H16建設業活動実態調査結果

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平成16年

建設業活動実態調査結果の概要
国土交通省 大臣官房
技術調査課
総合政策局 情報管理部建設調査統計課
総合政策局
国際建設課
総合政策局
建設業課
総合政策局
建設振興課
平成17年3月31日公表

1.はじめに 2.人員の状況...常時従業者数は10年連続の減少(6.2%減少)
表−1.職種別常時従業者数
(単位:人、%)
事務職
技術職
技能職
その他
合 計
31,025
107,699
11,944
4,605
155,273
前 年 比
1.4
さんかく5.8
さんかく27.4
31.7
さんかく5.8
13,453
2,923
49
368
16,793
前 年 比
さんかく11.5
さんかく1.9
さんかく22.2
さんかく4.7
さんかく9.9
合 計
44,478
110,622
11,993
4,973
172,066
前 年 比
さんかく2.9
さんかく5.7
さんかく27.4
28.1
さんかく6.2






表−2.業務部門別常時従業者数
(単位:人、%)
業務の部門 常時従業者数
増減
前 年 比
構成比
?@国内在住 設計・エンジニアリング部門 土木建築の調査設計部門 7,275 29 0.4 4.2
設備の調査設計部門 4,142 369 9.8 2.4
エンジニアリング部門 5,675 1,277 29.0 3.3
土木建築施設の保守管理部門 826 55 7.1 0.5
小計 17,918 1,730 10.7 10.4
本業の分社化による関連企業部門 2,304 さんかく904 さんかく28.2 1.3
兼業部門 自社内の兼業部門 3,498 2,610 293.9 2.0
兼業に関する関連企業部門 844 さんかく106 さんかく11.2 0.5
小計 4,342 2,504 136.2 2.5
研究部門 2,727 さんかく328 さんかく10.7 1.6
情報処理部門 1,232 さんかく297 さんかく19.4 0.7
海外事業部門 1,007 さんかく153 さんかく13.2 0.6
上記以外の国内建設事業・
その他管理部門 本社・本店 20,531 138 0.7 11.9
支社・支店・営業所 67,101 さんかく6,681 さんかく9.1 30.9
工事現場・作業所 51,988 さんかく7,301 さんかく12.3 30.2
小計 139,620 さんかく13,844 さんかく9.0 81.1
計 169,150 さんかく11,292 さんかく6.3 98.3
うち外国人 70 さんかく7 さんかく9.1 0.04
?A海外 支店、駐在員事務所及びその工事現場 2,916 さんかく163 さんかく5.3 1.7
うち現地常用雇用者 629 さんかく20 さんかく3.1 0.4
合計 ?@+?A 172,066 さんかく11,455 さんかく6.2 100.0
海外現地法人へ出向し、現地法人に籍のある者 476 さんかく7 さんかく1.4


3.多角化の状況...事業別国内売上高は建設関連業を除く全ての事業において減少、全体で8.7%減少
表−3.事業別国内売上高

(単位:%)
発注者
事業別
公 共 民 間 合 計
前年比
前年比
前年比
土木建築工事 3,292,267 さんかく17.0 8,357,284 さんかく8.0 11,649,552 さんかく10.8
設備工事 370,867 さんかく17.6 2,139,599 さんかく6.7 2,510,466 さんかく8.5
建設関連業 29,309 401.3 251,281 634.4 280,590 600.4
その他の事業 2,758 さんかく60.1 303,541 さんかく4.2 306,299 さんかく5.4
合 計 3,695,202 さんかく16.6 11,051,705 さんかく5.8 14,746,907 さんかく8.7


表−4.直近一年間の設備投資額
(単位:百万円、%)
設備投資の分野
年間設備投資額
前年比
1年間の投資内容(3項目以内重複回答)(企業数)
土地
建物
構築物
機械装置
車両運搬具
工具器具備品
研究所
4,657
56.6
0
15
6
16
0
21
58
資機材センター
1,274
さんかく47.9
1
4
2
9
5
6
27
情報センター
132
109.5
0
0
0
0
0
1
1
その他
72,030
さんかく39.0
23
60
19
39
22
72
235
合計
78,093
さんかく36.8
23
60
19
39
22
72
235




4.国際化の状況...海外建設事業の契約金額は前年比5.5%増加。 受注高を伸ばしたい国はベトナムがもっとも多かった。
表−5.海外建設事業の原発注者別契約金額
(単位:百万円、%)
日 系 企 業
その他の民間企業
公 共 機 関
合 計
契約金額
前年比
契約金額
前年比
契約金額
前年比
契約金額
前年比
原発注者別契約状況
377,188
18.3
278,745
さんかく9.4
467,268
6.7
1,123,201
5.5



表−6.海外建設事業のプロジェクト別契約金額
(単位:百万円、%)
開 発
土 木 工 事
建築工事及び

建築設備工事
プラント関連

建設及び設備
合 計
契約金額
前年比
契約金額
前年比
契約金額
前年比
契約金額
前年比
契約金額
前年比
プロジェクト別契約状況
5,991
皆増
365,647
4.2
681,158
6.8
70,405
さんかく7.2
1,123,201
5.5






(2)海外建設市場の状況
    海外建設事業について、受注高の多い国と地域及び 受注高を伸ばしたい国と地域ともに、東南及び東アジアの回答が上位を占めており、同地域への関心の高さが窺える。
    その中で、受注高を伸ばしたい国では、ベトナムがもっとも多かった。


表−7.受注高の多い国と地域
(単位:社)
平成16年調査

受注高の多い国と地域

主な原発注者



業 そ




間 公


関 合

1.シンガポール 5 9 5 19
2.タイ 11 4 3 18
3.台湾 4 8 4 16
4.フィリピン 7 1 7 15
5.ベトナム 3 0 10 13
6.中華人民共和国 9 1 0 10
その他 21 18 45 84
合 計 60 41 74 175
表−8.受注高を伸ばしたい国と地域
(単位:社)
平成16年調査

受注高を伸ばしたい国と地域

主な原発注者



業 そ




間 公


関 合

1.ベトナム 10 1 9 20
2.タイ 7 5 7 19
3.台湾 2 6 7 15
4.中華人民共和国 11 2 0 13
5.シンガポール 4 4 3 11
5.インドネシア 5 0 6 11
その他 22 15 51 88
合 計 61 33 83 177
(注記)1企業につき上位5者まで重複回答可

5.技術開発等の状況
...工業所有権の自己開発所有件数は4年連続の減少、環境保全の取組みは、謝意啓発活動、環境負荷要員の削減、廃棄物再利用関係に積極的な取組み


    (1)工業所有権の自己開発所有件数

      工業所有権の自己開発所有件数は、全ての工業所有権において減少となり、 合計は16,450件で前年に比べて10.0%減少し、4年連続の減少となった。

表−9.工業所有権の自己開発所有件数
(単位:件、%)
工業所有権の種類
特 許 権
実用新案権
意 匠 権
合 計
合 計
14,961
943
546
16,450
前年比
さんかく7.2
さんかく39.9
7.5
さんかく10.0





    (2)工業所有権に係る実施権の取引

      工業所有権を導入した件数は90件(前年比83.7%増)、 供与した件数は493件(同21.7%減)であった。
      また、工業所有権の取引による収入は、55社中41社で実績があり、 合計は12億2,428万円で前年比8.6%減少となった。
表−10.工業所有権の導入と供与の件数
(単位:件)
工業所有権の種類
国 内
海 外
導入
前年比
供与
前年比
導入
供与
導入
供与
特 許 権
90
さんかく83.7
458
さんかく15.7
80
458
10
0
実用新案権
0
29
さんかく56.1
0
29
0
0
意 匠 権
0
4
さんかく81.0
0
4
0
0
合 計
90
83.7
493
さんかく21.7
80
493
10
0
表−11.直近1年間における工業所有権の供与による収入
(単位:万円、社)
総合建設業
設備工事業
企業数
収入額
前年比
1社当り
企業数
収入額
1社平均
企業数
収入額
1社平均
収入があった
41
122,428
さんかく8.6
2,986
31
120,423
3,885
10
2,005
201
収入はなかった 14 − − − 4 − − 10 − −
    (3)環境保全への取組み
      環境保全についての取組みの種類(重複回答)では、 【8】社内啓発活動(52社)、【5】環境負荷要因の削減、【9】廃棄物再利用関係、【12】情報収集提供(各49社)【4】施工の改善(48社)、【2】設計の改善(43社)等の回答が多かった。
      また、特に力を入れている取組みでは、【9】廃棄物再利用関係(38社)、 5】環境負荷要因の削減(30社)、【8】社内啓発活動(22社)等の回答が多く、建設廃棄物の分別解体及び再資源化や、 環境保全に関心の高い企業が多いことが窺える。
表−12.直近一年間の環境保全についての取り組みの種類(重複回答)
(単位:社)
取り組みの種類 取り組みの実績あり 特に力を入れている
(3項目以内)
総合
建設業
設備
工事業
総合
建設業
設備
工事業
1.研 究
42
27
15
11
8
3
2.設計の改善
43
29
14
8
4
4
3.資機材調達の改善・資機材メーカーへの要請
33
20
13
3
2
1
4.施工の改善・下請け企業への要請・環境対策工事の実施
48
32
16
12
9
3
5.環境負荷要因の削減等に関する目標・計画設定・監査
49
31
18
30
20
10
6.組織の設置
27
18
9
3
2
1
7.広報活動の充実
37
25
12
4
1
3
8.社内の環境保全啓発活動、研修の実施
52
33
19
22
16
6
9.廃棄物・建設副産物の再利用及び再利用計画の策定、調査、再利用の奨励・指導
49
34
15
38
27
11
10.環境管理システム等の構築
31
21
10
4
3
1
11.ISO14000シリーズの認証取得、もしくは認証取得活動の推進
39
26
13
13
7
6
12.環境保全に関する情報の収集、提供
49
32
17
6
2
4
13.環境関連機関への支援協賛・活動参加
32
21
11
3
0
3
14.上記以外の取組み
10
9
1
5
4
1


6.企業集団の状況...子会社数は4年連続の減少、関連会社数は8年ぶりの連続の増加
    (1)子会社及び関連会社の状況
    直近1年間における子会社の状況は、前年比2.4%減少の1,003社で4年連続の減少となった。
    また、関連会社の状況は、前年比7.6%増加の326社で8年ぶりの連続の増加となった。
表−13.子会社、関連会社数の推移
(単位:社、%)
調 査 年
合 計
前 年 比
総合建設業
前 年 比
設備工事業
前 年 比
子会社
平成6年
998
821
177
平成7年
1,068
7.0
884
7.7
184
4.0
平成8年
1,052
さんかく1.5
867
さんかく1.9
185
0.5
平成9年
1,068
1.5
871
0.5
197
6.5
平成10年
1,053
さんかく1.4
844
さんかく3.1
209
6.1
平成11年
1,003
さんかく4.7
782
さんかく7.3
221
5.7
平成12年
1,195
19.1
953
21.9
242
9.5
平成13年
1,149
さんかく3.8
880
さんかく7.7
269
11.2
平成14年
1,065
さんかく7.3
801
さんかく9.0
264
さんかく1.9
平成15年
1,030
さんかく3.3
750
さんかく6.4
280
6.1
平成16年
1,005
さんかく2.4
693
さんかく7.6
312
11.4
関連会社
平成6年
574
501
73
平成7年
610
6.3
528
5.4
82
12.3
平成8年
630
3.3
535
1.3
95
15.9
平成9年
623
さんかく1.1
520
さんかく2.8
103
8.4
平成10年
607
さんかく2.6
509
さんかく2.1
98
さんかく4.9
平成11年
538
さんかく11.4
447
さんかく12.2
91
さんかく7.1
平成12年
408
さんかく24.2
332
さんかく25.7
76
さんかく16.5
平成13年
365
さんかく10.5
289
さんかく13.0
76
0.0
平成14年
334
さんかく8.5
265
さんかく8.3
69
さんかく9.2
平成15年
303
さんかく9.3
243
さんかく8.3
60
さんかく13.0
平成16年
326
7.6
250
2.9
76
26.7




    (2)子会社及び関連会社の増減形態
      直近1年間における子会社及び関連会社の増減の形態を見ると、増加の形態は、 「新規設立」によるものが増加の約5割を占め、子会社については「自社グループのみによる新規設立」が25社、 関連会社については「他社との合併による新規設立」が26社であった。
      また、減少の形態は、子会社では「通常清算」(30社)、 関連会社でも「通常精算」(8社)の回答が最も多かった。
表−14.「年間増」の形態別会社数の推移
(単位:社)
子会社
関連会社
既存部門の分社化 自社グループのみによる設立
4
0
既存部門の分社化 他社との合弁
0
6
新規設立 自社グループのみによる設立
25
1
新規設立 他社との合弁
15
26
M&A(他社の株式の取得)
25
9
その他
13
19
合 計
82
61

表−15.「年間減」の形態別会社数
(単位:社)
子会社
関連会社
子会社、関連会社の株式の譲渡
18
6
貴社グループ以外の会社との合併
1
0
貴社本社との合併
1
0
貴社の子会社、関連会社同志の合併
8
1
通常清算
30
8
倒産(破産、特別清算)
2
1
その他
31
21
合 計
91
37

    (3)子会社及び関連会社の事業領域について

    子会社及び関連会社の事業領域について(重複回答)は、 「不動産賃貸業」(33社)、「不動産管理業」(29社)、「ゼネコン業」(24社)、「資機材・車両等販売」(23社)、「管工事」(20社) 等の回答が多かった。





(注記)平成16年建設業活動実態調査についての詳細をお知りになりたい方は 国土交通省総合政策局情報管理部建設調査統計課(内線28−226)までお問い合わせください。


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