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前回はこちら 歴史について振り返り。 抽象画が具象画と決定的に異なるのは、「何を描くか」という基準... 前回はこちら 歴史について振り返り。 抽象画が具象画と決定的に異なるのは、「何を描くか」という基準を放棄している点にある。抽象画の前では、これまでの「正しく描く」「上手に描く」といった価値観や規範が存在しない。そのため、「自由に描いていい」とは一見魅力的で解放感のある言葉に聞こえるが、実際にはこの「自由」が描き手に恐怖や不安を生み出すこともある。 具象画では、描く対象が明確にあり、その対象を上手く表現できているか否かという技術的な基準が存在する。しかし、抽象画では対象が存在しないか、あっても極めて曖昧である。そのため、自分自身の精神や感情、内面的な世界を直接表現することになる。これは一見自由で楽しそうだが、同時に非常に困難でもある。なぜなら、「自由」とは「何も基準がない」ということでもあり、それは時に、自分自身の内面をむき出しにしなければならないというプレッシャーをも意味するからである。