サギコロニー誘導プロジェクトNo.1: サギの羽数が増えすぎてオーバーフローしている蟹江ICコロニーを弥富ICに分散させる試み。
サギコロニー誘導プロジェクトNo.2: 住宅地に隣接する愛知県内某所のサギコロニーを堤防道路1本隔てた河川敷の樹林帯へ誘導する試み。
愛知県の西端から三重県津市に至る高速道路「東名阪自動車道」。この高速道路の蟹江インターチェンジ、弥富インターチェンジ内にある樹林帯ではサギ類6種が 毎年春から夏にかけて大規模なコロニーを形成します. 全国でも類をみない高速道路内のサギコロニーを日本野鳥の会愛知県支部ではNEXCO中日本から委託を受け、2011年からカウント調査しています。
サギ類の観察は楽しい。恐竜の子孫を彷彿とさせる現代の翼竜アオサギ、水辺のプリマドンナ ダイサギ、夏の田園の風物詩チュウサギ、亜麻色の髪の貴公子アマサギ、コミカルな道化師コサギ、それに藍と藤色の芸術品ゴイサギ。これらのサギはよく同じような場所でコロニーを形成しますが採餌場所や採餌方法はそれぞれ異なっており、興味は尽きません。
飛翔するサギの識別は難しい。でも面白い。一体どこが面白いのだろう。やっぱり皆で「ダイサギだ」「いやチュウサギだ」「今度はコサギだ」「いやアマサギだ」などとワイワイ言いながら識別してカウントするその過程が面白いのではなかろうか。一人孤独に識別していてもそれはそれで楽しいがやはり皆でやるところに面白さがある。サギがいて、調査仲間がいて、調査しているというやりがいがある。これが普通の探鳥会にはないサギコロニー調査の魅力である。
オリジナルグッズの2018年版はサギ6種類をデザインしたバンダナです。
(赤、深緑、黄、青の4種類)
オリジナルグッズの2017年版はサギのフェルトマスコットです。(写真をクリック)
オリジナルグッズの2016年版はサギイラスト入りのタオルです。(写真をクリック)
2014年は識別下敷き、2015年は識別うちわを作成して調査員に配布しました。
地域の方々のためにサギ観察会実施
ブログ04/17、ブログ05/29を参照して下さい。
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デコイによるコロニー移動の試みについては、NPO法人バードリサーチ 「水鳥通信 15号 (2016年6月)」p2〜p3 に詳しく掲載されています。インターネットで読めますので、「バードリサーチ/水鳥通信」で検索してみて下さい。