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高倉龍之介ブログ

まえがき

みなさんに問いかけたいのです。
「リーダーとは何でしょうか?」
外見の華やかさでしょうか。それとも耳ざわりの良いスローガンを並べる力でしょうか。
いいえ。国の舵取りを担う者に必要なのは、国民と真正面から向き合い、困難な問いから逃げない覚悟です。

いま、自民党総裁選が始まろうとしています。小泉進次郎氏の"スター的存在感"にメディアは注目しますが、その裏側には致命的な課題が潜んでいます。
・国会議員の支持は広がっても、党員票や国民からの信頼は伸び悩む
・「国民の声を聞く」と掲げながら、SNSではコメント欄を閉鎖する矛盾
・政策の「お金はどこから?」という核心的な財源論は語られない

これらは偶然の欠陥ではなく、政治家としての資質を映す鏡です。

一方で、高市早苗氏はどうでしょうか。
彼女には党員からの圧倒的な支持があります。さらに、国民の間でも「次期総裁にふさわしい」と期待されています。加えて、SNSでのコメント欄を開放し、国民と正面から対話する姿勢を貫いています。これこそが、信頼を積み重ねるリーダーの態度ではないでしょうか。

もちろん、完璧な候補など存在しません。高市氏にも課題はあります。初心表明演説では本来訴えるべき経済政策よりも「奈良の鹿」の話題に時間を費やし、支持者からも「もっと核心を語ってほしい」との声が上がりました。しかし、その批判は裏を返せば「本気で期待しているからこそ出てくる叱咤激励」なのです。

ここで大切なのは、単なる候補者同士の比較ではありません。
今回の総裁選は、 「政治家が国民に本当に何を伝えるべきか」 を問う選挙なのです。

オールドメディアは相変わらずスター性ばかりを切り取りますが、私たちが見るべきは表情やパフォーマンスの裏側にある「言葉の重み」そして「政策の実効性」です。もしリーダーが空虚なスローガンだけで国を導こうとするなら、それは危険な蜃気楼にすぎません。

だからこそ、この記事では毒舌も交えながら、候補者たちの言葉や行動を徹底的に分解します。
・小泉氏の"役者的演説"の裏に潜む虚ろさ
・茂木氏、小林氏、林氏の無難な演説に共通する"財源論の欠落"
・そして、高市氏が唯一打ち出せるはずの「積極財政」という突破口

ここを理解すれば、なぜ「高市早苗こそ総裁にふさわしいのか」が見えてくるでしょう。

第一章は無料公開します。しかし本当に面白くなるのは第二章以降。そこで私はさらに踏み込み、候補者の発言を逐一検証し、オールドメディアが報じない裏の意図や、党内権力の駆け引きを暴いていきます。読者のみなさんには「なるほど、これはお金を払ってでも読む価値がある」と感じていただけるはずです。

さあ、一緒に総裁選の舞台裏を覗いていきましょう。
ただし、覚悟してください。ここから先は「聞き心地の良いお話」では終わりません。
日本の未来を左右する、骨太の論点に切り込んでいきます。

第1章:小泉進次郎の"役者政治"と致命的な矛盾

「役者か政治家か」

政治の世界には、ときに「役者」が必要だといわれます。
群衆を惹きつけ、熱狂を呼び、希望を語る。演説の舞台で光り輝くその姿は、確かに人々の心を動かします。

しかし、問題はそこからです。
役者は脚本がなければ何もできない。即興で政策を生み出すことはできない。つまり、どれほど人前で華やかに語ろうとも、中身が空っぽであれば国を動かすことはできないのです。

今回の自民党総裁選で、その典型例として浮かび上がっているのが小泉進次郎氏です。

「国会議員票の勢い」と「国民の冷ややかな視線」

小泉氏は、国会議員票では確かに存在感を示しています。
9月22日の出陣式には92人もの国会議員が顔をそろえ、前回の75票を上回る支持を得ています。派閥力学を背景に「進次郎人気に乗っておけ」という空気が党内で広がっているのは事実でしょう。

けれども、ここで注意が必要です。
国会議員票がいくら積み上がっても、総裁選は「党員票」を抜きにしては勝てません。そして、この党員票こそが進次郎氏の致命的な弱点なのです。

前回の党員票はわずか61票。高市早苗氏に48票もの大差をつけられました。
その記憶はまだ新しいはずですが、当の本人は「『ここもダメか...』『ここもダメか...』」と自虐ネタで済ませてしまう。笑い話でごまかせる話ではありません。

さらに深刻なのは「国民との対話姿勢」です。
「国民の声とともに」とスローガンを掲げながら、自分のX(旧ツイッター)のコメント欄を閉鎖。これでは「声を聞く気ゼロ」と言われても仕方がないでしょう。国民から「聞く耳を持たない総理候補」というレッテルを貼られるのも当然です。

毒舌を込めて言えば、進次郎氏の政治スタイルはまるで「観客の拍手が聞こえる間だけ舞台に立っている役者」です。拍手が止まれば、舞台袖にすぐ逃げ込む。そんなリーダーに国の舵取りを任せられるでしょうか?

「役者」と評した西田議員の本音

興味深いのは、高市早苗氏を支持する西田昌司議員でさえ、進次郎氏を「大した役者だ」と評価したことです。
演説の場で原稿を自分の言葉に変換し、力強く訴える姿は確かに見事。ゼレンスキー大統領のように「演じているうちに本当にその役になる」可能性もあると評しました。

──しかし、この「役者」としての評価は褒め言葉であると同時に、痛烈な皮肉でもあります。
なぜなら、役者がどれだけ演じても「財源論」という現実の壁を越えることはできないからです。

「農業を守る」「地方を支える」「ガソリン税を廃止する」──聞こえはいいでしょう。
けれども、そのお金をどこから持ってくるのか。そこを語らなければ、単なるポエムにすぎません。

国民は拍手を求めているのではなく、未来を委ねられるリーダーを探しているのです。


高市早苗との対比

では、誰が真にリーダーたり得るのか。
ここで高市早苗氏の存在が浮かび上がります。

彼女は前回の総裁選で党員票を109票獲得し、進次郎氏を大きく引き離しました。国民からの期待も高く、世論調査では「次期総裁にふさわしい政治家」として堂々の評価を得ています。

しかも彼女はSNSでコメント欄を閉じることなく、批判も含めて受け止めています。
対話を恐れない姿勢は、拍手が止まった瞬間に舞台を降りる「役者」とは根本的に異なります。

もちろん、高市氏にも課題はあります。初心表明演説で「奈良の鹿」の話題に時間を割きすぎたのは事実です。
しかし、それは「言葉の選び方」という改善可能な問題にすぎません。
彼女には積極財政という、他候補にはない明確なビジョンがあります。つまり「どこから財源を捻出するか」を国民に語る覚悟を持っているのです。

「役者政治」に終止符を打て

私たちがこの総裁選で選ぶべきは、役者ではなくリーダーです。
拍手を浴びることが目的の人物ではなく、批判を浴びてもなお政策を語る人物。
言葉遊びを繰り返すスターではなく、現実の数字と格闘する覚悟を持つ政治家です。

その意味で、小泉進次郎氏が総理大臣になる未来は「聞こえの良いセリフだけが残る空虚な舞台」に等しいでしょう。
一方で高市早苗氏には、国民と共に未来を描く可能性があります。

「あなたの一票が日本を変える」

この第1章はまだ序章にすぎません。
本当の勝負はここからです。第2章以降では──
・高市陣営が抱える内部の課題
・茂木、小林、林といった他候補の"欺瞞"
・オールドメディアが隠したがる権力闘争の裏側

を徹底的に解き明かしていきます。

あなたの一票が、日本の未来を決めます。
どうか「役者」に惑わされず、「真のリーダー」を見抜いてください。

第2章:高市早苗の「希望」と「試練」──積極財政こそ最大の武器

「期待と不安のはざまに立つ女」

高市早苗。
彼女の名前を耳にすれば、多くの保守層は胸を熱くします。
「日本を守ってくれるのはこの人しかいない」──そんな声が、地方から、SNSから、そして有権者の一票一票から確かに響いてきます。

しかし同時に、彼女の足元には不安の影が差しています。
それは「選挙戦術の拙さ」と「伝え方の問題」です。
前回の総裁選では党員票で圧倒的な支持を得ました。109票──進次郎の61票を大きく上回る数字です。
けれども今回の出陣では、初心表明演説の中で「奈良の鹿」の話題に時間を割きすぎ、支持者である西田昌司議員からも「もっと核心を語るべきだった」と苦言を呈されました。

「女性初の総理大臣を目指す」という旗印も、国民には響いても、党内の女性議員からは「大臣ポスト目当てに応援していると思われかねない」と受け取られるリスクがあります。

つまり──高市氏は「国民からの熱い期待」と「支持者からの厳しい視線」という、相反するプレッシャーに晒されているのです。

「財源論なき政治の危うさ」

では、なぜこの問題が深刻なのか。
それは「財源論」という政治の核心が、今回の総裁選全体から抜け落ちているからです。

どの候補者も「農業を守る」「地方を支える」「ガソリン税を廃止する」と、国民受けの良い政策ばかりを並べます。
しかし、西田議員が喝破したように「そのお金をどこから持ってくるのか」という問いには誰も答えていません。

これは単なる失策ではなく、政治の根幹を揺るがす怠慢です。
過去の日本政治がなぜ迷走してきたのか──答えは明白です。聞こえの良い政策を乱発し、財源の裏付けがないまま中途半端に終わらせてきたからです。

高市氏でさえ、この「財源論」に十分踏み込めていない。だからこそ支持者から「もっと積極財政を前面に出せ」と叱咤が飛ぶのです。

毒舌を込めて言うなら、いまの総裁選は「財源を語らない政治家たちが、国民の耳に心地よい夢を売る見世物小屋」に等しい。
その中で高市氏が真のリーダーになるためには、この構造を打ち破らねばならないのです。

「積極財政」という突破口

では、突破口はどこにあるのか。
答えは明快です。高市氏が本来掲げるべき「積極財政」こそが、その唯一の道です。

西田昌司議員はこう語りました。
「財源は国債発行で賄える。それが経済を活性化させるのだ」と。

この論理は、決して机上の空論ではありません。
戦後日本は国債を発行しながら高度経済成長を遂げ、世界有数の経済大国となりました。
逆に、財政均衡を至上命題とした平成以降はどうでしょうか。
デフレに苦しみ、賃金は上がらず、失われた30年と呼ばれる停滞が続きました。

もし高市氏が「積極財政によって未来の投資を行う」と明確に打ち出せば、それは他の候補との差別化となり、国民に「希望のビジョン」を示すことができます。

しかし──現状では、その声は十分に響いていません。
だからこそ、この総裁選は「高市氏が自らの武器をどう使うか」という試練の場でもあるのです。

「奈良の鹿」から「経済再生」へ

いま必要なのは、鹿の話ではありません。
必要なのは、「財源をどうするのか」「経済をどう再生するのか」を堂々と語る姿です。

ここで読者のみなさんに問いかけます。
本当に聞きたいのは「奈良の鹿の逸話」ですか?
それとも「国民の生活をどう立て直すのか」という具体的なビジョンでしょうか。

高市氏が「積極財政による成長戦略」を鮮明に打ち出せば、彼女は単なる「女性初の総理候補」ではなく、「停滞した日本を再生させる唯一のリーダー」として立ち上がることができるのです。

これは単なる選挙の駆け引きではありません。
日本の未来そのものを左右する選択なのです。

「オールドメディアの幻想を壊せ」

ここで忘れてはならないのが、オールドメディアの存在です。
彼らは「進次郎フィーバー」を煽り、「女性総理誕生」の見出しだけを消費し、肝心の政策論争をすっ飛ばします。

なぜでしょうか?
答えは簡単です。そのほうが数字(視聴率・PV)になるからです。
メディアにとって政治は「商品」であり、真実よりも話題性が優先される。

しかし、私たちは騙されてはいけません。
「スター政治家の役者的パフォーマンス」や「女性初の総理」というラベルに惑わされず、財源と政策の中身を見ること。
これこそが、国民に課された責任なのです。

「あなたの一票で、未来を変えろ」

この第2章で見えてきたことは明確です。
・高市氏には「積極財政」という強力な武器がある
・しかし「伝え方の拙さ」という課題が残る
・オールドメディアは相変わらず政治を"ショー"に仕立て上げる

だからこそ、あなたの判断が必要なのです。

次章ではさらに深く、茂木敏充、小林鷹之、林芳正といった「その他候補」の欺瞞を暴きます。
なぜ彼らの政策は「聞こえが良いだけの空虚なセリフ」なのか。
そして、なぜ高市氏だけが唯一「希望の旗」を掲げられるのか。

続きは、有料部分で徹底的に解き明かしていきます。
あなたの一票が、日本を未来へ導くのです。

第3章:茂木・小林・林「その他候補」の欺瞞と限界

「レベルは高いが、魂がない」

今回の自民党総裁選は「5人の候補によるレベルの高い戦い」と評されています。
確かに、各候補は真剣に自らの政策を訴え、演説そのものの完成度も決して低くはありません。

しかし──ここで疑問を持つべきです。
「では、誰の言葉に魂があるのか?」

茂木敏充、小林鷹之、林芳正。
彼らの演説をよく聞けば聞くほど、それは「理路整然としているが、どこか空虚」な響きに終わっているのです。

「聞こえのいい政策の羅列」


西田昌司議員が指摘した通り、今回の総裁選には共通の致命的欠陥があります。
それは「聞こえのいい政策は並べるが、財源論がない」ということです。

「農業を守る」
「地方を支える」
「ガソリン税を廃止する」

耳には心地よいでしょう。
しかし「そのお金をどこから持ってくるのか」と問われれば、誰も答えない。

茂木氏も、小林氏も、林氏も、この壁を越えることができていません。
つまり、彼らの演説は「中身のない美辞麗句」に終わっているのです。

毒舌を込めて言えば、彼らはまるで「予算を考えない夢の家計簿」を国民に配っているようなものです。
そんな政治で、この国が立ち直るはずがありません。

「それぞれの持ち味」と「欺瞞」


ここで一人ひとりを見ていきましょう。

茂木敏充──「実務派の顔をした凡庸」
茂木氏は、演説で自らの政策を淡々と語り、「真剣さ」を前面に出しました。
確かに官僚的な緻密さを持ち、国際交渉の経験も豊富。
オールドメディアは「実務派」と持ち上げます。

しかし、実務派とは「現状維持」の別名でもあります。
過去の経済政策で日本が停滞したとき、茂木氏は何をしてきたのでしょうか。
彼の名前から「改革」「突破力」といった言葉を連想できる国民がどれほどいるでしょうか。

結局のところ、茂木氏は「官僚型政治家の典型」であり、今の延長線上にしか未来を描けないのです。

小林鷹之「爽やかながら、軽すぎる」
小林氏はトップバッターとして登壇し、「理路整然と爽やかに」演説をこなしました。
一部の聴衆からは「なかなかいい」と評価も受けています。

けれども、爽やかさだけでは国は動かせません。
まるで新人アナウンサーのように「原稿を噛まずに読めました」というレベルで評価されているに過ぎません。

日本の首相に必要なのは、声の張りや爽やかさではなく、危機に立ち向かう胆力と政策の具体性です。
小林氏には、それが致命的に欠けています。

毒舌を込めて言えば、彼は「夏祭りの浴衣姿で花火を見ている青年」のような存在感。確かに見栄えはするが、国家の行方を託すにはあまりに軽いのです。

林芳正「経験は豊富、しかし心は動かない」
林氏は官房長官としての経験を踏まえ、冷静に「自分が何をやっていくか」を語りました。
経験値は豊富であり、政界での人脈も広い。

だが、演説を聞いて胸が熱くなる国民がどれほどいるでしょうか。
彼の言葉は「優等生の模範解答」のようで、聞いた瞬間に忘れてしまうのです。

政治に必要なのは、国民の心を揺さぶる言葉です。
林氏の演説には、それが決定的に欠けていました。

「高市早苗だけが語れる未来」

ここで浮かび上がるのは、高市早苗氏との対比です。

茂木も小林も林も、言葉は整っていても「魂」がない。
財源論に踏み込む覚悟もない。

一方で高市氏はどうでしょうか。
彼女には「積極財政」という明確なビジョンがあり、批判を恐れずにそれを語る可能性があります。
SNSでもコメント欄を開放し、国民と向き合う姿勢を貫いています。

つまり、その他3人の候補が「模範解答の政治家」ならば、高市氏は「答えを自ら作り出す政治家」なのです。

「見栄えではなく、中身を選べ」

オールドメディアは言うでしょう。
「茂木氏は実務派」「小林氏は爽やか」「林氏は経験豊富」。

しかし私たちは騙されてはいけません。
その実態は「実務派=凡庸」「爽やか=軽い」「経験豊富=無難」なのです。

リーダーに必要なのは「模範解答」ではありません。
必要なのは「新しい解答を作る力」です。

「あなたが見抜く番だ」

この第3章で明らかになったのは、茂木・小林・林という3人の候補の限界です。
彼らは決して悪い政治家ではない。むしろ誠実かもしれない。
しかし、未来を切り開くリーダーにはなれません。

だからこそ、あなたが見抜かなければならないのです。
「爽やかさ」「経験」「実務派」といったラベルの裏に隠れた空虚さを。

次章では、さらに踏み込みます。
オールドメディアがなぜ"進次郎フィーバー"や"女性総理誕生"ばかりを煽るのか。その背後にある構造的な問題を暴きます。

ここからが、本当の戦いの核心です。

第4章:オールドメディアの虚構「進次郎フィーバー」と情報操作の闇

「なぜ私たちは同じ顔ばかり見せられるのか?」

テレビをつければ、新聞を開けば、またしても出てくるのは小泉進次郎。
「爽やかな笑顔」「若手のホープ」「未来を担うリーダー候補」──そんな言葉が並び、まるで彼以外の候補は存在していないかのようです。

しかし、ここで読者に問いかけたい。
「なぜ、私たちは同じ顔ばかり見せられるのか?」

メディアが連日、進次郎を大写しにするのは偶然ではありません。
そこには「視聴率・部数を稼ぎたい」という打算、さらには「既存権力と結びついた情報操作の構造」が横たわっているのです。

「スターを作るメディア、沈黙させるメディア」

オールドメディアの戦略はシンプルです。

「スター政治家」を作り出す
記者会見の様子を切り取り、「カンペを見すぎた」「爽やかスマイル」など、パフォーマンスに焦点を当てる。内容よりも「画(え)」になるシーンを前面に押し出すことで、政治をエンタメ化する。

「不都合な候補は沈黙させる」
高市早苗氏の積極財政論や、地方からの熱い支持についてはほとんど触れない。報じても小さな扱いにとどめ、国民の目に届かないようにする。

「女性初の総理」だけを消費する
高市氏を取り上げるときでさえ、「女性初の総理候補」というラベルで語り、政策や思想は脇に追いやられる。まるで彼女の存在そのものを「性別」というフィルターでしか評価できないかのように。

こうして、メディアは「見せたい候補」と「見せたくない候補」を選別し、国民に一方的なイメージを刷り込んでいくのです。

毒舌を込めて言えば、オールドメディアは「政治を報じる」よりも「政治家をタレント化する」ことに夢中なだけ。
これでは、民主主義は健全に機能しません。

「進次郎フィーバー」の作られ方

ここで、具体的な「進次郎フィーバー」の作られ方を見ていきましょう。

2019年、環境大臣に就任したとき、「セクシー発言」でワイドショーは連日お祭り騒ぎ。
2021年、総裁選に出馬した際も、メディアは「若手の旗手」として持ち上げた。
そして今回もまた「スター候補」として繰り返し露出を増やしている。

しかし、冷静に考えてみてください。
この間、進次郎氏が打ち出した具体的な成果や政策はどれだけあったでしょうか?

・プラスチックごみ削減政策は現場に混乱をもたらしただけ
・財源論についてはゼロ回答
・農業や地方振興もスローガン止まり

にもかかわらず、「爽やかな笑顔」と「耳ざわりの良いフレーズ」だけでスターとして扱われ続ける。
これは政治報道ではなく、完全に「偶像化のプロセス」です。

「見抜く目」を持つ国民へ


では、私たち国民はどうすればいいのか。

答えは単純です。
「オールドメディアのラベルを見抜く目を持つこと」。

進次郎氏を「スター」として見るのではなく、「財源を語らない候補」として見る。
高市氏を「女性候補」として見るのではなく、「積極財政を掲げる唯一のリーダー」として見る。

つまり、メディアのレンズを通して候補者を見るのではなく、候補者自身の言葉と行動で判断すること。
これが、私たち国民が持つべき「変革のビジョン」なのです。

「報道を鵜呑みにするな」

ここで一つ提案があります。

新聞やテレビの報道を、そのまま鵜呑みにしないこと。
必ず「なぜ今この情報が流されているのか」を考えてみてください。

なぜ進次郎ばかり映されるのか?
なぜ高市氏の積極財政は報じられないのか?
なぜ「女性初」というラベルだけが強調されるのか?

その裏には、必ず「誰かの意図」があります。
それを疑うことから、健全な民主主義は始まるのです。

「あなた自身がメディアになる」

いまの時代、オールドメディアだけが情報発信の独占者ではありません。
SNS、YouTube、ブログ──国民一人ひとりが発信者になれるのです。

だからこそ、「疑問を持ったら調べ、調べたら発信する」。
これこそが、オールドメディアの支配を突き崩す最も有効な手段です。

この第4章で示したのは、進次郎フィーバーの作られ方と、オールドメディアの情報操作の構造でした。
次章ではさらに一歩踏み込み、党内の権力闘争の裏側──なぜ進次郎や茂木が推され、高市が妨害されるのかを暴きます。

ここから先は、総裁選の「舞台裏」を覗く旅です。

第5章:党内権力闘争──「高市早苗潰し」の実態

「なぜ高市だけが邪魔されるのか?」

自民党総裁選。
候補者は5人──進次郎、茂木、小林、林、そして高市。

しかし、なぜか高市早苗氏だけが「徹底的に潰される対象」となっていることにお気づきでしょうか。
メディアは彼女を「女性初の総理候補」と表面的に取り上げつつも、政策論は一切深掘りしない。
党内の大物たちは表では笑顔を見せながら、裏では「高市封じ」に動いている。

いったいなぜなのか?

答えはシンプルです。
高市早苗が、既存の権力構造にとって「本当に怖い存在」だからです。

「派閥と既得権益の暗黒ネットワーク」

自民党は長年、派閥によって動かされてきました。
「政策」よりも「人事」。
「国民の声」よりも「派閥内のバランス」。

茂木派、林派、麻生派──いずれも自らの勢力拡大を最優先に動いています。
その中で、高市氏は「積極財政」「国益重視」「憲法改正」といった、派閥の利権にとって都合の悪い政策を打ち出している。

財務省:国債発行を伴う積極財政は「財政規律」を掲げる財務官僚にとって脅威
経済界:緊縮財政で得をしてきた既得権益層にとって「分配型成長」は邪魔
派閥領袖:自分の派閥から総理を出したいがゆえに、高市の台頭は面白くない

こうした利害が一致したとき、何が起きるのか。
「高市潰し」という暗黙の同盟が結ばれるのです。

毒舌を込めて言えば、自民党の派閥政治はまるで「老舗の料亭」。
美しい座敷で笑顔を見せながら、裏では料理人が包丁を研いでいる。
その刃は、今まさに高市に向けられているのです。

「見えない妨害工作」

では、その妨害はどのように行われているのか。

メディア操作
オールドメディアに対し、「進次郎を前面に」「高市は性別だけで語れ」とリークを流す。
結果、国民には「スター進次郎 vs 女性候補高市」という矮小化された構図しか伝わらない。

人事での圧力
「高市を支持すれば次の内閣改造で干されるぞ」と暗に議員に圧力をかける。
若手議員は将来のポストを失うことを恐れ、高市支持に名乗りを上げられない。

資金の流れを止める
党内選挙には資金が不可欠。ところが、高市陣営にはスポンサーが付きにくい。
理由は単純、「財務省と経済界が嫌う政策」を掲げているからだ。

こうした見えない妨害の積み重ねが、じわじわと高市陣営の足を引っ張っているのです。

「孤立から連帯へ」

しかし──ここで忘れてはいけないことがあります。
高市氏は孤立しているようで、実は「国民からの支持」という最大の武器を持っています。

前回総裁選での党員票109票
世論調査で「次期総裁にふさわしい政治家」として上位
SNSでの直接対話姿勢

これらは派閥や財務省には操作できない領域です。
つまり、高市氏が勝つためには「派閥ゲームに取り込まれる」のではなく、「国民との連帯を深める」しかないのです。

もし彼女が積極財政を鮮明に打ち出し、国民に真正面から語りかければ、派閥の妨害を乗り越える可能性は十分にあります。

毒舌を込めて言えば、派閥の長老たちは「国民」という存在を軽視しすぎている。
しかし、時代は変わったのです。
有権者はテレビの外に生きている。SNSの世界で真実を見抜く力を持ち始めている。

「派閥政治を終わらせる一票」

私がここで提案したいのは単純です。
「派閥政治を終わらせるために、高市早苗に投票せよ」。

彼女が勝てば、自民党にとっても「国民の声が派閥を上回った」という歴史的転換点となる。
もし彼女が敗れれば、自民党はまたしても派閥と財務省の操り人形に逆戻りする。

選択肢は明白です。
「未来を作るリーダー」か、「過去に縛られる凡庸な総理」か。

「国民が動けば派閥は崩れる」

この第5章で明らかになったことは、党内権力闘争の実態です。

派閥は高市を恐れ、妨害を仕掛けている
メディアも「女性候補」というラベルで矮小化している
財務省と経済界は積極財政を嫌い、資金の流れを止めている

しかし──それでも希望はあります。
国民が声を上げ、党員が一票を投じれば、派閥の力は相対的に弱まる。
「高市早苗総裁誕生」というシナリオは決して夢物語ではないのです。

次章では、いよいよ 「最終局面──勝敗を分ける決定的要因」 に迫ります。
ここからが、この物語のクライマックスです。

第6章:最終局面──勝敗を分ける決定的要因と日本の未来

「最後に勝つのは誰だ?」

ここまで、各候補の強みと弱み、派閥の思惑、そしてメディアの操作を見てきました。
では、最後に勝つのは誰なのか?

小泉進次郎は"スター性"と国会議員票を武器にしていますが、党員票での弱さと財源論の欠如は致命的です。
茂木敏充は「実務派」を掲げますが、凡庸さを超える突破力がありません。
小林鷹之は「爽やかさ」こそあるものの、国家の舵取りを任せるには軽すぎます。
林芳正は経験豊富ながら、国民の心を動かす言葉を欠いています。

そして高市早苗。
彼女は派閥の後ろ盾を持たず、財務省やメディアから妨害されながらも、唯一「積極財政」という明確なビジョンを掲げています。
つまり、最後に勝敗を分ける決定的要因は 「誰が国民と真正面から向き合えるか」 に尽きるのです。

「勝敗を左右する三つの要素」

総裁選の最終局面では、次の三つの要素が勝敗を決定づけます。

党員票の拡大
国会議員票だけでは勝てない。
前回、進次郎が苦戦し、高市が躍進したのも、党員票の差でした。
つまり「国民の声を背にした候補」こそが最終的に勝利するのです。

討論会での財源論
討論会の場で「お金はどこから持ってくるのか」を問われたとき、逃げる候補と、真正面から答える候補とで明暗が分かれる。
ここで高市が「国債発行による積極財政」を堂々と語れば、他候補を圧倒できます。

メディアの偏向を超える発信力
オールドメディアが進次郎ばかりを取り上げても、SNSやネット空間では国民が自ら情報を拡散できます。
「国民がメディアになる」時代において、真に支持を集めるのは誰か。
その答えは明らかです。

毒舌を込めて言えば、この三要素は「拍手喝采のスター」ではなく、「批判を恐れず政策を語るリーダー」を浮かび上がらせるフィルターです。
そして、それを通り抜けられるのは高市早苗しかいないのです。

「高市早苗という逆境の挑戦者」

ここで、高市早苗の歩みを振り返りましょう。

初出馬のとき、派閥に属さず孤立無援
それでも地方議員や党員の草の根の支持を積み重ね、党内で存在感を確立
前回総裁選では党員票で109票を獲得し、国民からの期待を証明
今回は「女性初の総理候補」として注目されるも、メディアは政策を矮小化し、派閥は妨害に動く

まるで「逆境の挑戦者」。
しかし、だからこそ彼女は強い。

国民の支持を背に、積極財政という唯一無二のビジョンを掲げ、既得権益と正面から戦う姿は、他の候補には絶対に真似できません。

「積極財政で未来を拓け」

高市早苗の勝利は、単なる総裁選の勝敗を超えています。
それは「日本が停滞から抜け出せるかどうか」という分岐点なのです。

積極財政による未来投資。
・インフラ整備
・地方再生
・防衛強化
・科学技術への投資

これらはすべて「国債発行」によって可能です。
緊縮財政に縛られた平成の30年を終わらせるためには、この積極財政しかありません。

もし進次郎が勝てば、耳ざわりのいいスローガンだけが残り、日本はまた同じ停滞を繰り返すでしょう。
もし茂木や林が勝てば、凡庸な延長戦で何も変わらないでしょう。
だからこそ、高市早苗の勝利こそが「変革のビジョン」そのものなのです。

「派閥よりも国民の声を選べ」

ここで私からの提案は一つです。

「派閥政治ではなく、国民の声を選べ」。

党員票は、派閥や財務省の思惑を超えて動かせる唯一の力です。
あなたが投票する一票が、派閥の均衡を崩し、未来を切り開くカギとなるのです。

「歴史を変えるのは、あなたの一票だ」

さあ、いよいよ総裁選のクライマックスです。

この第6章で明らかになったことは
勝敗を決めるのは党員票、討論会での財源論、そして国民自身の発信力
他候補はいずれも空虚か凡庸であり、停滞を繰り返すだけ
高市早苗だけが「積極財政」という武器を持ち、日本を変える可能性を秘めている

最後に問います。
「あなたは拍手を選びますか? それとも未来を選びますか?」

歴史を変えるのは、あなたの一票です。

あとがき「未来を託す勇気を」

今回の記事では、5人の候補が繰り広げる総裁選を徹底的に解剖してきました。
スター性で拍手を浴びる進次郎。
「実務派」を装う茂木。
爽やかさでごまかす小林。
経験豊富だが心を動かさない林。
そして──孤立無援でも国民に向き合い、積極財政を掲げる高市早苗。

彼らの姿を比較することで、浮き彫りになったのはただ一つ。
「誰が国民の未来を本気で担おうとしているのか」 という問いでした。

毒舌で振り返る総裁選の構図

進次郎は、舞台役者としては一流。しかし政治家としては台本なしでは立てない。
茂木は、凡庸な延長戦の象徴。実務はできても未来は描けない。
小林は、花火大会で浴衣を着た青年。爽やかだが、重責には耐えられない。
林は、優等生の模範解答。だが心を震わせることはできない。
そして高市。唯一「財源」を語る覚悟を持ち、既得権益に嫌われながらも国民に希望を示せる挑戦者。

毒を込めて言えば、この総裁選は「その他4人の凡庸さ」を照らすために存在しているようなものです。

読者へのメッセージ「あなたの一票が物語を完結させる」

ここまで読み進めてくださったあなたは、もうお気づきでしょう。
今回の総裁選は単なる「人事」ではなく、「国民の未来を決める戦い」です。

派閥や財務省の思惑、メディアの偏向報道──
これらに流されず、自分の頭で考え、判断し、一票を投じること。
それが私たちに託された最後の責任です。

物語は、まだ途中です。
この記事を閉じた瞬間から、あなた自身がこの国のストーリーの登場人物になります。

終わりに「未来を託す勇気を」

最後に、あえて強い言葉で締めくくりましょう。

日本を変えるのは、高市早苗ただ一人。
そして、その未来を引き寄せるのは、あなたの行動です。

拍手喝采に惑わされるな。
オールドメディアの幻想に酔うな。
派閥の密室に怯むな。

未来を選ぶ勇気を持ってください。
この国の明日を託すのは──私たち自身なのです。


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(注記)高倉 龍之介(政治フリージャーナリスト・映像クリエイター)

まえがき

みなさんに問いかけたいことがあります。
「あなたは、今の日本政治に"背骨"を感じますか?」

テレビをつければ、薄っぺらなワンフレーズで人気取りをする政治家ばかり。オールドメディアはそれを持ち上げ、SNSでは切り抜きと炎上芸が拡散する。でも、肝心の国防や経済の未来について本気で語れる政治家はどれだけいるでしょうか。

そんな中で、2025年9月21日。自民党総裁選の告示前夜に開催された「高市早苗決起集会」は、日本政治に失われた"背骨"を取り戻す一大イベントとなりました。単なる集会ではありません。
それは、地方議員たちが自らの危機感から動き、国を憂う保守層が再び結集する――そんな「保守の反撃の狼煙」だったのです。

この記事では、その集会で何が語られたのか。なぜ地方議員がこれほどまでに動いたのか。そして高市氏が打ち出した「本来の自民党」への回帰とは何なのか。
一つひとつ丁寧に解きほぐし、読者の皆さんと一緒に考えていきます。

あなたは「日本を守るリーダー」が誰なのか、もう一度考えてみたくなるでしょう。そして、この記事を読み進めた先には、切実さとリアリティが待っています。


第一章 「保守の背骨」を取り戻す夜 ― 9月21日・決起の現場

あなたは、政治に"背骨"を感じていますか?

テレビをつければ、スローガンの見出しだけが踊り、肝心の中身はどこかへ蒸発。
SNSでは切り抜き動画が拍手喝采、でも"国家の設計図"はいつも行方不明。
そんな"軽さ"に、あなたは少し疲れていませんか?

2025年9月21日、19時。 自民党総裁選の告示前夜。
東京のホテルを中核に、全国29のサテライト会場をオンラインで結ぶ巨大なネットワークが立ち上がりました。主催は「高市早苗氏を支援する地方議員の有志の会」。LGBT・夫婦別姓・国土保全といった争点で危機感を共有する地方議員たちが、各地の党員・支持者を束ね、"地方票で圧倒的1位"のシナリオを描く――そのための"戦う現場"**が、まさにこの夜だったのです。


👉口先だけで風を待つ"人気商売"の政治は、もうお腹いっぱい。
「背骨」を入れ直すと言い切る候補者と、自腹で動く地方議員。
オールドメディアが好む「予定調和の控室」とは、空気が違います。

現場の熱量:全員主語の政治へ

1) 主語が"国民"に戻る瞬間

この集会の主語は、スピーチの巧拙でもPVでもなく、地域で汗をかく人々でした。

松田良昭(神奈川県議):「地方票で圧倒的1位 の体制を作ろう」
29のサテライト:北海道から沖縄まで、議員と支援者が"我が事"として決意表明
締めのコール:「勝つぞ!」"やるだけやる"ではなく、"勝ちに行く"宣言


👉「現場の声を聞く」それ、会見用の飾り文句ですよね?
ここでは違う。現場の声が企画し、現場の腕で走り、現場の意思で叫んだ。
だから熱がある。これ、台本では出ません。

2) 顔ぶれが語る"本気度"

古屋圭司/山谷えり子/片山さつき/小野田紀美――政策と筋肉が通ったメンバーに加え、櫻井よしこ氏が壇上で高市氏の政策遂行力を評価。
「この人の右に出る人はいない」保守言論の看板は、安易にこの言葉を使いません。

👉ここに"ワンフレーズ芸"のスターは呼ばれていません。
説明責任を面倒がらない人だけが登壇。
つまり、"中身で勝負する陣容"ということ。

3) "地方の危機感"が可視化された

横浜・大和・京都――各地の議員から飛び出すのは選挙の現場の痛覚でした。
「次は高市さんでなければ党員を辞めるという声が実際にある」
「この30年、手取りが下がり続けた――この脱線を止めねばならない」
若者の声も切実です。「日本を未知の高みへ押し上げるリーダーは高市さんしかいない」。

高市早苗が掲げる"背骨の位置"


この夜に確認されたのは、「本来の自民党」への回帰という明確な座標軸でした。

党の再生:「自民党に背骨を入れ直す」「立党の原点に戻る」

保守政策の要:

外国人による土地取得規制――WTO/GATSの壁を正面から突破する多層戦略(再交渉・安全保障例外・法解釈の詰め・重要土地等調査法の改正・拡充)

憲法改正――自衛隊の正当性と名誉の明確化、現下の安保環境に即した更新

皇室の男系継承――「私たちの宝物」を軽々にいじらないという責任

エネルギー安全保障――外国製パネル依存の是正、ペロブスカイト・原子力・次世代炉/核融合の三位一体

失われた30年の"反転装置"として


この章のキモは、単なる政策カタログではありません。
「地方から始まる反転装置」が、"勝ち筋"と共に立ち上がった、という事実そのものです。

可視化された組織力:29拠点の同時連携は、党員投票の動員動線を前提に設計
物語の主役交代:評論家でもテレビでもなく、地域の納税者が主役に戻る
希望の再定義:一発逆転ではなく、国家の基礎体力を上げる積み上げへ

もし、これが"派手さ優先の人気取り"なら、ここまで"地方票一本釣り"に振り切れません。
むしろ逆。「地味で手間のかかる勝ち方」こそ、国家を支える勝ち方だと、現場が理解しているのです。

👉いいですか、"バズ"は国家を守りません。
守るのは、地図と手順と、汗の量です。
で、あなたはどちらに賭けますか?

まとめ:この夜、何が決定的だったのか


主語が国民に戻った――地方が旗を上げ、国家の背骨を取り戻す物語が始動。
"言い切り"ではなく"やり切り"の設計――GATSの壁を前提に、突破の工程を明示。
勝ちに行く動線――29拠点・党員票・SNS・地上戦を統合。

この時点で、「人気取りの軽さ」とは別の重力が働いています。
"背骨"の位置を示した上で、"手を動かす段取り"まで落ちている――。
だからこそ、続き(=政策の内臓)を読んでほしいのです。

👉風だけで飛ぶ凧は、糸が切れたら畑に落ちます。
この陣営は違う。巻き取り軸がある。地図がある。職人がいる。


第二章以降では、以下を"プロの設計図"として解剖します。

外国人による土地取得規制の完全ロードマップ
GATSの条文構造/安全保障例外の適用可能性/国際交渉の勝ち筋
重要土地等調査法の改正・拡充の条文イメージ

地方自治体が明日からできる暫定オペレーション
エネルギー安全保障の三層防御
ペロブスカイトの産業化:調達・実装・輸出

原子力の再稼働と次世代炉:規制・人材・金融の具体設計
核融合の国家プログラム化:10年設計のKPI
皇室と家族制度:伝統を守る"法技術"

通称使用の法的担保で現実課題を解決するルート
国際的潮流と日本的正統の接合点
"責任ある積極財政"の中身

危機管理投資の内訳/債務管理/通貨・金利との接続
地方創生のKPI:ベンチマーク・期限・評価軸

👉理由: ここから先は、実務者が机に広げる資料の濃度になります。
「スローガンで満腹」という方には向きません。
「中身でしか動かない」あなたのための、実務の地図です。

読者への問いかけ


もしあなたが、安全保障を"自分ごと"として考えるなら?
もしあなたが、家計と産業の"現場"に立っているなら?
もしあなたが、日本の背骨をもう一度見たいと願うなら?

第二章へ進んでください。
そこには、人気ではなく国家を選ぶための手順が並んでいます。
そして、その手順を実際に動かすための"段取り"が、すでに用意されています。

👉旗を振るだけなら、誰にでもできます。
旗を立てる杭を打つ――それが本物の政治です。
では、杭の打ち方を見に行きましょう。

第一章の小あとがき


この章は、"集会の熱量"をただ煽るための実況ではありません。
「なぜ勝ち筋があるのか」を、段取りと顔ぶれで証明するドキュメントです。
続きを読むあなたは、評論の観客から実務の当事者へ、静かに立ち位置が変わるはず。


第二章 高市早苗が示す「背骨の設計図」 具体政策と国家戦略

スローガンは誰でも叫べる、だが...


選挙のたびに出てくるお決まりのフレーズ。
「安心して暮らせる日本を」
「経済の成長を」
「未来の子供たちのために」

どの口も同じことを言う。だが、"どうやってやるか" の段に入ると、ほとんどの候補は言葉を濁し、オールドメディアは質問すらしない。

しかし、9月21日の決起集会で高市早苗氏が語ったのは、スローガンではなく、「背骨を入れるための設計図」そのものでした。
それは、政治家が避けがちな「具体策」に踏み込んだ発言の連続でした。

👉スローガンは安い。値札ゼロのバーゲンセール。
だが、工程表まで示せる候補は"仕入れルート"を持っている。
その違い、あなたの財布も知っているはずです。

外国人土地取得規制 ― 国土を守る「挑戦」の多層戦略


中国資本による北海道や九州の土地買収。
沿岸部の港湾施設、基地周辺の土地、さらには水源地。
これらが「市場原理」の名のもとに切り売りされ、国防の穴に変わりつつある現状を前に、多くの政治家は黙り込みます。

高市氏はここで 正面突破の工程表 を提示しました。

突破のための4段階


加盟国との再交渉 ― WTO・GATSに土地取引を留保する条項を追加
安全保障上の例外規定の適用を模索
「所有権の移転」は協定の対象外 という法的解釈の追及
困難な場合は 「重要土地等調査法」の改正・拡充

つまり、国際法・国内法の両面から"穴埋め"を行う多重防御策です。

👉他の候補が「やります!」で終わるところ、
高市氏は「やるための法的スキーム」を四段階で出した。
これ、聞いてる進次郎、ノート取れてる?

憲法改正 ― 存在意義の原点回帰


高市氏は明言しました。
「自民党の存在意義は憲法改正だ」。

現行憲法は、自衛隊の位置づけも、自衛官の名誉も、インターネット社会のリスクも、すべて中途半端のまま放置しています。

安全保障環境:北朝鮮のミサイル、台湾有事、中国の海警法
自衛隊の名誉:命を賭ける人々に「違憲論」をぶつける矛盾
時代遅れ:デジタル・サイバー・宇宙をカバーできない条文

👉「100年かかる」と他の政治家は言う。
つまりそれは、「やる気ゼロ宣言」。
高市氏は違う。「100年待てない」から、やる。
その差で、国は守れるかどうか決まる。

皇室と家族観 ― 伝統を「次の世代」に残す責任


「126代続く男系継承は、私たちの宝物」

高市氏のこの言葉は、単なる保守的情緒論ではありません。
「先人に申し訳ない」「未来世代に背を向けられない」責任の表明でした。

同様に、夫婦別姓についても「反対」と言い切るだけでなく、自ら平成14年に作成した法案――「婚姻前氏の通称使用を法的に担保する仕組み」――を具体策として提示しました。

つまり、「守る」と「解決する」の両輪を提示したのです。

👉「保守=ただの反対勢力」と思ってる人、勉強不足。
高市氏は"代替案"を持つ保守です。
反対だけで飯を食ってる議員は、これで赤っ恥。

エネルギー安全保障 ― 外国依存から「日本の技術」へ


太陽光パネルで山を削り、景観を壊し、外国製に依存する――これが今の日本のエネルギー現場。
高市氏はこれを「防災上も、景観上も、経済安全保障上も問題」と断じ、次を提示しました。

ペロブスカイト太陽電池(日本発技術)の普及
安全性確認済みの原発の活用
次世代革新炉/核融合エネルギーへの国家投資

👉ここまで言うと、オールドメディアは決まって「危険だ」と叫ぶ。
でも彼らは、外国製パネルの山崩れリスクには黙るんですよね。
誰の代弁してるのか、もう答え出てます。

第二章のまとめ


この章で示したのは、「背骨の設計図」です。

高市早苗が、
国土を守るための法的シナリオ
憲法改正という党の原点
皇室と家族の伝統を次世代へ継承する手順
エネルギー自立を実現する技術的ロードマップ
――を提示したという事実。

ここで明らかになったのは、彼女が単なる「保守の象徴」ではなく、実務の図面を引ける唯一の候補だということです。

第三章以降では、さらに深堀りします。

地方議員と若者の「最後の希望」発言の真意
責任ある積極財政=危機管理投資の内訳
地方創生と国家戦略をつなぐ具体KPI
安倍晋三元総理の遺志継承と、次の10年の青写真
"評論"ではなく"実務の設計図"を求める方は、この先でお会いしましょう。

第三章 地方からの逆襲 ― 草の根の声が描く「最後の希望」

政治を変えるのは、霞が関ではない


あなたは「政治を動かす力はどこにある」と聞かれたら、どう答えますか?
国会議事堂? それとも財務省や経産省?

――いいえ。
2025年9月21日の決起集会で示されたのは、政治の推進力は地方にあるという事実でした。

地方議員たちは「組織の末端」ではありません。
彼らは地元の党員、納税者、商店街、若者、主婦、老人...そうした人々と毎日顔を合わせ、声を聞き、共に生きる人々です。
だからこそ、彼らの声には「化粧のない真実」が宿るのです。

👉テレビ討論会の小芝居より、
居酒屋で怒鳴られる一言の方が重い。
その現実に、進次郎も茂木も林も、まだ気づけない。

党員の悲鳴:「高市さんじゃなければ辞める」


横浜市・大和市の地方議員が報告した声は衝撃的でした。

「次は高市さんでなければ、党員を辞める」
「このままなら自民党を見限る」

これは単なる不満ではなく、基盤の崩壊予告です。
地方議員が"地元の支部が空洞化していく"恐怖を、直接語ったのです。

👉これ、東京の永田町でヌクヌクしてる議員は気づけない。
地方票が動かなきゃ総裁選は終わり。
つまり「高市以外なら自民党は沈没船」ってことですよ。

現場の実感:「自民党はもう持たない」選挙の最前線


ある地方議員はこう吐露しました。

「本当に昨年来、自民党に厳しい声ばかり」
「選挙で戦えない、このままでは地域が持たない」

これは「議員の保身」ではありません。
有権者の声がダイレクトに響いている証拠です。
日々の商店街、農村、町内会で聞かされる現実。
それを背負うのが、地方議員という現場の兵士なのです。

👉霞が関の机上では「地方創生」って言うけどさ、
地方の現場では「地方消滅」って声が響いてる。
このズレに気づかない奴が総裁になる? 冗談は顔だけにして。

若者の声:「未来を押し上げるのは高市さんだけ」


決起集会では、23歳の学生がこう語りました。

「私たち20代・30代の思いは安倍政権から変わっていない」
「私たちが経験したことのない位置へ日本を押し上げていく」
「そのリーダーは高市さんしかいない」

若者世代は冷めている?そう思うのは大人の偏見です。
彼らは現実的で、誰が口先だけかを敏感に嗅ぎ分けます。
だからこそ「行動できる政治家」を本能的に求めているのです。

女性議員の声:「女性だから、ではない」


横浜市の女性議員は言いました。

「日本初の女性総理への期待はある。だが性別ではなく実績と国家観で支持する」

つまり、ジェンダーカードを利用する"進歩派の偽物"と一線を画しているのです。
彼女らは「女だから応援する」のではなく、「国を守れるから応援する」。
この筋の通し方こそが、保守の矜持です。

👉「女性だから票を」って言うフェミ議員さん、見てますか?
ここには "日本を守れる女" がいる。
で、あんたらは何を守れたの?

国土と生活を直撃する危機


地方議員の訴えは、単なる理想論ではなく、地域生活の現場と直結していました。
土地問題:板橋区のマンションが中国系オーナーに買われ、家賃高騰
経済問題:30年間手取りが減少、「希望の見えない脱線を断ち切れ」
防災・景観:外国製パネルで山が削られ、災害リスクが増大

これらは「政策テーマ」ではなく、暮らしの実感です。
だからこそ、彼らの声は「最後の希望=高市早苗」という言葉に収斂していくのです。

👉地方議員は"泣き言"を言ってるんじゃない。
「このままでは日本が潰れる」って、警鐘を鳴らしてるんだ。
それを笑って流すなら、もう議員バッジ外して帰りなさい。

第三章まとめ:地方から始まる「逆襲のうねり」


この章で描いたのは、地方議員と草の根の声です。

「高市でなければ辞める」という党員の悲鳴
「選挙で戦えない」という現場の吐露
「未来を押し上げる」という若者の直感
「女性だからではない」という保守の筋の通し方

国土・生活を直撃する危機に対する切実な訴え

これらの声は、決起集会を単なるイベントではなく"草の根の革命"に変えました。
ここから始まるのは、地方から中央を突き上げる「逆襲のうねり」です。

次は、さらに核心へ。

「責任ある積極財政」=危機管理投資の正体
財政出動、減税、金融政策のシナリオ
地方創生と国家戦略をつなぐ「KPIと期限」
安倍晋三元総理の遺志を受け継ぐ実務的ロードマップ

「人気取りの空論」ではなく、「実務で国家を立て直す財政戦略」その青写真を解き明かします。

第四章 「責任ある積極財政」とは何か ― 危機管理投資で日本を立て直す

借金大国・日本という呪文に騙されるな


「日本は借金大国だから、これ以上財政出動はできない」

テレビで耳タコになるこのフレーズ、あなたも何度も聞いたはずです。
だが、これは事実でしょうか?

日本の国債はほとんどが国内で消化され、通貨発行権も日銀が握っています。
つまり、「借金で破綻する」という脅しは、半ばプロパガンダなのです。

本当に怖いのは、投資すべき時に投資しないこと。
高市早苗が掲げる「責任ある積極財政」とは、バラマキではなく、未来を守るための危機管理投資を意味します。

👉財務省の言い分をオウム返しするだけの政治家に聞きたい。
あんたの財布、「使わない貯金」で火事が消せるのか?
答えはノーだ。じゃあ国家も同じだ。

危機管理投資とは何か


高市氏が言う「危機管理投資」とは、"いざという時に国家が崩壊しないための先行支出"です。

具体的な投資対象
エネルギー安全保障
ペロブスカイト太陽電池の普及

原発の安全活用と次世代炉の開発
核融合エネルギーへの長期投資
国土防衛・安全保障

外国人による土地取得規制強化
重要土地等調査法の改正・拡充
憲法改正による自衛隊の明文化

社会基盤・地方創生
医療・福祉・教育インフラを地方隅々にまで
過疎地のインフラ整備
地域雇用の創出と国内産業保護

これらは「景気対策」ではなく、国家の存続条件を確保するための投資です。

👉バラマキ? いいえ違います。
「未来を買う前払い」が正しい表現だ。
ケチって未来を失うのは、ただの愚か者。

減税と金融政策のセット


高市氏の財政戦略は、支出だけでは終わりません。
同時に 減税と金融政策 を組み合わせるのが特徴です。

減税策

消費税減税(景気への即効性)
所得税・法人税の見直し(可処分所得と企業投資の拡大)
金融政策

日銀との連携による金利調整
インフレターゲットの明確化
通貨発行権を「国民の生活安定」に使う設計

ここに共通するキーワードは「責任ある」です。
財源なき放漫ではなく、投資と成長の循環を前提に組まれているのです。

👉「財源は?」としか言えない評論家たちへ。
あなたの給料の財源は? と聞いたら黙るでしょ。
財源は"未来の成長"に決まってるんです。

KPIと期限 ― 実務としての積極財政(Transformation)

高市氏の強みは「絵に描いた餅」で終わらないことです。
彼女は、危機管理投資を KPI(重要指標)と期限で縛る必要性を強調しています。

例👎

エネルギー自給率の数値目標
2030年までにXX%まで引き上げ
地方創生の雇用指標

各県で失業率をしろまる%改善
防衛費の水準
GDP比2%超を明文化し、法的拘束力を持たせる

こうした「期限と数値」がなければ、政治家はまた逃げます。
逆にこれがあるからこそ、国民は成果を評価できるのです。

👉政治家が好きなのは「検討します」。
でも国民が欲しいのは「期限と数字」です。
逃げ道を塞げる候補者は、高市以外にいますか?

安倍晋三元総理の遺志と積極財政


第四章を締めくくるにあたり、忘れてはならない点があります。
この決起集会が行われた 9月21日 は、安倍晋三元総理の誕生日でした。

高市氏はこう語りました。
「守りたいものは(安倍氏と)ずっと一緒だった」

安倍氏が果たせなかった 憲法改正、
途中で止まった 拉致被害者救出、
そして未完に終わった 積極財政の定着――。

高市氏はこれを「遺志」として継承し、形にする覚悟を示しました。

👉安倍氏の看板だけ利用している議員たちよ、聞こえるか?
看板を掲げるだけならバイトでもできる。
本当に継ぐのは「未完を完成させる覚悟」だ。

第四章まとめ


この章で明らかになったのは、「責任ある積極財政」=危機管理投資の正体です。

借金大国というプロパガンダを打ち破り、未来に投資する視点
エネルギー・国土・社会保障への先行投資
減税と金融政策の組み合わせで成長を後押し

KPIと期限で政治を縛り、逃げ道を塞ぐ実務性
安倍晋三元総理の遺志を受け継ぎ、未完を完成させる覚悟

これらを提示できる候補は、残念ながら高市早苗しかいません。

いよいよ最終局面へ。
第五章では、「日本列島を強く豊かに」というスローガンの中身を解剖します。

地方創生の実務プラン
国家安全保障と経済の統合戦略
10年先を見据えた 日本の未来図

"背骨を入れ直す"先にある国家像を、一緒に見ていきましょう。

第五章 「日本列島を強く豊かに」 ― 国家再生の未来図

スローガンで終わらせない政治


政治家はスローガンが大好きです。
「地方創生」「一億総活躍」「デジタル田園都市」聞き心地は良いけれど、中身はどこへ消えたのか?

高市早苗氏のスローガン 「日本列島を強く豊かに」 は、その手のキャッチコピーとは違います。
それは、地方票を狙った選挙用フレーズではなく、国家の未来像を支える設計思想です。

👉スローガンを垂れ流すだけなら、電通に外注すれば済む話。
だが、実務と期限で裏打ちされたスローガンは、もはや戦略だ。

強く豊かにするための3本柱(Agitate)

1) 「安全」への投資

有事に国土が売り飛ばされないよう、外国人土地取得規制を徹底
憲法改正で自衛隊を明文化し、抑止力を高める
災害・防衛・サイバーへの危機管理投資

2) 「豊かさ」の分配

減税による家計の底上げ
地方に働く場所を作り、東京一極集中を是正
医療・福祉・教育を列島の隅々まで保証

3) 「成長」の原動力

ペロブスカイト太陽電池など国産技術の産業化
原子力・核融合によるエネルギー安全保障
ディープテック(先端技術)を成長のエンジンに

これらは単なる夢物語ではなく、すでに議論と制度設計の入口にあります。

👉「夢は叶う」じゃない。
「制度を作り、期限を切れば叶えざるを得ない」んです。
他候補が夢しか語らない中で、設計図を出すのは高市だけ。

地方創生:草の根が国を変える


「日本列島を強く豊かに」という言葉の最大のターゲットは地方です。
東京に行かなくても医療・教育・雇用がある社会

地方で生まれ、地方で育ち、地方で暮らすことが誇りになる社会
地方の資源と文化を国の強みとして輸出できる社会

そのための手段は、すでに提示されています。

インフラ整備:5G、災害防止、交通網
産業政策:地域企業の技術支援、農林水産業の高度化
雇用創出:観光・防災・エネルギー産業を地域単位で起こす

👉霞が関が考える「地方創生」は補助金の配布。
現場から見れば、それは 「延命措置」 にすぎない。
高市の路線は、「地方を主役に据え直す」ことだ。

経済と安全保障の統合戦略


高市氏の特徴は、経済政策と安全保障を切り離さない点にあります。
外国人土地取得規制は 「国土防衛+地域経済安定」 の二重効果

エネルギー政策は 「電力供給+経済産業育成」 の二重効果
憲法改正は 「国防+自衛隊員の士気」 の二重効果

つまり、一つの政策が複数のリスクを同時に処理する設計になっているのです。
これは「予算をどう削るか」しか考えない財務官僚には決してできない発想です。

👉予算を削って「改革」と言うのは三流。
投資を重ねて国家を強くするのが一流。
どっちを選ぶかは、国民の覚悟次第。

10年後の日本列島ビジョン


高市氏が描くのは、単なる1年の景気回復ではありません。
10年スパンで「列島全体を底上げする」未来図です。

具体イメージ

安全保障:防衛費GDP比2%超を安定確保し、周辺国の圧力に怯えない国
経済:地方の手取りが回復し、若者が「未来は地方でも築ける」と実感できる国
エネルギー:国産技術が基盤となり、海外依存から脱却
社会:皇室の伝統と家族の絆を守りながら、多様性の名を借りた解体から防衛

これが「日本列島を強く豊かに」の具体像です。

👉他候補は「10年後の自分のポスト」を考える。
高市は「10年後の国家」を考える。
その差が、総理にふさわしいかどうかの分水嶺だ。

第五章まとめ


この章で描いたのは、スローガンの具体像です。

安全・豊
地方を主役に据える構想
経済と安全保障を統合する設計
10年先を見据えた未来図

スローガンで終わる政治か、設計図に基づく政治か。
選択肢は明白です。

最終章では、さらに視座を高めます。

高市早苗が掲げる「強い政治」の核心とは何か
危機管理投資と地方創生の先に見える「国家像」
読者自身に突きつけられる問い「あなたはどちらの未来を選ぶのか?」

"日本の背骨を入れ直す"最終結論を提示します。

第六章 強い政治とは何か ― あなたに突きつけられた選択

背骨を失った国家はどうなるか


背骨のない人間は立っていられません。
同じように、背骨を失った国家は、嵐の中で漂流するだけです。

30年間、日本は「失われた成長」に耐えてきました。
選挙のたびにスローガンが飛び交い、財政健全化の呪文が繰り返され、外交では譲歩を重ね...。
結果として残ったのは、弱く、豊かさを失った列島でした。

あなたは、この漂流をあと何十年続けたいですか?

👉スローガンで国は守れない。
「検討します」で給料は上がらない。
背骨がなければ、国家もただの死体です。

高市早苗の提示した「強い政治」とは


2025年9月21日の決起集会。
そこで高市早苗氏が示したのは、「強い政治」=危機管理投資と保守の原点回帰でした。

エネルギー安全保障:外国依存を断ち切り、日本の技術で未来を作る
国土と憲法:外国資本と有事に揺るがない土地と防衛の基盤
皇室と家族:伝統を断ち切らず、次世代に継ぐ責任

積極財政:未来を買う前払いとしての危機管理投資
地方創生:首都ではなく列島全体を主役に据える

これは「人気を取るためのパフォーマンス」ではありません。
国家を守るための「背骨の設計図」です。

国家再生の条件 ― 投資・伝統・地方(Solution)

ここまでを整理すると、国家再生の条件は三つに集約されます。

未来への投資
借金神話に怯えるのではなく、エネルギー・技術・防衛・社会基盤へ投資する。

伝統の継承
皇室と家族の形を守ることで、文化的アイデンティティを揺るがせない。

地方からの逆襲
地方票・地方経済・地方文化が国の背骨を再生させる。

これらを一人で束ねられる候補は、残念ながら一人しかいません。

👉「背骨のある候補は誰か?」
進次郎? 茂木? 林? 小林? ......笑わせるな。
高市早苗以外に名前が浮かぶなら、それは幻覚だ。

読者への問いかけ ― あなたはどちらを選ぶのか


ここまで読んだあなたは、もう知っているはずです。

「背骨を失ったまま漂流する未来」
「背骨を入れ直して歩き出す未来」

どちらを選ぶのかは、政治家だけでなく、有権者であるあなたの決断です。
決起集会で語られた「地方からの逆襲」は、同時に「国民からの逆襲」でもあります。
その先頭に立つのが高市早苗であり、その旗を支えるのは私たち国民です。

👉「誰がやっても同じ」と言う人は、何もしていないだけ。
誰がやるかで、未来は180度変わる。
逃げてるのは政治家じゃなく、あなた自身じゃないですか?

結論:強い政治はあなたの手に


「強い政治」とは、

危機を見据えて投資する勇気
伝統を守る責任
地方から国を動かす力

これらを一つに束ね、国家の背骨を入れ直すことです。

そしてその選択は、今まさに突きつけられています。
あなたは漂流を選びますか? それとも、自らの背筋を伸ばし、強い日本を選びますか?

答えは、もうあなたの胸の中にあるはずです。

あとがき


ここまで読み進めてくださった方に、心から感謝します。
この連載は、単なる解説記事ではなく、「国家をどう立て直すか」という実務の設計図と、その背後にある物語を提示する試みでした。

私は、政治ジャーナリストとして、また日本という国の一人の市民として、
「この国にまだ希望はある」と確信しています。
なぜなら、現場からの声が生きており、背骨を取り戻す候補者が存在するからです。

この物語をどう活かすかは、読んだあなた次第です。
次の10年を「漂流」にするのか、「再生」にするのか。

その選択の時は、もう始まっています。



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(注記)高倉 龍之介(政治フリージャーナリスト・映像クリエイター)

まえがき


「皆さん、本当にこの国を任せていい総理候補は誰でしょうか?」
物価高にあえぐ家庭、将来が見えない若者、そして高齢者の年金不安...。誰もが胸に抱える"生活の苦しさ"。しかし、今の自民党がその声をきちんと拾っているでしょうか?答えは残念ながら「ノー」です。

小泉進次郎氏は会見で、「国民の声を聞き、国民の思いを感じ取る力を失った」と自民党を厳しく批判しました。しかし読者の皆さん、忘れてはいけません。その「国民の声」を置き去りにしてきたのは、彼自身を含む"石破路線"の延長線上にある政治家たちではなかったか?

小泉氏は「危機感」を4つ掲げました。

国民との乖離
自民党の信頼失墜
経済の転換期への対応の遅れ
国際情勢の厳しさ

確かに正論に聞こえます。ですが、ここに致命的な問題があります。口先では「危機感」と叫びながら、具体的な解決策には迫力も実効性も欠けているのです。要するに、きれいなスローガンの羅列でしかない。

たとえば「物価高」への対応。ガソリン税廃止だの基礎控除調整だの、聞こえはいい。しかし、その裏付けとなる"財源の筋道"はどうするのか?「インフレ時代に合わせた税制」とか言いながら、実際は財務省の顔色をうかがった小手先の調整で終わる危険性が大きい。結局は「やってる感」だけを演出しているのではないかと感じざるを得ません。

さらに外交・安全保障。中国・ロシア・北朝鮮が連携を強める現実に、日本が直面しているのは戦後最悪の安保環境。しかし小泉氏の発言はどうでしょう。「日米同盟を基軸に」「インド太平洋の自由と開放を守る」はい、聞き飽きました。どれも過去の総裁候補たちが言ってきた決まり文句の焼き直しです。

ここで問います。もし本気で国民の生活を守り、日本の独立を守る覚悟があるならば、なぜ核抑止力や防衛力の実効性強化といった核心に踏み込まないのか?
それを語らない時点で、彼が「石破茂の影響下にある、財務省にコントロールされた調整型政治家」に過ぎないことは明白です。

第一章 小泉進次郎の「危機感」はなぜ空疎に響くのか

1-1 「危機感」は万能ワード だが政策ではない


「国民との乖離」「信頼失墜」「経済の転換」「国際秩序の変容」。全部、正しい指摘です。問題はそこから何を削り、何を優先し、どこに財源と政治資本を投下するか。
進次郎氏は"危機感"の箇条書きに成功した。だが、国家運営は箇条書きでは動かない。必要なのは、大胆な選択と残酷な集中です。タスクリストでは、現実は一ミリも動きません。

1-2 財源の設計図が見えない「やる」と言う前に「どう払う」を語れ


ガソリン暫定税率の廃止、基礎控除のインフレ連動、公的分野の処遇改善、中小企業の価格転嫁促進。どれも趣旨は理解できます。
しかし、同時多発のバラマキと減税を、どう優先し、どこで相殺するのか。

暫定税率を切るなら、道路特定財源の見直しは不可避。
基礎控除連動は恒久費用。一回打てば終わり、ではない。
医療・介護・保育の賃上げは構造費用。景気次第で伸縮しない。

財務省をにらみつつ、国民にもウケる"中道ポーズ"は分かる。だが、「どこを切るか」「いつ上げるか」「どこで借りるか」を語らなければ、政策はモラルハザードになる。

👉家計に例えれば「給料は増やす、税金は減らす、貯金は減らさない、でも旅行は豪華に」。その家、年末に破綻します。

1-3 「インフレ時代の運営」看板は立派、店舗は準備中


「デフレ脳からの脱却」は大賛成。しかし、インフレ期の王道は供給力の増強と生産性の底上げです。そこで問うべきは、労働市場の柔軟化/電力・物流・デジタルのボトルネック解消/研究開発のリスクマネー供給。
進次郎氏はここで急にトーンダウンする。労働市場改革は「不安を与えた」と下げ、合意形成しやすい論点に逃げる。わかります。人事と雇用は票を減らす。でも、票を減らす覚悟がない改革は、永遠に実行されない。

👉「やる」と言って人気を保つ政治は、ダイエット中に夜食を増やす理屈と同じ。痩せる気、ないですよね?

1-4 外交・安保の"決まり文句"から一歩も出ない


「日米同盟の深化」「同志国との連携」「自由で開かれたインド太平洋」。定番フレーズは滑舌よく並ぶのに、抑止の中身(指揮統制、弾薬・防空、産業動員、原子力・サイバー・宇宙の統合)は語られない。
靖国の参拝判断も「適切に判断」。つまり曖昧戦術。ここで争点を避ければ、支持も反発も薄まる。でも国家は薄味では守れない。

1-5 数字の魔法――「平均賃金+100万円」のトリック


×ばつ7年で約+100万円、理屈は分かる。だが、実質賃金+1%の道筋を語るときに、生産性と構造改革を避けてはならない。物価だけが先行し、賃金が追いつかない現象を、税制パッチで凌ぐ発想は限界が早い。

👉"望む未来"を足し算で作るのは簡単。現実は"痛みの引き算"でしか前に進まない。

1-6 「国民の声」演出術――耳は傾ける、だが手は汚さない


市井の不安を拾うのは上手い。だが、既得権に切り込む"汚れる工程"を語らない。だから、絵はキレイ、ページは進まない。

危機感は本物でも、実装の覚悟が希薄。
「石破路線の継承者」としての調整型が前面に出る。
やってる感が超一流、やり切る力は不透明。

第二章 経済・財政:美辞麗句の影で"数字が泣く"

2-1 「いいこと全部やります」の破滅シナリオ


小泉進次郎氏の会見を丁寧に聞けば聞くほど、危うい構図が見えてきます。
「ガソリン税を下げます」「基礎控除を物価に応じて上げます」「医療や介護の人件費を上げます」「中小企業の負担を軽くします」...。
聞こえはいい。むしろ、全部やってくれるなら国民は大歓迎でしょう。しかし、政治は慈善事業ではありません。政策は「財源」と「優先順位」で決まるのです。

にもかかわらず進次郎氏の説明には、致命的な欠落がある。
それは「どこを削るか」「どこから取るか」を語らないこと。

👉進次郎経済は、"楽天市場の買い物カゴ"みたいなもの。欲しい物をポンポン入れても、最後に『お会計』の段階でフリーズする。

国民は耳障りのいいスローガンより、レジで払える現実的な会計票を求めています。

2-2 ガソリン暫定税率廃止の「穴」


進次郎氏が大きく打ち出したのが「ガソリン暫定税率の廃止」。
庶民にとっては確かにありがたい。だが、その穴はどこから埋めるのか。暫定税率は道路整備や地方交付税の裏づけになってきた。単純に消すということは、インフラ整備の財源を消すことに等しい。

代替財源の提示がなければ、短期的な人気取りと長期的な財政穴あけの二重苦になる。
本気でやるなら、「国債発行の一時増額」「既存の一般財源への振り替え」などを併せて語るべきだが、それには一切触れない。

「ガソリン税を下げます!」と叫ぶのは簡単。でも、結局"道路の補修ができずに車がパンク"したら誰が責任取るんですか?

2-3 公的分野の処遇改善――「恒久費用」という爆弾


「医療、介護、保育、教育の現場の待遇を改善します」――耳障りは最高です。
しかし、これをやるには診療報酬・介護報酬・保育単価の大幅見直しが必要。つまり、毎年の恒久費用が膨れ上がる。

単年度予算でごまかせるものではない。これは国家の構造費用になるのです。
つまり「やる」と言った瞬間から、日本の財政に永久に刻まれる。にもかかわらず、進次郎氏の説明は「善意の積み木」に過ぎない。

"恒久費用"を「思いつき」で語るのは、クレジットカードのリボ払いで高級車を買うようなもの。最初は気持ちいいけど、後から地獄です。

2-4 インフレ税制と「やってる感」


基礎控除を物価に連動させる――発想自体は合理的に見える。
しかし、これも恒久費用。しかも「インフレ下での税制調整」という複雑な仕組みを設計しなければならない。簡単に言えば、税収が伸びた分を"控除"で自動的に吐き出す制度です。

結果としてどうなるか?

財政の安定性は低下
景気対策の弾力性も低下
結局「やってる感」は演出できても、長期的な運営の柔軟性を失う

👉「インフレに強い税制!」とアピールしても、実際には"国の財布に自動穴あけ機"を取り付けるようなものです。

2-5 中小企業支援の"おためごかし"


「中小企業がコスト上昇を価格に転嫁できるようにする」これも聞こえはいい。
しかし現実はどうでしょう?

日本の取引慣行は下請け構造
商習慣の壁、業界団体の圧力
公正取引委員会の監視強化だけでは焼け石に水

本気でやるなら、独占禁止法の改正やカルテル規制の見直しまで踏み込むべき。そこを避けている時点で、本気度ゼロです。

👉「価格転嫁の環境を作ります!」は、給食の白米に"ふりかけ"だけ渡して『はい、栄養満点』と言うのと同じ。

2-6 進次郎経済の「総評」数字に弱い政治


進次郎氏の経済政策をまとめれば、こうなります。

「いいこと全部やる」ポピュリズム

財源・優先順位を語らない無責任
恒久費用の爆弾を"善意"で包む
数字に裏打ちされない"やってる感"

つまり、経済の核心に手を突っ込む覚悟がないのです。

労働市場改革は「反発が怖い」と棚上げ
原子力政策は「票が減る」と触れない
財源の設計は「財務省まかせ」でノータッチ

👉これでは、国民の生活を守るどころか、むしろ「国民の財布に穴を開ける総裁」になりかねない。

2-7 読者への問いかけ


ここまで読んでいただいた方に、最後の問いを投げかけます。

進次郎氏の"危機感"は、国民の不安を代弁しているようでいて、実際には「責任の棚上げ」ではないか?
そして、その棚上げ政治のツケは、必ず国民が払うことになるのではないか?

次章ではさらに、外交・安全保障分野の"決まり文句"の危険性を暴きます。
「日米同盟を深化させる」「インド太平洋を守る」聞こえはいい。でも、その裏側で何を避けているのか。そこにこそ、進次郎政治の最大の弱点があります。


第三章 外交・安全保障:決まり文句の外側に「抑止の歯車」を

3-1 「連携を深める」は決まり文句、抑止の中身がない


小泉進次郎氏の会見で目立ったフレーズは「日米同盟を深化させる」「自由で開かれたインド太平洋を守る」「同志国との連携を拡大する」でした。
聞き覚えのある言葉だと思いませんか?
そうです、ここ20年の総裁候補が必ず口にする"外交の定番フレーズ"なのです。

問題は、中身がどこまで具体的か。

防衛費をGDP比2%にする? → はい、誰でも言います。
日米同盟を深化させる? → はい、みんなそう言います。
インド太平洋の自由を守る? → G7首脳も同じことを言います。

つまり、彼の外交・安保発言は「誰でも言えるセリフ集」に過ぎない。

👉進次郎の外交演説は、政治というより"TOEICのリスニング教材"。耳障りはいいが、テストが終われば忘れる内容です。

3-2 「戦後最も厳しい状況」なのに曖昧対応?


会見で進次郎氏は「日本を取り巻く安全保障環境は戦後最も厳しい」と述べました。これは正しい認識です。

中国の軍拡
ロシアの暴走
北朝鮮の核・ミサイル開発

誰もが危機感を共有している。問題は、その先の解決策です。

靖国参拝について問われたとき、彼は「総理になったら適切に判断する」と言葉を濁しました。
これはつまり、国民には明言せず、外交の圧力にも逃げ道を残す姿勢です。

👉「適切に判断」とは、結局"その場しのぎの便利ワード"。要は『決めません』という宣言なのです。

3-3 抑止の要素が語られない


安全保障を本気で語るなら、抑止の中身を具体的に示すべきです。

弾薬の備蓄量
ミサイル防衛と反撃能力の配分
産業動員の法整備(防衛生産ライン確保)
サイバー防衛の即応体制
原子力発電を含むエネルギー安保

ところが進次郎氏は、こうした「汗と金が必要な部分」に触れません。
彼の話はあくまで「理念」や「スローガン」で止まっている。

👉安全保障を"理念の紙芝居"で語るのは、戦場に絵本を持っていくようなもの。敵は笑いません、攻めてきます。

3-4 自由で開かれたインド太平洋の実態


「自由で開かれたインド太平洋」は、安倍晋三元総理が世界に打ち出した戦略です。
進次郎氏もそれを踏襲する構えを見せています。だが問題は、具体的な政策に落ちていないこと。

海保と海自の指揮通信の統合 → 触れず
常続的なプレゼンスのための艦数・整備力の増強 → 触れず
港湾補給拠点の国際的分散 → 触れず

つまり彼の言う「インド太平洋戦略」は、ポスターや演説向けの言葉であって、作戦計画や予算配分に落ちる段階の議論がないのです。

👉"インド太平洋を守る"とだけ叫ぶのは、消防士が『火事を消します!』と言ってバケツを持たないのと同じ。

3-5 日米同盟の「深化」という錯覚


日米同盟を深化させると繰り返していますが、具体的に何を指すのでしょうか。

米軍基地の抑止力強化?
日米共同訓練の常態化?
弾薬・燃料の相互運用?

これらを語らないまま「深化」という言葉だけでまとめるのは、外交を抽象表現でごまかしているにすぎません。
しかも、会見で「地位協定の改定」を問われた際には「改定を前面に出す前に、合同委員会で課題解決を進めたい」と答えました。
つまり、改革には踏み込まない曖昧姿勢です。

👉"深化"と言いながら、実際は"深読み禁止"。これは外交の自己矛盾です。

3-6 日本の核・抑止力議論を避ける罪


本当に「戦後最も厳しい環境」と言うなら、核抑止や産業総動員体制に触れるのが当然です。
しかし進次郎氏はそこを避ける。理由は明白。

世論の分断を恐れる
マスコミに叩かれるリスクを回避する
「若い進次郎イメージ」にそぐわない

しかしこれは、国家指導者として致命的です。抑止力の議論を避けることは、国民を幻想に包む行為だからです。

👉核を語らない安全保障論は、シートベルトを語らない交通安全論と同じ。聞こえはいいが、命は守れない。

3-7 総括:外交も「やってる感」の政治


進次郎氏の外交・安保論を整理すると、

定番フレーズの焼き直し
抑止の具体を避ける
曖昧さで摩擦回避
安全保障のコストに触れない

結論は一つです。
彼の外交は「理念は響くが、現実は動かない」。

国民はもう「やってる感の外交」ではなく、「やり切る外交」を求めています。
そしてそれを語れるのは、小泉進次郎ではなく――次章で取り上げる「骨太な国家観を持つ政治家」なのです。

読者への次回予告


次章では、さらに党改革と「政治とカネ」問題に切り込みます。
進次郎氏が掲げる「解党的出直し」が、なぜ単なるポーズで終わるのか。
そして「本気で党改革を進めるには何が必要か」。
ここを読み解くことで、進次郎の限界と、高市早苗氏がなぜ次の総裁にふさわしいのかが、より鮮明になります。


第四章 党改革・政治とカネ:言葉は強い、手続きは弱い

4-1 「解党的出直し」という魔法の言葉


小泉進次郎氏が会見で繰り返した言葉 それは「解党的出直し」。
耳に残りますよね。強烈なフレーズです。マスコミも大喜びで見出しにします。

しかし、ここで冷静に考えてください。

解党的出直しって、何を指すのか?
人事? 資金? 公募制度? 党則?

残念ながら、進次郎氏は「出直し」を叫んだだけで、具体のロードマップを語っていないのです。

👉"解党的出直し"は、政治用語の「RPG魔法」。唱えるだけで何かが変わった気がする。でも現実には敵のHPは1ミリも削れない。

4-2 政治資金の透明化――理念は立派、仕組みは未完成


進次郎氏は「政治とカネの問題を断ち切る」と豪語しました。
しかし実際に必要なのは

政治資金収支報告のリアルタイム公開
機械判読可能なオープンデータ化
監査機能の外部委託

ところが、彼の発言は「透明化を徹底します」という抽象的なものに留まっています。

👉"透明化"とだけ言って仕組みを語らないのは、ダイエットで『気をつけます』と言うのと同じ。結局ケーキは食べる。

4-3 記者会見の「開放」に及び腰


フリージャーナリストから「詐欺師ではないか」と厳しい質問を受けたとき、進次郎氏は「こうした厳しい目があることを自覚している」と返しました。
一見、謙虚な対応に見えます。が、その後「記者会見のあり方を変えるか」と問われると「総裁になってから考える」と逃げました。

ここに本質が出ています。

改革を「やる」と言う勇気はある
だが、敵を作るリスクを背負う勇気はない

👉"なってから考える"は政治家の常套句。翻訳すれば『やりません』です。

4-4 世代交代の掛け声――でもルール設計はゼロ


進次郎氏は「私たち世代が先頭に立つ」と強調しました。つまり世代交代です。
しかし、これも掛け声だけで終わっている。

本気でやるなら、

役職の任期制限
兼職の禁止
公募制度の透明化
若手へのクォータ制導入

こうした手続き的なルール改正を語らねば意味がありません。

「世代交代!」と叫ぶだけでは、カラオケで『マイウェイ』を熱唱するオジサンと同じ。気持ちは伝わるが、現実は動かない。

4-5 「谷垣イズム」の引用で終わるリーダー論


進次郎氏は「谷垣総裁のように自分を抑えて党内融和を優先するリーダーを目指す」と語りました。
確かに美しい精神論です。しかし、今必要なのは融和よりも決断。

政治資金問題に踏み込む
党則改正に汗をかく
既得権益を切り捨てる

これらは血が流れる改革です。美辞麗句や「仲良くしましょう」では解決しません。

👉大火事の現場で「みんな仲良くしよう」と叫んでも火は消えない。必要なのは水と放水計画。

4-6 党改革の本気度を試す三つの問い


進次郎氏が「解党的出直し」を本気で言うなら、この三つの問いに答えるべきです。

政治資金のリアルタイム公開に踏み切るか?
党役職の任期・兼職制限を導入するか?
公募候補者の選定プロセスを完全公開にするか?

これに「Yes」と答えられないなら、それはパフォーマンスにすぎない。

👉「解党的出直し」を叫びつつ、この三問に沈黙するのは、ダイエットを宣言して焼肉食べ放題に行くようなもの。

4-7 総括:進次郎の改革は「名言」で止まる


整理しましょう。

政治資金改革 → 透明化の中身なし
記者会見改革 → 「なってから考える」で逃げ
世代交代 → 掛け声だけ
リーダー論 → 融和に寄りすぎ

結論は明白です。
進次郎氏の党改革は「名言」では強いが、「名文化」では弱い。
つまり、彼の改革は言葉で終わる改革なのです。

読者への次回予告


次章(第五章)では、さらに「進次郎ブランドの本質」=やってる感のマーケティング戦略を解剖します。

なぜ彼は比喩と物語でメディアに好かれるのか?
なぜ政策より「印象操作」が優先されるのか?
そして、なぜ国民はその演出に騙され続けるのか?

この構造を暴くことで、進次郎政治がなぜ「期待の割に成果ゼロ」なのかを証明します。
そして最終章で、高市早苗氏との決定的な対比を描きます。

第五章 キャラクター戦略:やってる感の設計図

5-1 「語りの名人」=政策の素人?


小泉進次郎氏といえば、比喩の魔術師と呼ばれてきました。
「セクシーに環境問題を」「ポエムのような答弁」国会でもたびたびニュースになりました。

メディアはこれを「若さ」「新鮮さ」と持ち上げる。しかし冷静に考えれば、比喩は政策の代替物にはなりません。
政策は数字、制度、工程表で語るべきもの。けれど彼はそこを飛ばして「耳に残る言葉」だけを前面に出す。

👉進次郎の言葉は"政治のキャッチコピー"。だがキャッチコピーで国家は動かない。広告代理店じゃないんです、総理候補なんです。

5-2 「やってる感」の三つのパターン


進次郎氏の政治スタイルを分解すると、三つの"やってる感パターン"が浮かび上がります。

比喩で包む型
例:「地球温暖化は待ってくれない」「政治に必要なのはセクシーさ」
→ 聞き手の印象に残るが、内容の検証は不可能。

危機感を羅列する型
例:「国民との乖離」「信頼の失墜」「経済の転換期」「国際環境の厳しさ」
→ 危機を並べるだけで、処方箋は抽象的。

自己批判で信頼を稼ぐ型
例:「想像力に欠けていた」「自民党は国民の声を聞けていない」
→ 一見謙虚だが、具体的な責任の所在を曖昧にする。

つまり彼の武器は「聞こえはいいが検証不可能な言葉」。
やってる感マーケティングの典型です。

5-3 メディア最適化=政策最適化の欠落


なぜ進次郎氏がこれほどまでにメディアに愛されるのか?
理由は簡単です。彼の言葉は"切り抜き映え"するからです。

「危機感」「改革」「国民の声」
インタビューで5秒で引用できるフレーズ
テレビのテロップに載せやすいキャッチ

しかし、ここに決定的な問題があります。
政策は5秒では語れないということ。

外交・防衛・財政・社会保障。どれも「長い説明」と「数字の裏付け」が必要です。
ところが彼の発信は常に「短文SNS」的。つまりメディア最適化は徹底しているが、政策最適化はゼロなのです。

👉進次郎の政治は"ニュース映えアプリ"。インストールは簡単、容量は軽い。でも使ってみると、必要な機能が何一つない。

5-4 「国民の声を聞く」演出術


進次郎氏はよく「国民の声を聞く」「生活者の不安に寄り添う」と言います。
しかし実際に彼がやっているのは「聞いているフリ」ではないか。

国民の声を拾う → 言葉として引用する
しかし制度に落とし込む段階で止まる
既得権や利害調整の工程を語らない
結果、"共感"は得るが"解決"は遠いのです。

👉「国民の声を聞く」とは言うが、実際は"マイクを国民に向けただけ"。録音して再生してるだけで、編集もミックスもされない。

5-5 演出のための「危機感」


危機感を示すのはリーダーの資質の一つです。しかし、進次郎氏の危機感は「演出」に近い。

「戦後最も厳しい安保環境」→ その後の抑止戦略は抽象的
「物価高は生活を直撃」→ その後の政策はバラマキ的で財源不明
「党の信頼は地に落ちた」→ その後の改革案は具体性ゼロ

つまり、危機感を示すこと自体が目的化しているのです。
しかし国家は、危機を列挙しただけでは一歩も前進しません。

👉危機感を語るだけの政治家は、病名を叫ぶだけの医者と同じ。患者を治す気はない。

5-6 ブランド戦略としての「若さ」と「爽やかさ」


進次郎氏の最大の武器は「若さ」と「爽やかさ」です。

テレビ映えする容姿
軽快なトーク
上から目線に見えない距離感

これは確かに武器です。しかし、国民が求めているのは「爽やかさ」ではなく「実行力」。
政治はイメージで回らない。数字と制度と現実で回る。

👉"爽やか総理"を望むなら俳優を立てればいい。政治家に必要なのは、汗と血を流す覚悟です。

5-7 総括:やってる感は国を救わない


整理すると、進次郎政治の本質はこうです。

比喩とキャッチで耳を奪う
危機感を列挙して共感を誘う
自己批判で謙虚さを演出する

しかし、具体的な改革手続きには触れない
結果、メディアでは輝くが、国政では空洞化する

結論。
進次郎氏の武器は「やってる感」だが、国を動かすのに必要なのは「やり切る力」だ。

読者への次回予告


次章(第六章・最終章)では、いよいよ高市早苗氏との対比に入ります。

進次郎=言葉の政治、
高市=実装の政治。

外交・安保・経済・党改革、そのすべてで、なぜ高市が「唯一の現実解」なのかを提示します。
ここまで進次郎批判を徹底してきたからこそ、最後に見える「骨太な国家観」の必要性。
それが第六章のテーマです。

第六章 高市早苗との対比:やってる感を超えて「やり切る政治」へ

6-1 言葉ではなく、実装で語る政治家


小泉進次郎氏が「危機感」や「爽やかさ」で注目を集める一方、高市早苗氏は常に"実装"で勝負してきた政治家です。
彼女が語る安全保障は、抽象的な「抑止力の強化」ではなく、

弾薬備蓄量の拡大
防空網の再設計
産業動員体制の法制化
宇宙・サイバーの統合防衛

こうした工程と数値に裏付けられています。
つまり、「理念」で国を動かす進次郎」ではなく「手続きで国を守る高市」という構図が浮かび上がるのです。

👉進次郎の政治が"キャッチコピー"なら、高市の政治は"設計図"。コピーは壁に貼れるが、設計図は国家を建て直す。

6-2 経済政策:善意の足し算 vs 生産性の引き算


進次郎氏は「給付金」「減税」「賃上げ」を並べて善意の積み木を積み上げました。
しかし、高市氏は違います。

非効率な規制の撤廃
不採算事業の整理
電力安定供給のための原発再稼働
研究減税や即時償却による投資促進

つまり、痛みを引き受けてでも「生産性の引き算」を進める姿勢がある。

進次郎経済は"欲しい物リスト"。高市経済は"いらない物を処分する断捨離"。前者は部屋が散らかり、後者は住みやすくなる。

6-3 外交・安保:曖昧の美学 vs 抑止の実効性


靖国参拝について「適切に判断する」と逃げる進次郎。
対して高市氏は明言します「国のために命を捧げた方々への敬意は当然」。
これは単なる感情論ではなく、外交における"抑止シグナル"でもあります。

さらに、
FOIPを「理念」でなく、海保・海自の統合運用計画として語る
日米同盟の深化を「防衛産業・弾薬生産ラインの共有」レベルで具体化する

つまり高市氏は、抽象論を"歯車の設計図"に落とし込む政治家なのです。

👉進次郎が"曖昧さ"で外交を演出するなら、高市は"明確さ"で抑止を成立させる。敵が恐れるのは、言葉ではなく数値と装備です。

6-4 党改革:掛け声 vs 手続き


進次郎氏は「解党的出直し」と叫び、世代交代をアピールしました。
一方の高市氏は、政治資金の電子公開やデータベース化など、具体的な制度改革に言及してきました。

進次郎:理念は強いが、制度は語らない
高市:理念より先に、制度と手続を示す

ここにも「掛け声の政治」と「手続きの政治」の違いが如実に表れています。

👉進次郎が『透明化します!』と叫ぶなら、高市は『このシステムを入れます』と契約書を提示する。違いは明白です。

6-5 国民への姿勢:人気取り vs 国家観


進次郎氏の言葉は確かに聞きやすい。若者にも響くでしょう。
しかし、それは「人気取りの共感」にすぎません。

高市氏の政治姿勢は、時に不人気です。

核抑止議論
原子力再稼働
財政規律の確保

これらは世論を割るテーマです。
しかし彼女は逃げない。なぜなら、国家の存続に必要な議論は「好感度」ではなく「覚悟」で語らなければならないと知っているからです。

👉進次郎は"拍手を求める政治家"。高市は"拍手より歴史に耐える政治家"。

6-6 トランスフォーメーション:日本を変える選択肢


ここで改めて読者に問いかけます。

あなたは「爽やかな言葉」を選びますか?
それとも「骨太な実装」を選びますか?

もし前者を選べば、日本はまたやってる感の政治に埋もれます。
しかし後者を選べば、日本は確実に防衛・経済・統治の三本柱を再構築できるのです。

6-7:唯一の現実解は高市早苗


本稿で批判してきた通り、進次郎氏の政治は「言葉は強いが、工程は弱い」。
逆に高市氏は「言葉は時に不器用だが、工程は強い」。

言葉で動く国はない。
工程でしか国は守れない。
結論として、次期総裁にふさわしいのは高市早苗氏ただ一人です。

6-8:読者への呼びかけ


最後に読者の皆さんに問いかけます。

「やってる感」にまた4年を預けますか?
それとも「やり切る力」で日本を変えますか?

👉拍手喝采を求める政治家は多い。しかし、国民に必要なのは「覚悟を持って手を汚す政治家」です。
その覚悟を持っているのは、進次郎ではなく、高市早苗です。

あとがき(まとめ)


ここまで読んでくださった方へ。
政治評論は時に冷酷に響くかもしれません。
しかし、国を守る選択は冷酷さを含まねばなりません。

進次郎=言葉の政治(やってる感)
高市=実装の政治(やり切る力)

この対比を頭に刻んでいただければ幸いです。
未来を決めるのは、スローガンではなく、工程を語るリーダーです。


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(注記)高倉 龍之介(政治フリージャーナリスト・映像クリエイター)
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四季折々、素晴らしい日本を子供や孫 子々孫々に送り届けるために活動しています。 記事は月刊Will8月号でも取り上げられ掲載されています。 (注記)高倉 龍之介

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高倉龍之介

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