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【三菱電機】 MULTI16

1981年に三菱電機が発表した業界初の16ビット業務用パソコンであり,事務処理計算,科学技術計算,ホストの端末など幅広い用途に使うことができる.

CPUには8088(4.4MHz)×ばつ20行表示される.ファイル装置としては,51/4インチ両面倍密度のフレキシブルディスク装置(300KB)を標準装備し,8インチ両面倍密度フレキシブルディスク装置(1メガバイト),51/4インチ固定ディスク(10メガバイト)も接続可能である.

OSは,1メガバイトまでの論理アドレス空間を提供する米国ディジタルリサーチ社のCP/M-86であり,スタンドアローンM-BASICを除くすべてのソフトウェアがCP/Mの下で動作する.言語は,BASIC,COBOL,FORTRANをサポートしている.さらに,高性能汎用作表分析言語「Multiplan」や作図パッケージ「Multiplot」,100種類の業務業種別アプリケーションパッケージがサポートされているほか,ホストコンピュータの分散処理端末機能も提供されている.


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