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2010年07月21日

9月4日JD結成30周年記念シンポは注目!

このシンポ、すごいです。
秋からの激動のかつ複雑な情勢が、ずばり、わかりやすく明らかになります!
この企画自分だけにとどめず、多くの人に教えてあげてくださいね(^_-)
この時代に参加費無料とは、JDは太っ腹です!

----------ここから原文----------
時代の要請に大きく寄与すべく、
JDもこの国際障害者年日本推進協議会(IYDP推進協)の創設から今年で30周年、
来年の国際障害者年スタートから30周年のこの機会に、
幅広い市民を対象とした公開講座を添付チラシの内容で企画いたしました。

日本障害者協議会(JD)結成30周年記念 公開市民シンポジウム
 すべての人の社会へ
 ー国際障害者年から障害者権利条約実現への歴史・情勢・人間に学ぶー
日時  2010年 9月4日(土) 午後2時~5時
会場 日本社会事業大学 清瀬キャンパス B101 手話通訳付き
   ※西武池袋(有楽町)線「清瀬」駅南口よりバス6分『日本社会事業大学前』下車
先着 300名・入場無料

あいさつ:勝又和夫(JD代表)
コーディネーター:佐藤久夫(日本社会事業大学教授)
シンポジスト: 尾上浩二(DPI日本会議事務局長)
        森本美紀(朝日新聞記者)
        藤井克徳(JD常務理事)

これに引き続き
 10月30日(土):障害とはなにか
 11月13日(土):自立とはなにか
 11月27日(土):世界潮流(ノーマライゼーション・インクルージョン)
 12月11日(土):障害者運動と提言
のテーマで、
日本社会事業大学文京キャンパスで公開市民連続講座(全4回)を開催します。

この9月4日(土)の清瀬キャンパスでのシンポジウムは、
そのプレセッションとも位置づけられるものです。

当日参加もちろん大歓迎ですが準備の都合もあり、
事前に参加者氏名・人数等JD事務局にお知らせいただきますと大変しあわせです。

  日本障害者協議会事務局
  Tel:03-5287-2346 fax:03-5287-2347 E-mail office@jdnet.gr.jp

2010年06月13日

弔辞(恩師へ)

先生は、イデオロギーに走りがちなヤンチャな私のことを気にかけてくれた。
あるとき研究室の本棚の一番上の左のすみに「近藤益雄著作集」全8巻を見つけた。

「へー。実験屋の先生が「えきお」を読むんですね」と言ったら、
「そう、研究違いの僕のところに、益雄を卒論でやりたいという困った学生がいてさ、
 指導しないといけないから読んだよ。ぼくも!」
私は、恥ずかしくて、ありがたくて、とても嬉しかったことを忘れない。

「いまの仕事は本当に君がやるべき仕事なのか?」
3年、7年、10年の節目に言ってくれた言葉だ。
でも、20年をこえた頃、
「後輩の未来の教師たちに、こんなことを一生懸命やっている先輩もいることを教えてくれと」
と非常勤講師で勉強させてもらった。

先生も「吹奏楽部」だったと聞いたことがある。
ホルンを吹く当時中学生だった私の娘の金沢への「はじめての一人旅」の日、
ソワソワする私を見かねて、先生は金沢駅の改札口でいっしょに待っていてくれた。

その娘が「福祉を学びたい」と大学生になった。
カミサンと3人で研究室を訪ねたとき、
先生は、優しい顔で、とても嬉しそうだった。
「早く子離れをしないと」と眼鏡の奥の目が笑ってた。

50歳をこえて、今こころから思える。
自分が何をなすべきか。
自分の使命をはたすことが、自分がやるべき仕事なんだと。

先生、いまなら、先生の授業、先生の思想、本当によく学べると思うのです。

 だれかが行かねば道はできない。
 そして、みんなが歩いて、道は開ける と  


◆片桐和雄先生。
  金沢大学教授(3月まで人間社会学域長)。
  重度脳障害児の認知に関する発達神経心理学的研究の日本を代表する研究者。
  2010年6月6日、病気のため死去。63歳。

 

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