2024年6月26日水曜日
特別展「大灯籠絵」を楽しむために その7 再現なるか?!夏祭りの厳かさと賑やかさ
THE ASTONISHING WORLD OF GIANT LANTERN PAINTINGS
会期:2024年9月13日(金)~11月4日(月・休) 会場:福岡市博物館
この秋、福岡市博物館では、特別展「大灯籠絵」を開催します。
展覧会の開催に向けて、「大灯籠絵」にまつわる話題をお届けします。
今回の展覧会では、大灯籠絵や大灯籠絵を手掛けた絵師について紹介しますが、
もちろん、大灯籠が飾られる夏祭りについてもふれていきます。
多くの人々が集まり、行き交う都市・福岡では、
夏祭りの施餓鬼供養で供養する対象は、自分の家の先祖の霊ばかりではありません。
死後を弔う親類や知り合いがいない人の霊を供養することも盛んです。
そんな福岡の夏祭りの一面を、
「何とか展示室の中に再現できないか」
と、担当者が考えを巡らせています。
担当者の試行錯誤の一部をお見せしましょう。
担当学芸員Kが調査に出かけて取材してきた成果を、
展覧会においでいただく皆さまにお伝えすべく描いた展示のイメージスケッチの一部です。
大灯籠絵を飾るだけでなく、実際の供養で使われる祭祀の道具もお借りして、
夏祭りの“厳かでありながら賑やか”な雰囲気を再現しようとしています。
詳細な展示図面に取り掛かるのはもう少し先。
はたして,どのような会場が出来上がっていくのか。
この夏、学芸員Kの苦闘が続きます。
(by おーた)
2024年6月21日金曜日
【別冊シーサイドももち】〈084〉シーサイドももちの緑地さんぽ② ~百道浜エリア編~
埋め立て地にできたニュータウン「シーサイドももち」の、前史から現代までをマニアックに深掘りした『シーサイドももち―海水浴と博覧会が開いた福岡市の未来―』(発行:福岡市/販売:梓書院)。
この本は、博多・天神とは違う歴史をたどってきた「シーサイドももち」を見ることで福岡が見えてくるという、これまでにない一冊です。
本についてはコチラ。
この連載では【別冊 シーサイドももち】と題して、本には載らなかった蔵出し記事やこぼれ話などを紹介しています。ぜひ本とあわせてお楽しみいただければ、うれしいです。
第1回(「よかトピアに男闘呼組がやってきた!」)
第2回 (「ダンスフロアでボンダンス」)
第3回 (「よかトピアの「パオパオ・ロック」とは。」)
第4回(「開局! よかトピアFM(その1)KBC岸川均さんが育てた音のパビリオン」)
第5回(「思い出のマッスル夏の陣 in 百道」)
第6回(「最も危険な〝遊具〟」)
第7回(「開局! よかトピアFM(その2)1週間の全番組とパーソナリティー」)
第8回 (「ビルの谷間のアート空間へようこそ」)
第9回(「グルメワールド よかトピア」)
第10回(「元寇防塁と幻の護国神社」)
第11回(「よかトピアのストリートパフォーマーたち」)
第12回(「百道地蔵に込められた祈り」)
第13回(「よかトピアのパンドールはアジアへの入り口」)
第14回(「あゝ、あこがれの旧制高校」)
第15回(「よかトピアが終わると、キングギドラに襲われた」)
第16回(「百道にできた「村」(大阪むだせぬ編)」)
第17回(「百道にできた「村」(村の生活編)」)
第18回(「天神に引っ越したよかトピア 天神中央公園の「飛翔」」)
第19回(「西新と愛宕の競馬場の話。」)
第20回(「よかトピア爆破事件 「警視庁捜査第8班(ゴリラ)」現る」)
第21回(「博多湾もよかトピア オーシャンライナーでようこそ」)
第22回(「福岡市のリゾート開発はじまりの地?」)
第23回 (「ヤップカヌーの大冒険 よかトピアへ向けて太平洋5000キロの旅」)
第24回 (「戦後の水事情と海水浴場の浅からぬ関係」)
第25回 (「よかトピアへセーリング! オークランド~福岡・ヤマハカップヨットレース1989」)
第26回 (「本づくりの裏側 ~『シーサイドももち』大解剖~」)
第27回 (「開局!よかトピアFM(その3)今日のゲスト 3~4月」)
第28回 (「まだまだあった! 幻の百道開発史」)
第29回 (「開局!よかトピアFM(その4)今日のゲスト 5~6月」)
第30回 (「百道の浜に舞いあがれ! 九州初の伝書鳩大会」)
第31回 (「開局! よかトピアFM(その5)今日のゲスト 7月」)
第32回 (「聞き書きの迫力~西新小学校100周年記念誌を読む~」)
第33回(「開局!よかトピアFM(その6)今日のゲスト 8~9月」)
第34回 (「百道を駆け抜けていった夢の水上飛行機」)
第35回 (「開局!よかトピアFM(その7)ここでも聴けたよかトピア」)
第36回 (「幻の「百道女子学院」と須磨さんの夢」)
第37回(「開局!よかトピアFM(その8)『今日もリスナーさんからおたよりが届いています』」)
第38回(「西新町209の謎を解け!~建物からたどるまちの歴史~」)
第39回(「「地球をころがせ」を踊ってみた ―「よかトピア」オリジナル音頭―」)
第40回(「映える写真が撮りたい!~百道とカメラとモデルの雑史~」
第41回 (「よかトピアでアジア旅 ― 三和みどり・エスニックワールドのスタンプラリー ―」)
第42回 (「〔世界水泳2023福岡大会応援企画①〕スリルを楽しむ~百道の飛込台とハイダイビング~」)
第43回 (「〔世界水泳2023福岡大会応援企画②〕大海を泳ごう~かつての遠泳、いまはオープンウォータースイミング~」)
第44回 (「百道海水浴場はどこにある?」)
第45回 (「2100年のパナコロニーからPAF522便に乗船したら、こうなった―よかトピアの松下館(1)―」)
第46回(「百道テント村100年 大解剖スペシャル!」)
第47回(「トラジャのアランとコーヒーと ―よかトピアのウェルカムゲートはまるで宙に浮かんだ船―」)
第48回(「〔世界水泳2023福岡大会応援企画③〕世界水泳観戦記録 in シーサイドももち」)
第49回(「福岡市の工業を支えた九州松下電器は世界のヒットメーカーだった―よかトピアの松下館(2)―」)
第50回(「百道から始まる物語 ~「水泳王国・福岡」の夜明け前 ~」)
第51回(「よかトピアのトイレと日陰の話」)
第52回(「「百道海水浴場年表」を読む!~大正編~」)
第53回(「リゾートシアターは大忙し ―よかトピアのステージ裏―」)
第54回(「ピオネとピオネ ―百道海水浴場最後の海の家に隠された名前の謎―」)
第55回(「34年前のよかトピアではこれが当たり前の景色でした ―電話やカメラや灰皿の話―」)
第56回(「百道で行われた戦時博覧会「大東亜建設大博覧会」とは」)
第57回(「キャラクターが大集合した「いわたや(岩田屋)こどもかん」と、ついでによかトピアの迷子事情も」)
第58回(「「百道海水浴場年表」を読む!~大正後編①~」)
第59回(「巨大な鳥かごに入ってみたら、極楽鳥がであいを伝えてくれた ―よかトピアの「芙蓉グループ・バードカントリー」(1)―」)
第60回 (「西新町に監獄ができるまでの話」)
第61回 (「鳥のグッズを開封、そしてシンガポールからはバードショーもやってきた ―よかトピアの「芙蓉グループ・バードカントリー」(2)―」)
第62回 (「西新町の福岡監獄 建築見学ツアー〈前編〉」)
第63回 (「西新町の福岡監獄 建築見学ツアー〈後編〉」)
第64回(「よかトピアの海上レストラン ―マリゾン(1)―」)
第65回 (「「百道海水浴場年表」を読む!~大正後編②~」)
第66回 (「子象のタクシー、初乗り100円でシーサイドももちをご案内 ―よかトピアの象のはなし ―」)
第67回 (「船で、飛行機で、データで、電波で、人の手で、福岡と世界を結んだよかトピアのパビリオン ―マリゾン(2)―」)
第68回 (「よかトピアはドームつくりがち」)
第69回 (「シーサイドももちはMVステージ(その1)」)
第70回 (「シーサイドももちはMVステージ(その2)」)
第71回 (「百道松原を買った藤金作(その1)― 西新爆上がりの回 ―」)
第72回 (「百道松原を買った藤金作(その2)― 元寇防塁発見の回 ―」)
第73回 (「サザエさん通りの生い立ち ―「プレ・サザエさん通り」と波瀾万丈の元寇防塁 ―」)
第74回 (「最初の海の家「設備屋」の行方と西南学院のキャンパス」)
第75回 (「百道に計画されていた幻の国際飛行場」)
第76回 (「ガワラッパのネッキ、ミズチと戦う ―よかトピアの「河童館」は福岡市の弱点「水」を大特集したウォーターパビリオンだった(その1)―」)
第77回 (「ドラえもんが水のことを教えてくれた日 ―よかトピアの「河童館」は福岡市の弱点「水」を大特集したウォーターパビリオンだった(その2)―」)
第78回 (「修養の殿堂、百道に建つ~射撃場跡地にできた社会教育会館~」)
第79回 (「まっすぐ過ぎる道路~百道に残る四角い街区のナゾ~」)
第80回 (「シーサイドももちにはお金が置いてある ―ヤップカヌー外伝(その1)―」)
第81回 (「ルッパン船長とヤップのダンスチーム、よかトピアを飛び出してダイエーに行く ―ヤップカヌー外伝(その2)―」)
第82回 (「シーサイドももちの緑地さんぽ① ~地行浜&海浜エリア編~」)
第83回 (「小学校の体育用具倉庫で山笠のムルティをつくってほしい ―よかトピアで大活躍だったインド(その1)―」)
〈084〉シーサイドももちの緑地さんぽ② ~百道浜エリア編~
公園や緑地の多いシーサイドももち地区(早良区百道浜・中央区地行浜)。
埋立地としての計画がかたまった昭和46(1970)年の福岡市総合計画のころから、現在の姿に繋がる「シーサイドタウン計画(臨海部大団地)」が掲げられ、昔から百道海岸に広がっていた松原や砂浜を中心とした自然の風光美を残し、さらにまちの緑化をすすめることが盛り込まれていました。
人工のまちでありながら緑が多いこのエリアをゆっくり歩いて、あるいは自転車でめぐってみようという「シーサイドももち緑地さんぽ」。
後半は、[百道浜エリア]をめぐります。
* * * * * * *
これらをめぐりながらシーサイドももちを一周するために今回設定したおさんぽルートは、コチラ。
地図の右端にある唐人町側の地行浜エリア(地行浜橋)からスタートして、最後は百道浜エリア(百道浜橋)を目指ます。
※ 今回は徒歩だけでなく自転車でもまわることができるルートをご紹介しています。
意外と距離がありましたね。
今回はこの続き、[百道浜エリア編]へと進んで行きたいと思います。
ここからも意外と距離がありますので、水分を補給&休憩しつつ、がんばって行きましょう!
11.百道浜西緑地(早良区百道浜4丁目)
【種別】緑道
【大きさ・長さ】17,663 ㎡
【完成した年】1989年
【施設】ベンチ
室見川沿いの道は見通しも良く、散歩やランニングには最適の道です。
途中には所々にベンチが設置されているので、休憩しながら進むことができていいですね。
12.百道静松苑(早良区百道浜4丁目10)
【種別】その他
【大きさ・長さ】約3,000 ㎡
【完成した年】2001年
【施設】ベンチ・モニュメント(石柱)
西緑地から高速道路側に入れる脇道があり、そこを入ると突然石の庭園が現れます。
ここは「百道静松苑」というスペースです。
この名前を記した碑があって、それを見るとここは庭師の第十六代佐野藤右衛門さんによって監修、命名されて、2001(平成13)年に開園したと記されていました。
この碑は百道浜4丁目戸建地区町内会によってたてられているので、町内の方がお世話をされているようです。
高速道路の下の、ちょっと変わった空間です。
ここから川沿いには戻らず、東の方へ進みます。
13.百道浜西公園(早良区百道浜4丁目4)
【種別】公園
【大きさ・長さ】2,437 ㎡
【完成した年】1989年
【施設】ベンチ・遊具(すべり台2基)・水飲み場
ちょっと変わったすべり台が目を引く公園です。
戸建エリアとマンションの間にあり、この日も学校帰りの子供たちが元気に遊んでいました。
防災倉庫の横を通り、このまま戸建てエリアの方に進んでいきます。
公園を抜けるとすぐに、モニュメント「海生風」が現れました。
これは、シーサイドももちのシンボルとして1989年に制作されたモニュメントです。
作者の赤堀光信さんは彫刻家で九州大学名誉教授でもあります。
このモニュメントには「この街に暮す人々が、自然の象徴としての海が持つ尊厳と、海が運んでくる限りないエネルギー感をいつまでも感じ続けていられるように」(説明板より)との願いが込められているそうです。
モニュメントから左手に曲がり、道に沿って住宅街の中を進みます。
14.百道浜2号緑地/海と太陽の広場(早良区百道浜4丁目24)
【種別】都市緑地
【大きさ・長さ】304 ㎡
【完成した年】1991年
【施設】ベンチ・モニュメント
住宅街を進み、小学校の裏手あたりのところで1本東側の道に入ります。
住宅街の中を抜けると、また少し広い道に出ます。
この道を進むと脇道が現れます。
百道浜2号緑地の看板が目印です。
これが百道浜2号緑地の入口です。
なんてメルヒェン!!
カラフルなートをくぐると、福岡山王病院前のバス通り(市道地行百道浜線)に出ました。
ゲートと同じデザインで、モザイクタイルの壁面が美しいスペースです。
一部はベンチになっていて、中央にはイルカとカメのモニュメントが地面(水面?)から顔を出しています。
「百道浜2号緑地」という正式名称とは別に、「海と太陽の広場」と名付けられているのも楽しいですね。
ちなみにこのスペース、実は2019(平成31)年に放送された「大分むぎ焼酎 二階堂」のCM(「本を読む人編」)でも使用された場所なんですよ~。
15.百道浜1号緑地(早良区百道1丁目31)
(MAP)
【種別】都市緑地
【大きさ・長さ】261 ㎡
【完成した年】1997年
【施設】ベンチ・あずまや
2号緑地があるということは、当然1号緑地もあります。
1号緑地は2号緑地と同じく、シーサイドももちをぐるっとめぐるように通る市道地行百道線沿いにあります。
西鉄バスの「ももち浜クリニックゾーン前」バス停のすぐ前にあずまやがあるので、一見バスの待合所のようにも見えるかもしれませんね。
ここから道の向こう側を見ると、道が続いているのが見えます。
この道が次の目的地です。
なお、すぐそばには信号がないので、少し先の「総合図書館西口」交差点で信号を渡り、反対側に行ってみたいと思います。
16.百道2号緑道(早良区百道浜3丁目1)
【種別】緑道
【大きさ・長さ】8,707 ㎡
【完成した年】1987年
【施設】ベンチ
信号を渡って折り返すと、公民館の手前から東に向かって続く緑道に入っていきます。
この道は、徒歩もしくは自転車が通行できるようになっています(バイクは進入禁止です)。
さきほど通ったバス通りもそうですが、この道は1989(平成元)年にシーサイドももちで開催された博覧会「よかトピア」の時から残っている道の一つです。
よかトピア開催時、この道はちょうどパビリオンなどがあるエリアの一番南端に当たるところで、会場内を移動するためのガイドウェイバスのルートにも一部重なっていました。
オレンジの部分がガイドウェイバス、緑が現在の2号緑道です。
両サイドには木々や花々が植えられており、ベンチもあります。
お昼時には近隣の方々のランチの場所にもなっています。
緑道はまだまだ続くのですが、ここで一度道を逸れて次の目的地へ向かいましょう。
17.百道浜中公園(早良区百道浜3丁目4)
【種別】公園
【大きさ・長さ】2,563 ㎡
【完成した年】1993年
【施設】ベンチ・遊具(スプリング遊具、すべり台)・花壇
百道浜中公園は、その名の通りマンション群(シーサイドももちアクアコート)の中にありますが、住民以外の方でも利用することができ、通り抜けも可能です。
自転車でも通れますが、道が狭いので注意が必要です。
百道浜中公園愛護会は、四季の植物を楽しめる公園づくりをすることで潤いある地域づくりに貢献し、それよって自治会と地域住民の交流も活発になり、シーサイドももちを訪れる人にとっても魅力あるまちになるようにと活動されている団体です。
18.百道中央公園(早良区百道浜3丁目2)
【種別】公園
【大きさ・長さ】40,013 ㎡
【完成した年】1988年 ※2024年に改装
【施設】ベンチ・パーゴラ・テーブル・手洗い場・幼児用デッキ・管理棟・自動販売機・芝生広場・時計・遊具(ドーム型遊具・アスレチック遊具・砂場・マット・すべり台・回転遊具ほか)・駐車場・駐輪場・トイレ
中公園を抜けると、百道浜エリア最大の公園である、百道中央公園に到着しました。
百道中央公園は、シーサイドももち地区が完成したのとほぼ同時につくられており、一帯でも〝最古参〟。
ですが、つい最近「インクルーシブな子ども広場」の取り組み第1号として改装されたばかり。ぴかぴかな公園に生まれ変わっています。
福岡市では「ユニバーサル都市・福岡」(誰もが思いやりをもちすべての人にやさしいまち)の実現を目指し、誰もが安心して自分らしく遊べる「インクルーシブな子ども広場」の整備を進めています。
インクルーシブとは、「誰もがお互いを理解し、安心して笑顔で、自分らしく遊ぶことができる広場・公園」がコンセプトとなった公園のこと。
公園設計や遊具など、ワークショップやアンケートを行ってつくられた、市民参加型の取り組みの一つです。
「インクルーシブな子ども広場」についてはこちらをご覧ください。
改装されたばかりということもあってか、平日でもたくさんの人で賑わっています。
ちなみに、こちらが改装前の百道中央公園の様子です。
以前も見通しが良く広々とした公園でしたが、より使いやすく、遊びやすくなっているようです。
公園の東側はグラウンドになっていて、野球やサッカークラブの練習が行われていて、地行中央公園とはまた違った雰囲気です。
管理棟やトイレ、自動販売機などの設備も充実しています。
ちなみにこの公園の隅には、ヤップ島の石貨の野外展示があります。
ヤップ島の石貨についてはコチラをご覧ください。
19.百道1号緑道(早良区百道浜3丁目1)
【種別】緑道
【大きさ・長さ】9,907 ㎡
【完成した年】1988年
【施設】ベンチ・モニュメント
ようやく半分まで来ました!
百道中央公園から出ると、百道浜地区の中心を南北に通るサザエさん通りに出ます。
公園の前の道路から北に続く道が百道1号緑道です。
1号緑道は、途中で先ほど通った2号緑道と交差しています。
このまままっすぐ進むと福岡タワーですが、ここで再度2号緑道に入っていきます。
20.百道2号緑道(再/早良区百道浜3丁目1)
【種別】緑道
【大きさ・長さ】8,707 ㎡
【完成した年】1987年
【施設】ベンチ
2号緑道のちょうど真ん中近くまで進んでいました。
21.百道浜東公園/芝とふじの公園(早良区百道浜1丁目4)
【種別】公園
【大きさ・長さ】2,500 ㎡
【完成した年】1990年
【施設】ベンチ・藤棚・遊具(すべり台)・トイレ・水飲み場
だいぶ東までやって来ました。
百道浜東公園は、百道2号緑道に隣接して作られています。
ここは「芝とふじの公園」という名前が付けられています。
その名の通り、公園内に藤棚があるんですよ。
公園は通り抜けが可能で、緑道と反対の道に出ることができます。
道路沿いには線画が描かれた石のモニュメントが置かれています。
ここから再度、百道2号緑道に戻ってさらに東を目指します。
しばらく進むと、分かれ道が現れました。
ここが緑道の終点。
22.樋井川河畔緑道(百道浜エリア)(早良区百道浜1丁目1付近)
【種別】緑道
【大きさ・長さ】約640m
【施設】ベンチ
ついに樋井川までやって来ましたー!(長かったですね…)
前回、地行浜エリアでも通った樋井川河畔緑道は、百道浜エリアにも設定されています。
ですが、先ほど通ってきた百道2号緑道とは繋がっていないので、一度信号を渡ってからスタートします。
サイクリングロードとしてもオススメですよ!
この緑道はまっすぐな1本道で、歩くにもサイクリングにも、またランニングにも最適。エリアの中でもイチオシの場所でもあります。
見通しが良く、写真スポットとしてもオススメですよ。
23.百道浜3号緑地(早良区百道浜1丁目1)
【種別】都市緑地
【大きさ・長さ】250 ㎡
【完成した年】1993年
【施設】モニュメント
ちょっと地図では分かりづらいですが、ルート(赤線)の先にある緑の☆印にあるのが百道浜3号緑地です。先ほどから通っている樋井川河畔緑道の途中にあります。
案内版にあるように、ここは「入り江の広場」という愛称が付けられています。
これまでもいくつかありましたが、地行浜エリアよりも百道浜エリアの方がこうした愛称がある緑地・公園が多いようですね。
24.ゴール/百道浜橋(早良区西新2丁目付近)
【種別】橋
【大きさ・長さ】80 m
【完成した年】1987年
ようやくゴールの百道浜橋に到着しました。
今回のさんぽは、こんな感じ。
【移動距離】約3.2km
【所要時間】徒歩:約1時間/自転車:約20分
お疲れさまでした!
後半は1つ1つの目的地が近かったので、めぐる場所は多かったですが前半よりも短い時間でめぐることができました。
これから梅雨、そして暑い夏がやって来ますが、皆さんもシーサイドももち地区の海風と緑地に涼を求めてみてはいかがでしょう?
【総移動距離】約6.8km
【総所要時間】ゆっくり徒歩:約2.5時間/ゆっくり自転車:約40分
※ 写真はすべて福岡市史編さん室撮影。
※ 地図のベースはピー・アンド・エル制作。
【参考文献】
#シーサイドももち #緑地 #公園 #インクルーシブ公園 #ウォーキング #サイクリング #熱中症に注意! #雨にも注意!
[Written by かみね/illustration by ピー・アンド・エル]
※ 2024年6月21日 誤字を修正しました。