明け - 港・ひとり唄 - 越前有情 - 人生かくれんぼ - 愛しつづけるボレロ - 流れのままに - 契り - あなた - 雨あがり - 細雪 - 科学万博音頭 - 長良川艶歌 - そして...めぐり逢い - 夢しずく - 浪花盃 - 追憶 - それは...黄昏 - 港の五番町 - 絆 - 面影の郷 - フラワー&グリーン 花の輪音頭 - 暖簾 - 二枚目酒

1990年代

暖簾 (ニューバージョン) - 心 - 吹きだまり/母人よ - 時が過ぎれば... - おしどり - 杯に歌のせて - 愛別 - 終着駅 - べにばな - 涙でもかまわない - 女・ひとり - 汽笛 - パパとあそぼう - 愛のバラードを...となりで - 酒 尽尽 - 由良川慕情 - 女の酒場 - 粋な男 - 出発の朝 - 罪と罰 - 紫陽花 - 雑草 - そして...花送り - 千日草 - 傷だらけの人生 - 北のともしび - 酒ひとり - 流れ星 - 萩の花郷 - 再り会い

2000年代

京都恋歌 - 山河 - 風雪に吹かれて聞こえる唄は... - おふくろの子守歌 - 逢いたかったぜ - 渚の女 (ニューバージョン) - 傘ん中 - 北物語 - 望郷の詩 - 逢えて...横浜 - アカシア挽歌/雪燃えて - 大阪ナイトスキャンダル - ふりむけば日本海 - 高瀬舟 - 献身 - ゆめかぜ - この愛に死んでも - ふるさと 〜'08バージョン〜 - 橋場の渡し - テネシーワルツ - 江戸の手毬唄 - 凍て鶴 - 雪が降る - 紅い花

2010年以降

おしろい花 - 月物語 - 街 - ふたつ星 - 夜明けのブルース - 博多ア・ラ・モード - 桜貝 - 渚の女 - 夕陽燦燦 - 思い出の川/九頭竜川 - わすれ宿 - 恋歌酒場 - VIVA・LA・VIDA!〜生きてるっていいね!〜 - 麗しきボサノヴァ - 春夏秋冬・夢まつり - 遠き昭和の... - 日本に生まれてよかった

シングル(その他)

恋の大阪 - 居酒屋 - デュオ しのび逢い - ふたりのラブソング - 当日・消印・有効 - ふりふり - 浪花物語 - デュオ 時の流れに身をまかせ - 愛のメリークリスマス - ファインプレーを君と一緒に〜GO!GO!ジャイアンツ〜 - ふたりで竜馬をやろうじゃないか - 居酒屋(ニューバージョン) - ラストダンス

テレビ
ラジオ
プロデュース
関連人物
関連項目
カテゴリ カテゴリ
1950年代
1960年代
1970年代
1980年代
1990年代
2000年代
2010年代
2020年代
第32回から第34回までは演歌・歌謡曲とポップス・ロックの2部門に分けて発表された。括弧内の数字は第しろまる回を示す。
カテゴリ Category:日本レコード大賞受賞者Category:日本レコード大賞受賞曲

AltStyle によって変換されたページ (->オリジナル) /