井上普方
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
伝記の記載を年譜形式のみとすることは推奨されていません 。 人物の伝記は流れのあるまとまった文章で記述し、年譜は補助的な使用にとどめてください。(2016年6月)
| 井上 普方 いのうえ ひろのり | |
|---|---|
| 生年月日 | 1925年 1月14日 |
| 出生地 | 日本の旗 徳島県 阿南市辰己町 |
| 没年月日 | (2015年04月10日) 2015年 4月10日(90歳没) |
| 出身校 | 徳島大学 医学部卒業 |
| 所属政党 | 日本社会党 |
| 称号 |
正四位 勲一等瑞宝章 医学博士 |
| 親族 | 叔父・後藤田正晴 |
| 選挙区 | 徳島県全県区 |
| 当選回数 | 9回 |
| 在任期間 | 1967年 1月29日 - 1993年 6月18日 |
| テンプレートを表示 | |
井上 普方(いのうえ ひろのり、1925年 1月14日 - 2015年 4月10日)は日本の医師、政治家。元日本社会党 衆議院議員(9期)。母は、後藤田正晴の姉。
来歴
[編集 ]- 1925年(大正14年)1月14日 - 徳島県 阿南市辰己町に生まれる[1] 。
- 1951年(昭和26年) - 徳島大学在学中に徳島県議会議員に当選。以後3期務める[1] 。
- 1960年(昭和35年) - 徳島大学より医学博士号を授与[2] 。
- 1965年(昭和40年) - 第7回参議院議員通常選挙に徳島県選挙区から社会党公認候補として立候補するが、2番手で落選。
- 1967年(昭和42年) - 第31回衆議院議員総選挙 徳島県全県区初当選。以後9期務める[3] 。
- 1979年(昭和54年)11月 - 衆議院物価問題等に関する特別委員長。
- 1982年(昭和57年)6月 - 衆議院外務委員会理事(委員長は、中山正暉)。
- 1990年(平成2年)3月 - 衆議院土地問題等に関する特別委員会理事(委員長は、野呂田芳成)。
- 1991年(平成3年) - 衆議院議員在職25年表彰を受ける(この時、塩川正十郎・加藤六月・矢野絢也・藤波孝生・河野洋平・山口敏夫なども表彰されている)。
- 1993年(平成5年) - 第40回衆議院議員総選挙落選。政界から引退する[1] 。
- 1998年(平成10年)4月 - 春の叙勲で勲一等に叙され、瑞宝章を受章する[4] 。
- 2015年(平成27年)4月10日 - 肺炎のため死去した[1] 。90歳没。死没日付をもって正四位に叙された[5] 。
人物
[編集 ]叔父の後藤田正晴は9つ違いで、早くに両親をなくし少年期を井上家で過ごしていたため、年の離れた兄弟のような間柄であった。後藤田は自民党から出馬し1度目の参議院選挙で落選したため(阿波戦争)、同じ徳島県全県区で衆議院選挙を争うこととなった。自社さ連立政権誕生前には後藤田と村山富市を面会させている[6] 。
政策
[編集 ]新東京国際空港(現・成田国際空港)の一坪共有地の名義人の1人であった[8] 。
選挙歴
[編集 ]| 当落 | 選挙 | 執行日 | 年齢 | 選挙区 | 政党 | 得票数 | 得票率 | 定数 | 得票順位 /候補者数 |
政党内比例順位 /政党当選者数 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 当 | 1951年徳島県議会議員選挙 | 1951年4月30日 | 26 | ーー | ーー | ーー票 | ーー | ー | / | / |
| 当 | 1955年徳島県議会議員選挙 | 1955年4月23日 | 30 | ーー | ーー | ーー票 | ーー | ー | / | / |
| 当 | 1959年徳島県議会議員選挙 | 1959年4月23日 | 34 | ーー | ーー | ーー票 | ーー | ー | / | / |
| 落 | 第7回参議院議員通常選挙 | 1965年 07月04日 | 40 | 徳島県選挙区 | 日本社会党 | 11万2181票 | 33.85% | 1 | 2/4 | / |
| 当 | 第31回衆議院議員総選挙 | 1967年 01月29日 | 42 | 徳島県全県区 | 日本社会党 | 6万543票 | 14.8% | 5 | 2/10 | / |
| 当 | 第32回衆議院議員総選挙 | 1969年 12月27日 | 44 | 徳島県全県区 | 日本社会党 | 4万8927票 | 12.0% | 5 | 5/10 | / |
| 当 | 第33回衆議院議員総選挙 | 1972年 12月10日 | 47 | 徳島県全県区 | 日本社会党 | 5万6669票 | 13.4% | 5 | 4/10 | / |
| 当 | 第34回衆議院議員総選挙 | 1976年 12月05日 | 51 | 徳島県全県区 | 日本社会党 | 5万4136票 | 11.6% | 5 | 5/8 | / |
| 当 | 第35回衆議院議員総選挙 | 1979年 10月07日 | 54 | 徳島県全県区 | 日本社会党 | 7万4187票 | 16.4% | 5 | 2/8 | / |
| 当 | 第36回衆議院議員総選挙 | 1980年 06月22日 | 55 | 徳島県全県区 | 日本社会党 | 6万7127票 | 14.9% | 5 | 5/8 | / |
| 当 | 第37回衆議院議員総選挙 | 1983年 12月18日 | 58 | 徳島県全県区 | 日本社会党 | 5万4262票 | 12.1% | 5 | 5/10 | / |
| 当 | 第38回衆議院議員総選挙 | 1986年 07月06日 | 61 | 徳島県全県区 | 日本社会党 | 5万9448票 | 13.94% | 5 | 5/8 | / |
| 当 | 第39回衆議院議員総選挙 | 1990年 02月18日 | 65 | 徳島県全県区 | 日本社会党 | 4万9072票 | 10.48% | 5 | 5/9 | / |
| 落 | 第40回衆議院議員総選挙 | 1993年 07月18日 | 68 | 徳島県全県区 | 日本社会党 | 4万5522票 | 10.28% | 5 | 7/9 | / |
賞歴
[編集 ]脚注
[編集 ][脚注の使い方]
- ^ a b c d e 井上普方氏(元社会党衆院議員・国対の実力者) 徳島新聞 2015年4月18日閲覧
- ^ 国立国会図書館. "博士論文『腎機能と皮膚機能との関連』". 2023年4月6日閲覧。
- ^ "元社会党衆院議員の井上普方氏死去". 時事ドットコム (時事通信社). (2015年4月20日). http://www.jiji.com/jc/zc?k=201504/2015042000697 2015年5月10日閲覧。
- ^ 『官報』号外第86号54頁 平成10年4月30日
- ^ 『官報』第6530号11頁 平成27年5月13日
- ^ 『私の後藤田正晴』編纂委員会, ed (2007). 私の後藤田正晴. 講談社. pp. 300-307
- ^ 第123回国会 - 衆議院 - 法務委員会 - 15号 平成04年06月19日
- ^ "第065回国会 予算委員会 第7号". 国会会議録検索システム. 国立国会図書館. 2019年2月4日閲覧。
関連項目
[編集 ]| 議会 | ||
|---|---|---|
| 先代 山口鶴男 |
日本の旗 衆議院商工委員長 1993年 |
次代 中井洽 |
日本の旗 衆議院商工委員長 | |
|---|---|
