【富士通】 FACOM G-250/G-250C

富士通の初めての32ビットエンジニアリングワークステーション.1987年6月にエンジニアリングワークステーション分野の普及機FACOM G-250,世界最高級の表示処理性能を有するFACOM250Cの2機種が発表された.これらは,以下の特徴を有した.

(1)高性能ハードウェアにより技術者の仕事をオールラウンドに支援

(2)UNIX System V R2.0準拠のOS SX/Gの採用によるオープンインタフェース
(3)エンジニアリング分野のアプリケーションパッケージ26種(CAD関係が主)のサポート
(4)使いやすいマンマシンインターフェースおよびホストとの整合性

しかしながら,エンジニアリングワークステーション分野においては,米国メーカが,世界市場の圧倒的なシェアを誇った.富士通は1988年に米国サンマイクロシステムズからのエンジニアリングワークステーションのOEM供給を受けFACOMSファミリとして製品化した.

FACOM G-250/250C諸元
FACOM G-250	FACOM G-250C
発表時期	1987年6月
CPU	32bitアーキテクチャの独自CPU
主記憶	8〜32MB
内蔵ファイル	HD:132MB
(標準装備)	5inch FPD(1MB) 120MBカセット型磁気テープ装置
表示機能	CRT: 14inchモノクロ,14/20inchカラー ×ばつ768 ドット表示カラーCRT 4096色中7色表示	CRT: 20inchカラー ×ばつ1,024ドット 1600万色中16色表示(標準) オプションで1600万色中256色表示高性能ハードウェアアクセラレータ搭載ベクトル描画 20万本/秒ラスター処理 2000万ピクセル/s
OS	SX/G(UNIX System V R2.0)