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控えめなノックの音。なんとなくだけど、誰がノックしてきたのか推測できる。勉強机から立ち上がり、ド... 控えめなノックの音。なんとなくだけど、誰がノックしてきたのか推測できる。勉強机から立ち上がり、ドアに歩いていく。 ドアを開くと、身長140センチ台の小柄な女の子が立っていた。長めの髪のボサボサ加減が可愛らしい。焦げ茶色のナイトウェアに小さなカラダを包んでいる。160.5センチのわたしの胸の下あたりに視線がある。 彼女は麻井律(あさい りつ)ちゃんだった。 わたしの弟の利比古の先輩だった女の子。桐原高校で『KHK』という放送系クラブを率いていた。学問に専念できる環境が整っている茨城県の某国立大学の4年生。彼女の方から、『お盆の帰省の時に、お邸(やしき)に泊まらせてほしい』と申し出てきた。彼女が邸(ここ)に来るのも本当に久しぶり。嬉しかった。 さて、控えめにドアをノックした麻井律ちゃんは、控えめに部屋の入り口前に立っている。 「りっちゃん」 彼女に呼び掛けるわたしは、 「入って良いのよ。遠慮し