ジャンルから探す
シリーズから探す

日本の法科学が科学であるために

改革に向けた提言

日本の法科学が科学であるために

DNA鑑定、科学鑑定、形態比較鑑定、ポリグラフ検査の課題を検討。法科学の強化に向けた7つの提言。

著者 平岡 義博 編著
ジャンル 法律
法律 > 刑事法
法律 > 刑事法 > 専門書
出版年月日 2021年03月15日
ISBN 9784877987671
判型・ページ数 A5・320ページ
定価 本体4,500円+税
在庫 在庫あり

この本に関するお問い合わせ・感想

誤判に「科学鑑定」はどのように関わったか。
DNA鑑定、科学鑑定、形態比較鑑定、ポリグラフ検査の課題を検討。
法科学の強化に向けた7つの提言。


刑事裁判における「法科学」の重要性は、ますます認識されるようになってきている。しかし誤った科学的鑑定による誤判の例も、報告されている。法学者と科学者が協力して日米の法科学の現状を分析し、進めるべき改革の方向を提言する。

第1章 裁判における科学鑑定

第2章 アメリカの法科学の現状

第3章 鑑定倫理

第4章 DNA型鑑定の課題とあり方

第5章 化学鑑定の課題とあり方

第6章 形態比較鑑定の課題とあり方

第7章 ポリグラフ検査の課題とあり方

第8章 科学鑑定の信頼性に影響を及ぼす要因と信頼性評価法

第9章 標準鑑定法

第10章 法科学の強化に向けて(提言)

第1章 裁判における科学鑑定
1 誤判事例の検討
2 足利事件の検証

第2章 アメリカの法科学の現状
1 テキサス州における法科学制度改革
2 ニューヨーク市検視局法生物学研究所

第3章 鑑定倫理
1 科学者の倫理
2 日米の科学の公正性
3 鑑定者の倫理

第4章 DNA型鑑定の課題とあり方
1 要約
2 DNA型鑑定の歴史と原理、問題点
3 DNA型の出現頻度に係る問題

第5章 化学鑑定の課題とあり方
1 戦後の化学鑑定のトピックス
2 化学鑑定の方法
3 化学鑑定の課題

第6章 形態比較鑑定の課題とあり方
1 形態比較鑑定の理論
2 デジタル・フォレンジック

第7章 ポリグラフ検査の課題とあり方
1 ポリグラフ検査の歴史
2 ポリグラフ検査の原理と方法
3 ポリグラフ検査の課題
4 ポリグラフ検査の今後

第8章 科学鑑定の信頼性に影響を及ぼす要因と信頼性評価法
1 信頼性評価法が必要な背景
2 信頼性に影響を及ぼす要因
3 意思決定と鑑定用語
4 信頼性の評価法

第9章 標準鑑定法
1 標準鑑定法の意義
2 用語の定義
3 標準鑑定法の基準
4 標準鑑定法のガイドライン

第10章 法科学の強化に向けて(提言)
1 科学的方法とは
2 科学捜査研究所の改革
3 法科学を強化し健全に発展させるための7つの提言――法科学領域で科学が実施されるために

関連書籍

同じジャンルの商品

おすすめ書籍

お知らせ

一覧

AltStyle によって変換されたページ (->オリジナル) /