フェリーきょうと
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| フェリーきょうと | |
|---|---|
| 基本情報 | |
| 船種 | フェリー |
| 船籍 | 日本の旗 日本 |
| 所有者 |
名門大洋フェリー 鉄道建設・運輸施設整備支援機構 |
| 運用者 | 名門大洋フェリー |
| 建造所 | 三菱重工業下関造船所 [1] |
| 母港 | 大阪 |
| 姉妹船 | フェリーふくおか |
| 航行区域 | 沿海 |
| 経歴 | |
| 起工 | 2020年7月28日 |
| 進水 | 2021年5月13日[1] |
| 竣工 | 2021年12月10日[2] |
| 就航 | 2021年12月16日[3] |
| 現況 | 航行中 |
| 要目 | |
| 総トン数 | 15,025トン[4] [5] |
| 全長 | 195.0 m[1] [5] |
| 幅 | 27.8m[5] |
| 深さ | 9.55m[2] |
| 満載喫水 | 6.7m[2] |
| 主機関 | JFE SEMT-Pielstick ×ばつ2基[2] |
| 出力 | 21,754PS[2] |
| 最大速力 | 25.2ノット[2] |
| 航海速力 | 23.2ノット[5] |
| 旅客定員 | 675名[5] |
| 車両搭載数 | 12mトラック162台・乗用車140台[1] |
| テンプレートを表示 | |
フェリーきょうと(英:FERRY KYOTO)は、名門大洋フェリーが運航するフェリー。本項目では、2021年就航の3代目を扱う。
概要
[編集 ]フェリーきょうとIIの代替船として三菱重工業下関造船所で建造され、2021年12月16日に就航した。
設計
[編集 ]船型は長距離トラックドライバーの環境改善やモーダルシフトに対応すべく前船の1.5倍となる15,000トン級とし[1] 、また計画中の2020年6月には新型コロナウイルスの影響を反映して大部屋型の二等室を廃止する設計変更を行い船内全域への抗ウイルス加工や抗菌抗ウイルスフィルターの設置を施し[3] 、個室の割合を57%に高めた[1] 。
またハイブリッド型推進方式やスクラバーを採用し5%の燃料消費量改善を達成[6] 、旋回式プロペラによる低速航行や離接岸時の操舵性の向上、空気潤滑システム「MALS」の搭載によるトラック1台あたりの燃料消費量を35%削減、可動橋を用いて二口荷役による荷役時間の短縮を図った[7] 。
船内
[編集 ]内装は『日本の情緒を感じさせる「古都のたたずまい」』をコンセプトに[8] 、和風の雰囲気で統一した[1] 。
- 船室
| クラス | 部屋数 | 定員 | 設備 |
|---|---|---|---|
| スイート | 洋室・和洋室各1室 | 洋室:2-3名 和洋室:2-4名 |
テレビ・冷蔵庫・バス・トイレ・洗面台・空気清浄機・コンセント |
| デラックス | 8室 | 2名 | テレビ・冷蔵庫・バス・トイレ・洗面台・空気清浄機・コンセント |
| スーペリア | 20室 | 2-3名 | テレビ・シャワー・トイレ・洗面台・コンセント |
| ファースト | B(和洋室):20室 | 2-4名 | テレビ・洗面台・コンセント |
| J(和室):20室 | 4名 | ||
| S(シングル):58室 | 1名 | ||
| コンフォート | 2室 | 14名 | 手荷物置き場・コンセント・1段寝台 |
| ツーリスト | 13区画 | 手荷物置き場・コンセント・階段型2段寝台 | |
| ドライバールーム (プライベートS) |
11区画(108室[4] ) | 1名 | テレビ・机・コンセント |
- 8階
- 特別室「スイート」
- 特等室「デラックス」
- 7階
- 1等室「ファーストB/J/S」
- 1等洋室「スーペリア」
- 2等洋室「ツーリスト」(3区画)
- 展望浴室 - モノトーン調の配色とした[8] 。
- 展望ラウンジ- ダウンライトを用い落ち着いた雰囲気とした[8] 。
- TVラウンジ
- 6階
- ツーリスト(10区画、一部レディース室)
- 特2等洋室「コンフォート」(2室)
- ドライバールーム(4室)
- エントランスホール(2層吹き抜け[8] )
- 案内所
- 売店
- ゲームコーナー
- キッズルーム - 緑を基調に動物のイラストを描いた[9] 。
- パウダールーム
- 展望レストラン(252室[6] )
- プロムナード
- ドライバーサロン
- ドライバー浴室
脚注
[編集 ][脚注の使い方]
- ^ a b c d e f g 「名門大洋フェリーの新船が進水式 コロナで客室の個室化が加速」『産経新聞』2021年5月13日。2021年5月13日閲覧。
- ^ a b c d e f 『新造船紹介 名門大洋フェリー/鉄道運輸機構共有のカーフェリー「フェリーきょうと」』世界の艦船、2022年3月。
- ^ a b "名門大洋フェリー新造船「フェリーきょうと」公開 コロナで設計変更の船内 どう変化". 乗りものニュース. 2025年9月20日閲覧。
- ^ a b "名門大洋フェリー、物流機能高めた新造船16日就航". LOGISTICS TODAY. 2021年12月15日閲覧。
- ^ a b c d e "名門大洋フェリーの「フェリーきょうと」進水!". 世界の艦船. 2021年6月18日閲覧。
- ^ a b 「大阪南港〜新門司港航路に新造船「きょうと」 プライベート空間確保し個室強化」『大阪ベイ経済新聞』2021年12月16日。2021年12月16日閲覧。
- ^ "名門大洋フェリー、歴代最大の新造船「フェリーきょうと」、16日就航". WEB CRUISE. 2021年12月16日閲覧。
- ^ a b c d 『名門大洋フェリーの「フェリーきょうと」デビュー』世界の艦船、2022年3月。
- ^ 『名門大洋フェリーの「フェリーふくおか」デビュー!』世界の艦船、2022年6月。
外部リンク
[編集 ]- 船内のご案内 フェリーきょうと、フェリーふくおか詳細 - 名門大洋フェリー
- 新造船就航2021.12・2022.03 - 名門大洋フェリー
- 船舶の情報と現在位置 - MarineTraffic.com
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